カメラ教室
宮日カルチャー4月28日
宮日カルチャーの「カメラ教室」が始まった。人物撮影が中心なのでモデルを用意して万全の体制でスタートしたが受講生は4人だった。まず人物を普通に立ち姿で撮った時と、ポーズをつけて撮った場合の「違い」を、いくつかの見本写真を見ながら研究した。「失敗例」「成功例」を見比べるとよくわかる。被写体(モデル)にカメラマンが適度のポーズを指示してから撮ると、とても生き々として、同じモデルでもまるで別物みたいに輝くのを目の当たりにして受講生は感動した。

たかが写真だがカメラマンの感覚(ポーズ指示)次第で素晴らしい写真となる。その指示をカメラマンがしなければならない。それが難しいことだ。このような写真教室で実習、勉強してふだんの家庭記録写真に活用してほしい。

次に「人物撮影」の画面サイズの研究をした。たいてい遠慮して広くルーズなサイズで撮るものだ。最近はデジタルでPCでトリミング処理するが、デジタルといえども画質は処理を重ねるごとに劣化する。なるべく初期の撮影時点で適正なサイズで撮っておくほうが良い。

これは受講生に画面サイズの適正について指導しているところ。室内撮影で人工光(電灯や蛍光灯など)の場合は光量も少ないのでスローシャッターになりがちだ。ブレを防ぐため補光(ストロボ)や三脚は必需品だ。

人物の顔写真の場合はカメラ位置をやや低い位置に構えるためカメラマンが中腰になるのは苦痛である。この意味でも三脚の役割は大きい。三脚で画角を決めておけば、ファインダーから目を離し、対面会話しながら良い表情のとき瞬時に撮ることができる利点もある。
三脚は旅行用の小型と、大型の二種類あると便利。小型ではカメラの重量のバランスが悪く転倒させてカメラを壊すことがある。

下欄は野外撮影したとき。モデルの手のしぐさに注目してほしい。女性らしさを表出するのはポーズ、特に手の指のしぐさである。これはモデルまかせにせずカメラマンが指示しなければならない。
望遠系レンズにして背景を適度にボカすのが人物撮影のポイント。
カラフルさをねらった 指のしぐさが女っぽい
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