<2008年5月>
【芸人知事】 5月24日(土)
東国原知事が、新刊「芸人学生、知事になる」を出した。
「芸人学生」を加筆修正して、近況までをエピローグとして加えたものだ。
自他共に認めるサポーターとして、もちろん即買って読んだ。
「人は学び続ければ、いつでも人生を再構築できる」
知事の著書はすべて読んでいるが、この本ほど知事の活躍の秘密が書かれたものはない。
やる気を与えて行動を起こさせてくれるのは、この本がダントツである。
今どん底にいようとも、本気で「学ぶ」ことで、たとえ中年以降でも人生大逆転劇を演じることができるのだ。
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【パラダイスなんとか】 5月23日(金)
携帯アダルトサイトを名乗る男から、振り込め詐欺の電話があった。
ストーリーは単純で、昨年から料金の支払いが滞っているので、延滞金を加えて何万円か払えと。
サイトを閉鎖するので、個人情報を抹消する手続きをしないと問題になるそうだ。
ちなみに今回の「個人情報」というのは、私の氏名と生まれた年、携帯番号と登録地域(宮崎)だった。
どこの名簿屋から情報を買ったのか知らないが、それくらいなら簡単に調べられる。
でもこの程度の子どもだましでも、身に覚えがある人なら、けっこう不安になるかもね。
もし期限までに払わなかったら、数名で東京から職場まで請求に来るそうだ。
その際の交通費と宿泊費は、すべてこちらが出さないといけないとか。
うひゃひゃ、ムチャクチャだ!(笑)
クスクス笑いながら対応していたら、会話の一区切りと全然関係ないところで、いきなり切られた。
これもあとで考えると、テクニックだったのかも。
相手から連絡を絶たれて、焦ってかけなおすのを待ってるとか?
オレオレ・振り込め・ワンクリック・フィッシングなどのくだらない詐欺は、まだまだ横行しているようだ。
いろいろ対策もあるみたいだけど、基本は「うしろめたいことがない」ことじゃないの?
ウソのない人生、オススメします。
すっごく楽ですから。
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【プチ音楽会】 5月22日(木)
仕事帰りに、四季通りにあるお洒落な喫茶店「On Live」に妻と立ち寄る。
今日はミニライブの日で、ピアノとバイオリンのクラシック演奏会だった。
二人ともかなり疲れていたけれど、美味しい珈琲と音楽にすっかり癒された。
小さな場所で過ごす、ほんのひとときだけれど、密度の高い時間。
こんなささやかな場面でも、持っているのといないのとでは、異なる人生を歩むことになる。
招待してくれたマスターに感謝。
いくらハッピーだラッキーだと言ったって、たまには嫌なこともあるさ。
それらをごまかしちゃいけない。
大切なのは、また笑顔で店のドアを開けて、外に出て行くことなんだ。
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【久しぶりの「書きたい波」】 5月21日(水)
教室の窓が開けにくかったので、ちょっとガラスを押してみたら、写真のようになってしまった。
「氣」を発したつもりはなかったのだが、知らないうちに武の達人になったのかもしれない。
達人の割には、手のひらが5か所も切れて、かなり血が出て床にも落ちた。
でも生徒じゃなくてよかった〜、下に落ちて歩行者にケガをさせることもなかったし、ラッキー。
もし突き破っていたら、手首の血管が切れて出血多量で死んでたかも。
きっと、17日からはめている「魔法の指輪」が守ってくれたんだ。
この不自然なプラス思考(笑)は、人生のどん底から這い上がってくる過程で身についたものだ。
妙に前向きな人もどうかと思うが、いちいち悩み落ち込む人もまた、「心のクセ」を持っている。
どうせなら、ナチュラルに上機嫌でいられる発想法がいいよね。
夕暮れ時、マンションから下りて、川の土手にあるベンチに座って空を眺めた。
ふと、風に吹かれたくなって…というのはウソ。
車に携帯を忘れて、慌てて駐車場まで取りに行ったついでだ。
沈む直前のオレンジ色の太陽は、それは見事なものだった。
ろうそくの炎は燃えつきる前に輝くというが、人生の終わりもそうなのだろうか。
この無料の素晴らしい天体ショーを見逃す生活なんて、何の意味があるというのか?
朝が来るとネクタイを締めて、「センセイ」になる。
その男が、夕方はジーンズとサンダルでボーッと川面を眺めている。
このギャップがストレスを溶かし、「明日もがんばろう」と自分に声をかけ始める。
「そうだ、散歩、しよう。」
JR東海のCMコピー(そうだ、京都、行こう。)のパクリみたいな言葉が、頭に浮かんだ。
毎朝ここを走っているから、夕闇の楽しみ方は、ぶらぶら散歩にかぎる。
ダイナミックな旅行もいいが、河原の草花や虫の音を愛でながら散策するのもまた、神秘的な旅である。
人の幸せとは何なのか、自然がそっと気づかせてくれる。
ゆっくり生きたいなら、ゆっくり歩く体験が必要なのだ。
共働きで忙しい中でも、両親は少し時間ができると、幼い私の手を引いて散歩に連れていってくれた。
「散歩する」ことが、食事や睡眠と同じくらい、生活の中の動詞として根づいていた頃の話だ。
近所を回って帰ってくるだけのことだが、子どもだった自分の幸せな気分を、今でも覚えている。
夕焼けの堤防の道を、たわいもない話をしながら自転車に乗って帰る高校生たち。
それがどれだけ素晴らしい日々だったのか、気づける日がくるといいね。
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【いなかのおばちゃん】 5月20日(火)
ずっと以前、学校の前の「いなか食堂」がやめてしまった話を書いた。
時が流れた。
その店のおばあちゃんが、昨年の秋にひっそりと亡くなっていた。
私は「おばちゃん」と呼んでいたが、85歳だったそうだ。
たまたまコンビニで家族の方に会い、そのことを知った。
「わたしゃ看板娘じゃねして(なくて)、看板ババアじゃが!」
「焼き飯じゃないと(ないの)、うちはピラフ!」(でも焼き飯だった)
昼休みに会うのが楽しみな、おもしろいおばあちゃんだった。
「先生は今日は何にしやっと(するの)?」
「ピラフ」
「はい、ピラフとみそしゅーる(味噌汁)」
焼きそばを注文すると、「焼きそばとにぎりめーし」。
いつも必ず、おまけをつけてくれた。
すごく安かったので、どう考えても採算度外視だった。
「おばあちゃんは、先生のことが大好きだったからですねー」
コンビニの帰りに、そう言われた。
理由はわからないが、新卒の頃から十数年間、本当にかわいがってもらった。
「生活させてもらっちょるっちゃから(もらってるんだから)、理事長さんには感謝せんといかんとよ」
そう言われた日のことも、よく覚えている。
そういうごく普通のことを常識とし、組合を抜け、「課長島耕作」のように無派閥で働くと決めたきっかけだったなあ。
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【フリーのプランナー】 5月18日(日)
朝から披露宴のドレス選び。
99.9%女性のためのイベントで、男は「ついで」なのがアリアリの雰囲気。
準備も含めて「疲労宴」とは、よく言ったもの(笑)。
この年になって、ドレスに合わせた「王子様」みたいな服を着せられるのは、さすがにツライものがある。
靴なんかピカピカの白である、こうなったら白馬も用意していただきたい。
当日は「引きの美学」を貫き、心を空しくして我を捨て去り、修行僧の心境でホスト役に徹する所存である。
ただ、これだけは読者の方に知っておいてほしい。
会場専属でないフリーのウエディングプランナーに入ってもらうと、費用面だけでも驚くほどのメリットがある。
これから宮崎で結婚する人は、絶対さいたさんに頼んだほうがいい。
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【放課後の音】 5月17日(土)
あまり使いたくない言葉だが、ちょっと仕事に追われている。
授業以外の時間はひっきりなしに悩み相談が続くので、事務的な仕事が山のようにたまってしまうのだ。
土曜の午後だが、今日も遅くまで残業するしかない。
本が読めない、文章を書く(私の感覚では「描く」)時間がとれない。
「落書き」すらまとめ書き(笑)するヒマがない。
私にとって、この状態がいちばんイタイ。
夜はヘトヘトに疲れていて、ベッドに入ったら30秒で眠りに落ちてしまう。
東国原知事は、あんなに忙しいのに、どうしてブログを毎日更新できるの?
窓の外から、吹奏楽部がパート練習している音が聞こえてくる。
帰宅する生徒の自転車のブレーキ音や、「バイバーイ」という声。
意識しないと記憶に残らないほど日常化した、学校の放課後のBGMだ。
テストの採点をしながら、ちょっと表情の変わった手に目を止めた。
指輪なんて男のするもんじゃないと思ってたから、生まれて初めて見る、飾りつきの手だ。
年齢など問題だらけだが、娘が「おめでとう」のメッセージをくれたから、心残りなく再婚できる。
いつも川のほうの写真ばかりだが、反対側には街の風景が広がっている。
今夜もいい月が出ていたので、本物の眺めには及ばないが、ベランダから撮ってみた。
がんばろう、もう少しだけ、がんばろう…。
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【一夜でオペラ歌手に】 5月16日(金)
ファミレスに行くことはめったにないが、最近ロイヤルホストのメニューに「アサイー」があると知って大喜び。
しかも、「食べるアサイー」と「飲むアサイー」があるのだ!
アサイーとは、私が毎日風呂上りに「晩酌」している、ブラジルの抗酸化フルーツである。
今日も出張帰りに立ち寄って、ダブルで注文した(笑)。
ポール・ポッツっていう人、知ってました?
風采の上がらない、歯の1本抜けたメタボ系の携帯電話販売員。
ところが出場した勝ち抜き歌番組で、彼は一夜にしてオペラの大スターに。
その映像を見て、感動した人は多いと思う。
遅ればせながら、私もウルウルきました。
http://jp.youtube.com/watch?v=o5GUM8E0xPI
ついでに見た、「事故にあった仲間を気遣う犬」の動画。
これは悲しかった、以前同じシチュエーションで猫を見かけたから。
YouTubeって、あまり見たことがなかったけど、けっこういいものもあるんだね。
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【名前詩】 5月15日(木)
妻の両親から、披露宴で使うウェルカムボードが届く。
名前詩といって、希望する名前の文字で詩を書いてくれるのだそうだ。
素敵なプレゼントだった。
日々が、風のように過ぎていく。
「あゝおまへはなにをして来たのだと… 吹き来る風が私に云ふ」(中原中也)
そんな心境である。
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【こころだって、からだです】 5月9日(金)
実はここ2週間ほど、妻が体調を崩していた。
最初は40度近い熱を出して、病院に行って少しは落ち着いたものの、微熱とノドの痛みが続いて。
仕事もあるからかわいそうだし、父からは「もっといたわってやれ!」と叱られ、ションボリ。
日がな一日本を読み、文章を書いて過ごしたい私としては、逆玉で「主夫」になるのが夢でした。
念願かなって、炊事・洗濯・掃除・ごみ捨てと、主夫生活を堪能させていただいている。
ただし、学校で激務をこなしながら(笑)。
昨夜から今朝にかけて、彼女は急に元気になったようだ。
ぐったりしてゴホゴホ言っていた日々が、まるでウソように。
病気って変なんだよね、私が風邪を引くときも、いつもそう。
悪くなるときは、薬を飲もうが睡眠を取ろうが、まったく効き目なし。
ところがいったん良くなり始めると、風に吹かれようが水風呂につかろうが、勝手に治ってしまう。
結論としては、「放っておけば、忘れた頃に治る」。
これって、体だけじゃなくて、心の悩みにもいえることじゃないだろうか。
ダメなときはダメ、いくらいじってみたところで、何の効果もない。
「こころだって、からだです」
中島らもさんの「心が雨漏りする日には」にある、最近の私の大ヒット名言だ。
どんな臓器も病気になるように、脳が調子を崩すと、心の具合が悪く感じるだけなのだから。
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【足を運ぶ】 5月8日(木)
今日はちょっとうれしいことがありました。
職場のトイレ掃除をしてくれる女性の仕事ぶりが、あまりにもすばらしいので、派遣先の会社に感謝メールを送ったわけ。
そしたらすぐにお礼のメールがきて、わざわざ重役さんが二人もあいさつに来られた。
彼女には教えられることが多くて、お礼を言いたいのはこっちの方なんだけど…。
話によると、さまざまな職種に対応する派遣会社の中でも、地味なトイレ掃除はあまり人気がないとか。
だから今回のようなメールをもらえると、他の社員さんの励みにもなるのだそうだ。
よかったよかった。
うれしかったというのは、私がお礼を言われたことじゃない。
彼らが足を運んでくれたのが、メールに書かれた社員さんを「現場でほめる」ためだったからだ。
しかも社長さんが、彼女を社内で表彰しようと提案されているそうだ。
こういう職場だから、彼女のような人材が育ち、安心して働けるのだと思う。
会社の名前は「文化コーポレーション」、女性の名前は「富高さん」である。
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【人生の極意】 5月7日(水)
知人のホームページを見ていたら、掲示板で読者同士が言い争ってるわけ。
どちらも冷静っぽく書いてるんだけど、絶対に譲らない。
読み流すことができず、最後は自分の皮肉や捨てゼリフで終わらせようと必死(笑)。
お互い匿名でやってるんだから、どうでもいいじゃんって思うんだけど。
架空の自分でいるときも、負けず嫌いは変わらない。
相手の書込みが気になって、ベッドに入るときも胸を焦がしているのかと思うと、ちょっと気の毒だ。
武道の極意に、「戦わずして勝つ」という言葉がある。
争いの日々に疲れちゃった私としては、夜逃げならぬ「世逃げ」で「いちぬけた」状態。
勝ったからそれが何?と気づいて、「戦わずして和す」悟りの境地(笑)を開いたつもりだった。
心を平安に保ちたい人は、「非対立の生きかた」をぜひ真剣に読んでください。
ところが、最近さらにスゴイことを言う人に出会った。
彼は言う。
「戦わずして負ける。それが『無条件幸福』です」
この人は、「全国亭主関白協会」の会長さん。
いかにも誤解を生みそうなネーミングだが、実は「奥さんの尻に敷かれよう」と主張する団体。
私もひそかに入会してます(笑)。
人生の極意を公式としてまとめると、次のようになる。
「戦って勝つ(白帯)<戦わずして勝つ(茶帯)<戦わずして和す(黒帯)<戦わずして負ける(金帯)」
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【誰もあなたなんか見てない】 5月6日(火)
さらにシリーズは続きます。
「集合写真をもらったとき、いちばん最初に見るのは、誰の顔ですか?」
そう、みんなあなたと同じように、人のことなんかどうでもいいんですよ。
あなたが気にしてるほど、人はあなたのことなんて見てませんから。
悩んでいるのは、自意識過剰。
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【中古車のシアワセ】 5月5日(月)
昨日の続きみたいなもんだけど。
妻が遠距離通勤のため、ちょっといい新車を買ったわけ。
私のベンツは廃車になったから、とりあえず彼女が乗っていた中古車に乗ってます。
妻は、結婚後の夫の生活レベルが下がるのを気にしてくれるみたいだけど。
職場では数人に「あれっ、どうしたの?」と言われた程度で、そのうちみんな慣れました。
運転中に窓から見える景色も、ベンツとまったく変わりません(笑)。
そういえば、寝ぐせで髪がはねているのを指摘された、中年の女性教師が言ってたな。
「いいのよ、私からは見えないんだから」
心の中で「弟子にしてください」って言ったよ。
彼女は、銀行のキャッシュディスペンサーで1万円おろすとき、
「ちゃんと残金があるのに、何度やっても出てこない」と騒いでた。
銀行の人がよく見ると、「10,000」のあとに、「万円」のボタンを押してた。
「お客さん、これじゃあ1億円になっちゃいますよ」って(笑)。
話は戻って、今乗ってる中古車。
ベンツと違って走行中にエンジンは止まらないし、クーラーも冬限定じゃなくて夏にも効く。
窓も開くし、ミラーは動くし、指示器を出してもワイパーが連動することもない。
違うのは、「ベンツじゃない」ってことだけ。
「おっ、ベンツですか」と言われなくなったことだけ。
それさえも、すぐに飽きて言われなくなる。
ブランド意識を手放せば、こんなに気が軽くなる。
ちょこっとくらいぶつけられても、笑顔で許してやれそうだ。
持ち物が庶民的になるほどハッピーになれるのは、人生のパラドックス(逆説)であります。
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【川辺族の面々】 5月4日(日)
朝、5時に目が覚めた。
窓から川辺を見下ろすと、元気なおじいちゃんがベンチで腕立て伏せをしている。
いてもたってもいられなくなり(笑)、着替えて川辺に下りていく。
私的&詩的「哲学の小道」を、まだ眠いのでぶらぶらと歩く。
そのうち、目玉焼きの黄身のような、鮮やかなオレンジ色の朝日が顔を出した。
水道管の橋でつながっている、向こう岸の娘が住むマンションの窓が、同じ色に染まる。
さっきから大きな歌声が聞こえるから、何かと思ったら、なんと川向こうの堤防からだった
おじいちゃんらしき人が、川辺なのに「浜辺の歌」を、なぜかくり返し歌っている。
その前の水面を、魚たちがイルカのようにジャンプしているのが笑えた。
大きな犬を連れたおばあちゃんが、離れた場所にいる1羽のハトに、「おいでおいで」と声をかける。
言われたって来るわけないよ、と思っていたら、見事に足元に飛んできた。
いつもエサをくれる人だから、ちゃんとわかっているのかも。
早朝のこの道が大好きになった理由が、なんとなくわかってきた。
「こんなにゆるい、和む世界もあるんだ」と、気づかせてくれるからだ。
指定された高速道路を走らなくても、もっと楽に生きる方法はいくらでもある。
今いる学校や職場のステータスにこだわり、悩み苦しんでいる人たちに伝えたい。
「無理するの、やめたら?」
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【心の天気予報】 5月3日(土)
どうしても気分が晴れない?
いいじゃないですか、今日の心の天気は「曇りときどき雨」ってことで。
止まない雨なんてないんだから、またそのうち晴れるのを待つだけです。
それどころか、雨が降らないと、水不足で困ってしまうでしょう。
毎日天気が変わるのは、「自然には勝てないから」と受け入れる。
ベランダに干していた洗濯物を、コインランドリーに持っていく。
空模様に応じて、淡々とオプションを変えるだけ。
「自然」の一部に過ぎない人間が、時として不機嫌になるのはあたりまえ。
他人が不機嫌でも、気にせず放っておく。
自分が不機嫌でも、気が変わるのを待つ。
「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」(相田みつを)
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【パリの恋人】 5月2日(金)
「パリの恋人は、一緒に住むことになったとき、まず部屋に飾る絵を買う」
ずっと、「いいなあ」と思っている言葉のひとつだ。
意味は、それぞれが感じるままにどうぞ。
私はいちばん最初に、窓辺にエスプレッソ珈琲メーカーを置いたよ。
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【バーベキューは癒し】 5月1日(木)
本格的なアウトドアは苦手だが、ちょこっとバーベキューを楽しむスタイルは、外国の友人たちに教わった。
外に出て食べると、焼肉はもちろん、ただのオニギリでもすごく美味しく感じるのはなぜだろう。
先月末の新聞に、こんな記事が載っていた。
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諏訪東京理科大教授の篠原菊紀さん(脳科学)は、野外で家族とバーベキューを食べた人と、屋内で一人で
弁当を食べた人の食前食後の血液を比較。
「バーベキューを食べた後の脳では、神経を安定させる神経伝達物質セロトニンと、興奮や快感をもたらす
ドーパミンの両方の分泌が活性化される」との研究結果が出た。
「人はバーベキューでワクワクすると同時に、心が癒やされ、幸せを感じることができる」と解説する。
(2008年4月29日 読売新聞)
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バーベキューで、脳内にセトロニンとドーパミン!(笑)
科学的データによる裏づけのある話は、論理的説得力が求められる教師としては、けっこう好きである。
さらに究めたい方には、日本バーベキュー協会なんてのもある。