<2009年5月>

【退職】 5月29日(金)



本日付で、妻が退職。
お疲れさまでした。

この数年間、同年代女性の何倍ものスピードと密度で生きてきたと思う。
さらに、夏には出産という大仕事も控えている。
ゆっくり休んで、これからは「マイペース」で過ごしてください。

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【木もれ日】 5月22日(金)



ランチがてら公園を散歩していると、気持ちのいい木もれ日が。
風のにおいに、少しだけ夏の気配を感じた。
こんな小さな幸せ感がいいなあ、最近は。

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【キンキョー報告(2)】 5月18日(月)

ゴールデンウィーク中に行った中で印象的だったのは、都城市高城町の石山観音。
無宗教ながら神社やお寺が大好きな私だが、この場所は不思議なくらい心にフィットした。

マイナスイオン噴出!といった感じの、沢の音が心地よい山道を歩いていく。
親切そうな立て看板「あと一息(^_^)」を曲がると、はるか上の御堂まで延々と階段が続き、「だまされた〜!」。
安産の神様だというが、ボクシング世界チャンプ内藤大助さん専用みたいな階段で、妊婦さんたちは大丈夫なのだろうか。

お参りのあと、ヘトヘトになって降りていくと、作業着のおじいちゃんが植物の世話をしていた。
妻とあいさつすると、満面の笑顔で「元気な赤ちゃんを産んでくださいね。またおいでください」。
とても幸せそうで、社会的な成功と心の平安とは関係ないと、改めて思わされる。



石山観音のふもとには、これまた私の理想に近い「庵(いおり)」がある。
いつか小川のほとりに庵を結び、水のせせらぎや虫の鳴き声を聞きながら、読書や文筆にいそしむのが夢。
もちろんエアコン・ウォシュレット・給湯・インターネット完備で(笑)。

自然と親しむのが何よりの癒しだが、唯一苦手なのが海。
泳ぎが苦手なのと、学生時代にオーストラリアのサーファーズ・パラダイスで溺れたトラウマがある。
よってマリンスポーツはやらないが、サーフィンをやっている同僚からいい話を聞いた。

「サーフィンは、人生を教えてくれるといっても過言ではありません。
 思い通りの波が来ることは、めったにありません。
 サーフィンを始めて、ただじっと『待つ』ことを覚えました」

「やっといい波が来たと思っても、サーファーのマナーで順番があるんです。
 せっかくの波を人に譲るんですが、そのおかげで、あとからさらにいい波に恵まれたり。
 逆に自分がいい波をゲットしたと思ったら、そのあとにすごくいい波が来たり」

「『リスペクトする』ことの大切さも、サーフィンが教えてくれました。
 海を、波を、人をリスペクトするのが、サーファーのこだわりです。
 甘やかされたワガママな生徒には、マジで体験させてやりたいですよ」

私は私で、格闘技から人生を教えられている。
真正面から受け止めず、円の動きで受け流し、相手の力の方向を変えること。
相手が自分を攻撃してくることが前提なので、攻撃してこないだけでも感謝できること。

何よりも、殴り合い蹴り合うことによって、人の痛みを知ること。
自分の攻撃をコントロールして、弱い相手は痛めつけずに、手加減ができること。
周りがキレたりパニック状態でも、人よりも冷静に戦略を練って戦術を使えることなど。

とかなんとか言いながら、先日は飼い犬コロから手を咬まれた。
体調と機嫌の悪い相手を察知できず、安易に手を出したからである(笑)。
このままでは手がグローブみたいになってしまいそうで、翌日病院に行った。

せっかく閉じかけた傷口を無理やり開いて、中に薬を詰め込まれた(涙)。
なんともマヌケな武道家であるが、ここ数年、妙に手の怪我が多いのが気になる。
前世で人を殴りまくっていたのか…、お祓いでも行こうかなあ。

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【キンキョー報告】 5月17日(日)

うわ〜、久しぶりに自宅のパソコンを開いたら、ずいぶんホームページを放ってた。
「穴だらけ」の執筆生活だが、それはそれで「風通しがいい」ってことで。
基本的には、マイペースで心豊かな日々を送ってます。

仕事はできる限り勤務時間内で終わらせ、自宅に帰って川辺から夕焼けを眺める。
週3日はジムに通い、筋肉を鍛え、歩いて汗を流す。
週17時間の英語授業に加え、朝から他人の悩みを聞き続けるカウンセラーの、最低限のメンタルヘルス対策。

ゴールデンウィークは、身重の妻とグルメツアー。
気になっていたお店(当たりの連続!)を、ほぼ制覇。
「禁煙」の店が増えてきたことに喜ぶ(空気にこだわらない店には行かない)。

妻の実家(高城町)で、4歳しか違わない義父が、地鶏を焼いてくれた。
経歴も体も心も傷だらけの中年男を受け入れてくれた、新しい「家族」に、心の中で改めて感謝する。
再婚一周年、あらゆる面で不利な条件だらけの私を選んでくれた、変わり者?の妻にも。

読書をしては、じっくり思索。
松浦弥太郎さんの『今日もていねいに。』は、すぐ読めるけれども、何度も読み返したい本。



16年間通い続けてきた大塚町の「戸田書店」、今月6日に閉店。
新刊の早さとセレクトは、宮崎ピカイチだった。
書店が消えていくのが、宮崎ただ1つの恥ずかしいところ。

映画を見ては、感動。
クリント・イーストウッドさんの『グラン・トリノ』はよかった、意外な結末もシブい。
あれで78歳とは、なんともカッコイイじーちゃんだ。

つづく。

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