<2008年4月>

【反応が行動を強化する】 4月30日(水)

アスペルガー症候群などの発達障害者を支援する専門家と話し合う機会があり、勉強になった。
不登校、引きこもり、リストカット、過呼吸。
さまざまな不適応の子どもに、具体的にどう対応するか。

「反応しない、もしくは淡々と接してください」

その行動を始めたときの、こちらの「最初の態度」がいちばん大切だという。
たとえ目の前でリストカットしても、慌てたり驚いたりしない。
いちいち大騒ぎしない、ある意味「放っておく」ということだ。

その理由は、こちらが反応しないことが、次のメッセージになるから。

「自分を表現したいなら、その手段じゃないんだよ」

さまざまな不適応行動は、小さい子が泣きわめくのと似ている。
とりあえずその場を収めようと、大人がついご機嫌を取ると、子どもは確信する。

「思い通りにならないときは、泣きわめけばいいんだ」

大人の過剰反応が、子どもの誤った行動を強化してしまう。
最初の対応を間違えてしまうと、定着してからでは、膨大な時間とエネルギーを要する。
動揺してもグッとこらえて、「そんな表現手段は通用しない」ことを、無言のうちに語り聞かせねばならない。

「そのほうが、冷たいようでいて、結果的には本人にいい影響を与えます」

そういえば、男は女の涙に弱い。
女はそれを知っていて、巧みに利用する。
きっと彼女が初めて泣いたとき、愚かな男が慌ててなぐさめたからだ。

大人の男なら、ビシッと教えてやらねばならぬ。
「そんな甘っちょろい手段は、社会では通用しないぞ!」と。

え、私?
う〜ん、ちょっとできそうにないかな(笑)。

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【父のつぶやき】 4月29日(火)

物心ついた頃から、父が風呂やトイレで一人になったとき、何事かをつぶやいていることに気づいた。
よく聞いてみると、あまりお上品な言葉ではない。
「クソッ」とか、「バカヤロウ」とか。

ここ数年は、「○○○ちゃん」(私の娘の名)。
これはいつも、胸にグサッとくるのだが…。

まだ大人の男として人生の辛酸をなめる前は、「何言ってるんだろう」とおかしかったこともある。
しかし最近、オソロシイことに、自分も似たようなことをしていると気づいた(笑)。

シャワーを浴びているとき、つい口に出ているのだ。
「チクショウ」とか、「フザケンナ」とか。

私のことだから、すかさずその原因を分析するわけである。
理由もなしにブツブツ言ってるようじゃあ、ちょっとアブナイわけで。
やはりあるのだ、男の人生には、いろいろとガマンしてることが。

父もこうやって、どうにか消化しようとしていたんだろうな。
嫌な思いをしたことや、腹が立ったこと、納得のいかないことなどを。
一生懸命、気持ちのバランスをとってたんだろうな。

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【やせる散歩法】 4月28日(月)

福岡帰りでヘトヘトに疲れていたので、今朝はジョギングはやめて散歩にした。
散歩もなかなかいいんだよね〜、いろんな思いが頭をよぎったりして。
いつものジョギングコースが、よりゆったりと風景が流れていく「哲学の小道」に変身する。

大きな2つの橋の間を往復するのだが、場所によってそれは多彩な顔を見せてくれる。
一面に広がるクローバー、カラフルな花畑、ミニジャングルのような一帯。
ハトが集う広場、必ず魚が水面からジャンプするエリア、沢のような水音がする場所。

早朝は、年配の方が多い。
顔見知りになりそうなくらい毎日すれ違い、あいさつを交わす。
ここに引っ越してこなければ会うこともなかった人々との縁を、しばし思索しながら歩き続ける。

はい、「やせる散歩法」でしたね(笑)。
その前に、「太る散歩法」を。

メタボになりかけている同僚が、車通勤をやめて、毎朝歩いて往復している。
「けっこうな距離を歩くんで、腹が減って食べるから、余計太るんですよ〜(涙)」

彼の歩き方を見ていると、ガニ股というか、つま先が外向きに着地している。
足の小指側に力が入り、上半身がややそっくり返っている。
歩けば歩くほど足の外側の筋肉が鍛えられ、骨盤が開く形となり、結果として空腹を感じるのだ。

私はもともと内股気味なので苦労はないが、歩く時は、足の親指側にやや体重をかけるといい。
そうすると足の内側の筋肉が鍛えられ、体が内側に締まるイメージで、バカ食いすることもない。
上半身も自然と前かがみ気味になる(猫背ではない)。

ちなみに、すぐ落ち込むタイプの人の多くは、運動不足である。
本人は「心の問題」と思っているが、実は「体の問題」であることがほとんどだ。
ちょっと散歩して体を動かし、新鮮な空気を吸い、軽く汗ばむ体験をしてみてほしい。

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【プチ淑女発見】 4月27日(日)

人に好感を持たれることは、簡単だ。
ちょっとした一言に、笑顔を添えればいい。
相手の小さな幸運を、一緒に喜んであげるだけでいい。

ホテルの1階にある小さな和食レストランで、朝の珈琲を飲んだ。
たった100円、申し訳ないくらい安い。
それでも若い女性の店員さんの接客は、珈琲の100倍は気持ちよかった。

昨夜、店に携帯を忘れた年配のお客さんが、困った顔で探しに来た。
その店員さんは奥からその携帯を持ってきて、ニッコリ笑って言った。
「あってよかったです」

美人だから気に入ったんじゃないよ(笑)。
どちらかというと小太りで、ごく普通の容貌の女性です。
でも、マトモな独身の男なら、声をかけたくなると思う。

東京の本部に送る、店の感想カードが置いてあったので、迷わず書いた。
私、「プチ紳士&プチ淑女を探せ!運動」の九州支局長なので。

「コーヒー1杯だけ、携帯電話の忘れ物を探しに来ただけの客にも、
 ○○さんという女性の店員さんが、とても温かい対応をしてくださいました。
 それだけで、とてもいい店だと思いました」


文は見飽きたが、頭を下げられると弱いな〜。

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【宮崎にも「一蘭」を!】 4月26日(土)



妻と福岡に遊びに来た。
目的はもちろん、「一蘭」のラーメン。
今は懐かしいホリエモン氏が、「世界一美味いラーメン」と絶賛していたラーメン屋だ。
替え玉付きで、今日の昼、明日の昼と夜、合計3回(実質6杯)食べる予定。

ちなみに今夜は、100グラム5千円の特選ヒレステーキを、200グラムずつ食べる(ガオー)。
このために、我々夫婦は一週間、毎日サラダ中心のダイエット生活を送ってきたのだ。
今こそ、リミッターを外すべき時である。


↑これでした。

私が大学を卒業して宮崎に帰った頃、まだローソンもセブンもファミマもなかった。
マクドナルドも、テレビでCMやってるくせに、なかった。
スタバやドトールはもちろん、吉野家もなかった。
大型書店さえなかった。

今は、あたりまえだけど全部ある。
でも、なぜか一蘭だけがないのだ(涙)。
店のコメントカードと、ホームページの問合せフォームに、「宮崎にも一蘭を!」と切々と訴えた。
(すごく出店に前向きなご返事をいただきました)

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【珈琲馬鹿】 4月25日(金)

学生時代から25年ほど、ほぼ毎日珈琲を飲み続けている。
量は大したことなくて、平均すると1日2〜3杯だろうか。
長い間ミルクだけ入れていたが、最近は脂肪カットのためにブラックで。

珈琲豆もいろいろ変えてきたが、近くの喫茶店が最近使い始めたものが好みに合って、そこで分けてもらっている。
ちょっと贅沢に、またはお客さん用には、「ネスプレッソ」を欠かさない。

珈琲は健康飲料とも言われ、医学的にもさまざまな効果があるようだが、カフェインが体に悪いと主張する人もいる。
私の母は飲むと眠れないと言うが、私は逆に熟睡できるような気がする。

長年の私的研究の結果、上質な珈琲は、それざぞれの状況にベストなコンディションをつくることがわかった。
だから徹夜覚悟の時は目覚ましとして効くし、リラックスしたいときは眠らせてくれるのだ。

愛すべき世界の珈琲好きを見つけたので、紹介しておきたい。
生きた年齢はまちまち。
「○○は健康にいい(悪い)」という議論があるが、人それぞれで関係ないってことだね(笑)。

バッハ(1685〜1750) 「コーヒー・カンタータ」(クラシックでは珍しいテーマ)を作曲。

ヴォルテール(1694〜1778) 84歳になっても1日60杯!飲んでいた。

ナポレオン(1769〜1821) 世界で初めてコーヒーを軍の飲み物として導入。

ベートーヴェン(1770〜1827) 1杯に60粒の珈琲豆を数えて挽いた。

バルザック(1799〜1850) 1日80杯!をブラックで飲んでいた。

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【独りの時間】 4月24日(木)

初めてiPodで音楽を聞きながら、朝のジョギングに出かけてみた。
東国原知事(またかよ!)が走るとき、iPodで一青窈さんの「ハナミズキ」を聞いてウルウルしているそうなので。

たぶん、次の部分だと思う。
私も知事と似たような立場の父親だから、わかるような気がする。

「僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように
 君と好きな人が 百年続きますように」

BUMP OF CHICKENの「花の名」も、かなり「きた」。

「一緒に見た空を忘れても 一緒にいたことは忘れない」

「僕がここに在ることは あなたの在った証拠で」

「生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ」

「会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる」

「涙や笑顔を忘れた時だけ 思い出して下さい
 同じ苦しみに迷った あなただけに歌える唄がある
 僕だけに聞こえる唄がある」

CHEMISTRYの「最期の川」。

「どれだけ愛してたか 思い出して 大事な人
 君を残すこと それがつらかった 前へ歩いて欲しい
 永遠の愛はきっとある 忘れないで
 一人じゃない 離れ離れでも
 君のその胸に 僕はまだ生きている」

川辺で娘のことを思い出しながら泣ける、中年男の独りの時間って、ちょっとよかったなあ。
でも、今度からは夜にしておこう(笑)。

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【書く意義を感じるとき】 4月23日(水)

先日、匿名の生徒からメールをもらっていた。
詳しくは書けないが、離婚で親に会えない子どもの立場からだった。
私のホームページを見たことで、今まで心にひっかかっていたことが、少しいい感情に変わったそうだ。

本名で本音を書き続けていると、正直シンドイこともある。
ハンドルネームを使って、安全な位置から他人のサイトに顔を出すのがラクだよな、と思ったことも。
非難中傷はもちろん、過去のことを蒸し返されたり、皮肉を含んだ書き込みやメールを読むと、そりゃいい気分はしない。

しかし、ごくまれにではあるが、今回のようなありがたいメールをもらうこともある。
やはりあえてリスクを取ってよかった、と思えるときだ。
今日の放課後、その生徒が名乗って、私に会いに来てくれた。

以下は、その子に返信したメールの一部だ。
自分の娘にも同じことを伝えたいので、ここに転記させてもらう。

「離婚については、何が原因であっても、どんな事情があったにしても、100%親の責任です」

「離婚は結婚と同じく、男と女が二人で決めることです。子どもには、1%未満の責任もありません」

「子どもが「愛の結晶」であることは忘れないでください。
 少なくともその瞬間は、父母が愛し合ったからこそ生まれたわけです。
 生まれて喜ばれない子どもは、誰一人として存在しません」

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【涙の電話】 4月22日(火)

夜、考えさせられる2本の長い電話があった。
1つは、大学時代の空手の後輩から。
関西と宮崎で離れているにもかかわらず、もう20年以上も「先輩、先輩」と慕ってくれている男だ。

宮崎にもよく訪ねてきてくれて、まだ3歳の頃の娘とも公園で遊んでくれたりした。
これまでの私の人生の浮き沈みを見てきたので、今度こそはぜひ幸せになってくれと、電話口で男泣きされた。

いや、私の人生は正確に表現すると、「沈み浮き」なのだ。
どん底に陥って再起不能に見えても、またいい出会いに恵まれる運命のような気がする。
たくさんの流れ弾を受けて満身創痍ではあるが、その数だけいい思いもしてきている。

しかし、彼の人生にはいろいろと辛い背景があって、本人の希望通りに落ち着くことがなかなかできない。
それに対して私は、どうしてやることもできない。
彼は正月には年賀状、誕生日には電話やメールを欠かさないが、私はひどい筆不精で、他人の誕生日など覚えていない。

程度の差こそあれ、私は周りの人たちに対して、これと似たような「申し訳なさ」を感じることが多い。
私はただボーッと生きて、何もしていないのに、毎年誕生日には携帯にたくさんのメールが入る。
他人のホームページを読む余裕もないのに、掲示板への書き込みや感想メールをいただく。
これってバランス的にどうなの?と思ってしまうのだ。

もう1つは、高校時代に交通事故で両親を突然失った卒業生から。
彼女の最悪の時期に励ましてくれて、姉のように慕っていた先輩が、今朝がた交通事故で亡くなったのだ。
数日前に、電話で仲良く話したばかりだったそうだ。
残酷な話だ。

「先生、どうして私の大切な人たちは、次々と死んでいくの?」
いちばん幸せにならないといけない彼女が、泣きながら私に訴えてきた。
車の免許は絶対に取らない、と言っていた。

「この世では、神のような存在が何らかの考えで事を起こしており、それは人知の及ぶところではない」

「実はいろんな悩みや苦しみのあるこの世こそが地獄で、肉体を抜け出してからが天国である」

「修行的な体験をする必要のなくなったレベルの高い人は、若くしてこの世を去っていく」

彼女とは在学中に、死についてさまざまな対話をしてきたが、今夜はただ「うん、うん」と聞くのみだった。
本当に人生、何が起こるかわからない。
生き残っている者が精一杯、死ぬまで生きていくしかない。

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【ウェディング・プランナー】 4月21日(月)

昨日は早朝に川辺を散歩しながら、四つ葉のクローバーを3本も見つけてしまった。
今朝は、なんとジョギング中に1本。
いくらなんでも多すぎだろう、ここは幸せの楽園か?(笑)

1本だけ摘ませてもらって、あとは他の人のために残してきた。
「好事魔多し」ともいうしね。

他人の幸せを妬む人は、「私はあの人みたいにはなれない」と、無意識に言い聞かせていることになるらしい。
他人の幸せを喜ぶ人は、「人をお祝いできるほど十分に幸せ」という自己暗示になり、幸運がすぐ近くまでやってきている証拠だとか。

昨夜、たぬきコーチさんの紹介で、ウェディング・プランナーのさいたさんと披露パーティーの打合せをした。
やっぱりプロはすごい…。
目先の出費をケチらずに任せれば、いかに感動的かつ経済的なものになるか、改めて思い知らされた。

今後の生活の参考に、今までちゃんと見たこともなかった給与明細を、1年分揃えて目を通してみた。
宮崎で暮らすには十分な給料やボーナス、家賃の3分の1以上もある住宅手当。
病気などで休職しても、全額でないにしても3年間は給料を出してくれる。
改めて、雇ってくれている勤務先に感謝の気持ちがわいてきた。

上を見ればキリがないが、これでまだ文句を言う人がいるとしたら、ちょっとどうかと思う。
一度でも経営者の立場になって、人を数人でも雇ってみればわかるはずだ。
会社を起こそうとしたところで、今の能力では、小さな店ひとつ持てないのが現実ではないだろうか。
不平不満のネガティブエネルギーは仕事にぶつけて、能力給をもぎ取るくらいの気持ちでいたいものだ。

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【不祥事】 4月20日(日)

喫茶店でモーニング後、そのまんま東著「ゆっくり歩け、空を見ろ」のドラマを見る。
本を読んで知っていても、やっぱりラストは泣けた。
東国原知事は、本当にドラマみたいな人生を歩んでいる。

実際のお母さんの言葉は、宮崎弁で「ゆっくり歩け、空を見らんね」だったようだ。
流行語大賞の「どげんかせんといかん!」も、知事は実際には「どげんかせないかん」と言っている。
それにしても、水野真紀が宮崎弁でドラマ出演とは、宮崎も変わったな〜。

番組が始まる前に、知事のあいさつがあって、小説を書いた頃のことを次のように話していた。
「私は98年に不祥事を起こしまして、仕事ができなくなりました。
 そのときに自分自身をもう一度ふり返ってみようと思い…」

すごいよね、カッコイイよ。
「私は過去に不祥事を起こしまして」
仮にも現職の県知事が、ここまでアッサリと。

自分の欠点や弱点を最初に話せる人って、尊敬する。
道に大きな穴があるのに、ないように隠していたら、歩いていた人は落とし穴にはまってしまう。
最初から「ここに穴がありますよ」って見せておけば、そこだけは避けて通ればいいのだ。

実はこれ、私に珈琲の味を教えてくれた大学時代の先輩、遠藤さんがよく話してくれたことだ。
遠藤さんは教師になったあと、心臓発作で亡くなってしまった。
遠藤さん、いつも聞いていた「落とし穴」の話、今週私も生徒に話してみますよ。

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【あんがとノート】 4月19日(土)

作家の五木寛之さんが、「人間の関係」におもしろいことを書いていた。

50代でウツになったとき、「歓びノート」を作った。
「今日は〜があって嬉しかった」と毎日書いていたら、やがて治った。

60代でウツになったとき、「歓びノート」では効果が出なくなった。
逆に「悲しみノート」を作って、「今日は〜があって悲しかった」と書いたら、治った。

70代でウツになったとき、「歓びノート」でも「悲しみノート」でもダメだった。
自分の感情を見つめたとき、のどが渇いたときの1杯の水にも「ありがたいなあ」と思う自分がいた。

今度は感謝できることを書くノートを作ろうと思って、旅先の北陸の方言を使って「あんがとノート」を書き始めた。
すると、気分がすぐれてきた。

年齢に合わせて、「歓びノート」→「悲しみノート」→「あんがとノート」がいいのではないか、と。
マイナスやネガティブも受け入れる五木さんらしい、ユニークな提案だ。

うまくいったことを書く「成功ノート」、ハッピーなことを見つける「幸せノート」。
以前誰かに言われて私もやってみたが、すぐ飽きて3日も続かなかった(笑)。
何がいいとか、どの順番がベストとかではなく、いくつもの観点から一日を眺めてみるのが私は楽しい。

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【地図は実際の道路とは違う】 4月18日(金)

かつて私もはまっていたワナだが、まだまだ「成功法則おたく」の人が多い。
成功者と呼ばれている人たちや、彼らの語る理論を熱く語るのだが、自分の生活はまったく変わっていないという(笑)。
もし唯一の成功法則があるとしたら、それは「やれ。」ということだけだろう。

「成功法則は、目標達成までの最短距離の地図だ」と言われる。
しかし言うまでもないことだが、地図は、実際の道路とは違う。
ある人がそのルートでうまくたどり着けたとしても、別の人がそこを行けば、その日はガケ崩れかもしれないのだ。

都会の人には実感ないですかね、宮崎では日常茶飯事なので(笑)。
東国原知事が主張しているように、道路を何とかしてくれ〜!
話がそれた。

理論と実践は、天と地ほど違う。
言うことは簡単だが、やることは超難しいのだ。
実験してみましょう。

ゴルフの究極の成功法則。
「球を打って、穴に入れる」

ダイエットの究極の成功法則。
「摂取カロリーを、消費カロリーより少なくする」

ね?(笑)

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【タイプ分け】 4月17日(木)

占いなんかで「タイプ分け」ってありますよね。
たとえば、血液型占い。
こんなことを言う人がいる。

「複雑な人間が、たった4つのタイプで説明できるわけがない」

そんなことわかってますよ、わざわざ言わなくたって(笑)。
じゃあその人は、いくつのタイプに分ければ満足するのだろう。
100種類、それとも1億?

私の結論は3つ。
(1)いくら増やしたところで、例外が出てくるのは同じ。
(2)タイプ分けというのは、「人は完全にタイプには当てはまらない」と知るためにこそ、存在する。
(3)タイプ分けせずにいきなり接するより、まずタイプ分けをして、つき合う中で微調整していくほうが混乱が少ない。

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【子育ち】 4月16日(水)

宮崎の名指圧師で友人のシゲさんが、ミクシィ日記に、子どもに空手を教えた体験を書いていた。
けっこう手を焼いたみたいで、「親や教師の努力や苦労は計り知れない」と思ったそうだ。
私が教えているのは高校生で、話も通じるからいいが、小学生だと難しいだろうな〜。

私も実際には3年ちょっと、心の中では13年間、子育ての経験がある。
つくづく思うのは、実は親の「子育て」じゃなくて、 子どもの「親育て」だってこと(笑)。
子どもの面倒を見させてもらうことによって、親の人格が磨かれていくという。

子どもは勝手に「子育ち」する。
私の経験からは、そうとしか思えない…。

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【スタンディングオベーション】 4月15日(火)

年度初めで山のような仕事をかかえて、珍しく遅くまで残業。
私の勤務する教育相談室は、長い廊下の真ん中にポツンとある、小さな部屋だ。
廊下の電気を消すと、真っ暗な中に明かりがともったように見える。



合唱部の練習で遅くなった男子生徒たちが、ひょっこり顔を出す。
「先生、お疲れさまです。俺たち、「3月9日」を2人でハモりながら去っていきましょうか?」

こういうおもしろい連中が多い、ウチの学校は。
「おお、頼むわ。疲れた体と心が癒されるかも」

彼らは美しい歌声で見事にハモりながら、暗闇の中へフェードアウトしていった(笑)。
実力は並ではない、合唱部は長年、全国で金賞を受賞し続けているレベルなのだ。
もう姿の見えなくなった生徒に、廊下中に響き渡るような「ひとりスタンディングオベーション」をした。

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【勧誘あれこれ】 4月14日(月)

昨日の夕方のことなんだけど、ある女性から「今日、6時くらいから時間がとれませんか?」とメール。
何かの用事かと思って、「明日なら大丈夫だけど、どうしたんですか?」と返すと、
「今日じゃないとダメなんです、無理ですか?」ときた。

これはデートの誘いかも、いやいや浮気は厳禁…しばし自問自答(笑)。
「何のご用ですか?」
「実は○○のイベントがあるんですけど、来てもらえないかと思って」

これ、順番が間違ってるよね。
もし私に予定が入ってなかったら、いきなり興味もないイベントに参加させられるわけ?
「久しぶり、ちょっとコーヒーでも飲まない?」
出かけてみたら、ネットワークビジネスの勧誘だった、みたいなパターンの次くらいに悪質だと思う。

最初に用件を言わないということは、断られる可能性が高いと思っているはず。
ネットワークのマニュアルには、「最初にビジネス名を言ってはいけない」と書いてあるそうだ。
そんな正々堂々と語れないようなことするなよ、という気持ちがひとつ。

一度「時間は空いてるけど」と言ってしまったら、断りにくい。
断るということは、ヒマでボーッとしてることのほうが、そのイベントより価値が上だと宣言するようなもの。
正直、そうなんだけど(笑)。
つまり、心理的なワナにかけようとしているわけだ。

「今日、ヒマ?」
そんな質問をする人とは、つき合いにくいなあ。

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【プラス思考は他人から】 4月13日(日)

昨日とはうって変わって、家事に追われる一日。
妻が日本舞踊の稽古でいないので、頼まれていた棚作りなど一気にやってしまおうと。
掃除と洗濯もカンペキ、「主夫」を名乗りたいくらいだ。

これでも私は、皿洗いもごみ出しも、赤ん坊のおむつ替えも進んでやるタイプ。
前の結婚のときは、前妻の職場に看護婦さんが多く、夫が手伝うのは当然という雰囲気だったようだ。
今は妻が喜んでくれるし、私もほめられて調子に乗る男だから、やっていて楽しい。

以前から「文武両道」を隅々まで読んでくれて、いつも励まし応援してくれる「HONDASAN」さんから、長くて熱いメールをいただく。
「先生、本当に今度こそ幸せになって下さい(^^)」というメッセージのあとに、こんな1行があった。

「ただ、前回の御結婚も素晴らしい娘さんを授かった訳ですから大成功だったと思います(^^) 」

「言われてみると」たしかにその通り。
自分でするプラス思考って、けっこう難しい。
こういう時のために、友だちがいるんだよね。

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【何も書くことのない日】 4月12日(土)

朝起きて寝室を出ると、二部屋分のパノラマウィンドウに、大淀川の景色が広がっている。
河原を見下ろすと、老夫婦が中よさそうに桜並木を散歩している。
スズメが窓に止まって、しばらくキョロキョロして飛び去った。

ホントいいなあ、このマンションのロケーション。
子どもが生まれて手狭になっても、荷物を捨ててでもずっと住みたい。
ちょっと古いけど、どんな高級マンションより、この眺めのほうを選ぶ。

川向こうには、娘の住むマンションが見える。
「おはよう」「おやすみ」と、毎朝毎晩、心の中でつぶやいている。
あっちも最上階なら、こっちも対抗して最上階(笑)。

文章をいくつか書いて、いつもの喫茶店でモーニング。
録画していた空手大会を見て、マンガ喫茶でだらだら過ごし、書店で新刊チェック。
気づきも学びもなく、「特に何も書くことのない休日」も、けっこうシアワセではなかろうか。

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【ネジのように】 4月11日(金)

先日の始業式での、校長訓話より。

「人間は自然の一部ではあるが、自然とまったく同じではいけない。
 四季をくり返すにしても、ネジの回転ように、奥深く進んでいかねばならない」

日々悩み相談に応じていて気づくのは、同じ人が似たような悩みをくり返していること。
たまたま状況が変化したり、誰かが助けてくれたり、時間が解決したように見えても、
そこに本人の乗り越えようとする努力がなかったら、力はついていない。
精神レベルが同じだから、また同じレベルの問題で悩むことになる。

たしかに人間は大自然の一部に過ぎないが、草や木ではない、人間として生きるのが宿命だ。
「人間として生きる」とは、「少しでも精神レベルを上げる」ということ。
「生長」するのは草木の役目、「成長」するのが人間の役目。

*****

【入学式】 4月10日(木)


妻の両親からの花束

珍しくまだ桜が残ったままの、入学式。
朝から新入生と保護者の案内をした。

正門前に子どもと母親を立たせて、写真を撮るお父さんたち。
こちらまで嬉しくなって、何度も家族のカメラマンになった。
ファインダーから見ながら、いつかあんな風になれたらいいな、と思う。

入学式は、卒業式と並んで、親の気持ちがひしひしと伝わってくる行事だ。
入学式では、彼らの大切な子どもの教育を、精一杯やろうと誓う。
卒業式では、もっとこの子たちのために頑張ればよかった、と後悔する。

どんなにがんばっても、毎年同じ気持ちをくり返す。
それが教師なのだろう。

*****

【入籍】 4月9日(水)

44歳の誕生日、午前0時を回った頃から、ハッピーバースデーの携帯メールが入りはじめる。
しかも、男たちから(笑)。
最近すっかり女性にモテなくなったが、オトコには妙に慕われている。
なぜ?(笑)

朝、川と桜を眺めながら、両親にメールを送った。

母さん。
今日で、母さんが私を生んでくれて44年になります。
4と4で「4合わせ(幸せ)」です(笑)。
今日、○○(妻の名)と入籍してきます。
今まで心配ばかりかけて、すみませんでした。
今度こそ幸せな家庭をつくって、親孝行します。
私を生んでくれて、本当にありがとうございました。



父さん。
今日で44歳になります。
時が経つのは早いものです。
今日、○○(妻の名)と入籍してきます。
今度こそ幸せな家庭をつくって、父さんを安心させようと思っています。
今まで迷惑ばかりかけて、すみませんでした。
○○○(娘の名)の親権で争った時、味方してくれてお金まで出してもらったご恩、忘れません。
忙しいボランティア活動で、たくさんの人に感謝されている父さんを、私は誇りに思っています。
ずっと元気でいてください。
今まで本当にありがとうございました。



夜、これからの人生を暗示するような雨風の中(笑)、二人で市役所に向かう。
時間外の警備員さんに、婚姻届を提出。
10年間の独身生活に、ピリオドを打つ。

結婚も離婚も、1つの窓口で1枚の紙を出して、淡々と処理されるんだよね。
あっけないくらい。



先日、婚姻届の用紙をもらいにいったら、隣で離婚届を出している女性がいた。
この結末にたどり着くまで、それはいろいろあったんだろうな…。
離婚には、結婚の100倍のエネルギーが必要なんだ。

前回ここに来たとき、私は彼女の立場にいた。
離婚しようと思って結婚する男女など、誰もいない。
人生は紙一重、謙虚に、誠実に生きていきたい。

帰りにリカーショップに寄って、乾杯用にアスティを買った。
たまたま見た近くの酒屋の看板に、「ここから、はじまる」。
偶然にしてはできすぎでしょ!(笑)





*****

【いろんなことが起きるんだよ】 4月8日(火)

数年前、両親と実家を新築した頃のこと。
洗濯機と水道をつなぐのを失敗して、ピカピカのフローリングを水浸しにしてしまった。
壁に穴を開けるなとか、両親にうるさいことを言っていた私は、面目まるつぶれ。

慌てて床を拭く私に、父がなぐさめるように言った。
「いろんなことが、起きるんだよ」

いろんなことが起きるんだよ、人生は。
そんなニュアンスだったと思う。

書店で、『受け容れる』という本を見かけた。

「受け容れる。
 自分の人生に起こるすべてのことを受け容れる。
 とりあえず人生の醍醐味と考えよう。
 喜びも、悲しみも、苦しさも…」

ベストセラー『求めない』のパクリじゃねーか!(笑)とも思ったのだが、
「求めない」が人生編とすると、「受け容れる」は日常生活編といった感じで、けっこうよかった。

そうだよね。
人生、生活、ほっといても「いろんなことが起きるんだよ」。
その動かしようのない事実を「受け容れる」のが、大人になるってこと。

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【アンチ・メタボリック】 4月7日(月)

引越しや結婚のあれこれで、せっかく鍛えた体がフツーの人に戻りつつある。
年を取ると基礎代謝が落ちるので、若い頃ほど食べなくても、すぐに太るのだ。
外見が太るならまだいいが、そうでない人は内臓に脂肪がつくタイプなので、もっと危険。

今日は職場の健康診断があって、今年からはメタボリック症候群の検査も入った。
「はい、お腹を出して〜」と言われ、メジャーで腹回りを測られた(笑)。

なぜ、ほとんどの人がたるんだ体のままでいると思いますか?

答えは、「たるんだ体の人は、その体で十分な人生しか生きていないから」。
芸能人の多くは、太った体が売りの人以外は、けっこうきれいな体をしている。
今鏡に映っている体は、(病気などの方以外は)まさに自分の人生を象徴しているのだ。

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【ささやかな贅沢】 4月6日(日)

10年ぶりの結婚生活に入って、独身時代のような豪快な金使いをするわけにもいかなくなった。
今までバンバンおごっていた人たちには申し訳ないが、これからはもう普通の節約オジサンだ。
しかし、再婚前に「これだけはオネガイ」と許可を取った、ささやかな贅沢がいくつかある。

(1)風呂上りに、ブラジル直輸入のアサイージュース。
(2)オレンジジュースは、イタリアはシチリア産の赤い生絞り。
(3)飲むヨーグルトは、高千穂牧場(安定剤・香料不使用)。

私はアルコールを一切口にしないが(っていうか飲めない)、ミネラルウォーターをはじめ、飲み物にはこだわっているのだ。
ついでだから、よく聞かれる「酒も飲まないで(タバコも吸わないで)、どうやってストレス解消するの?」という質問に答えておく。
運動だよ、運動!
あの爽快感を知らないだろう?

(4)週末の朝は、喫茶店でモーニング。
(5)月に1回は、(4月1日に書いた)「ヘルストレーニング」(笑)。

というワケで、今日も午前中はお気に入りの喫茶のひとつ「ライム」へ。
最近生徒がバイトで入っているので、無精ヒゲのまま行くのは氣(笑)が引けるのだが。
それでも私は、変わらずモーニング親父。

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【四つ葉のクローバーの見つけ方】 4月5日(土)



父と母と、妹の4人で墓参り。
墓参りは、もうほとんど私の趣味と化していて、毎月1回は必ず行く。
だって、きれいに掃除して花を飾り、線香をあげて手を合わせると、なぜかいいことが続くんだから。



宮崎の「みたま園」では、すでに桜が咲き誇っていた。
見落としがちだが、実はたくさんのクローバーも生えている。
何をかくそう、私は幼少時代から、四つ葉のクローバー探しの名人である。
一度探し始めたら、必ず見つけ出す。



見つけるコツは、まず「必ずある」と決めることである。
文章の校正で、ミスを見つけるのと同じ(笑)。
紛失物でもそうだが、「ない、ない」と探していたら、まず見つからない。
「ある、ある」と探さないと。

これって、幸せ探しと同じですね。
何千本のクローバーの中に1本の四つ葉、という確率。
でも、それは「必ず」あるんだ。

写真は、先日犬の散歩をしたときに、妻と見つけたもの。
彼女は、初めて本物の四つ葉のクローバーを見たらしい。
葉がちょっぴり欠けているところが、現実っぽくて、いいじゃないですか。

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【親父を尊敬する】 4月4日(金)

「足るを知る」「求めない」主義の私のもとに、最近、いくつかの資産運用の話がもちかけられている。
いずれも、きわめて信頼のおける人たちからではある。
結婚するから、将来のことも考えないとな〜なんて思ってたらか、「引き寄せの法則」が働いたか(笑)。

(1)投資信託
(2)マンションオーナー
(3)FX(外国為替)

詳しい話は別として、意外なことに、父が賛成してきた。
そして、こんなことをつぶやいた。

「同世代で教員を退職した組は、みんな以前から株や不動産をやっていて、今は悠々暮らしをしてる。
 父さんは何も知らなかったから、あれだけ真面目に働き続けてきたのに、今はスッテンテンだ。
 おまえたち(私と妹)に残してやれるものも、この土地と家くらいしかない」

これを聞いて、息子である私は、やや感情が高ぶってしまった。

「何を言ってるんだ。
 父さんがボランティア活動で、これだけたくさんの人たちに喜ばれ感謝されてきた間に、その人たちは何をしてた?
 数字の上がり下がりをを気にしてたんじゃないのか?
 いくばくかの金を残したからといって、それが何なんだ、と言いたい。
 もっと残してほしかったなんて、一度だって思ったことはない」

不器用な父には、私と同じ欠点がたくさんある。
母や妹にも、もっとこう接すればいいのに、こんな言い方をすればいいのに、と思うことも多い。
定年後も超多忙な日々を過ごしているが、そのほとんどが大したお金にはならない、ボランティアの類ばかりだ。

しかし私は、父たちが主催した地域のお祭りで、楽しそうに夕暮れ時を過ごす家族の笑顔を見てきた。
一人暮らしの老人に料理を作るイベントで、おばあちゃんが「こんなに美味しい料理は生まれて初めてだ」と涙を流したと聞いた。
花見の会に行って、集まった全員から、父が日頃どれだけ世話をしてくれるか、集中攻撃で感謝されたこともある。

成功したから、金持ちになったから、それがどうした。
オレは親父の息子だし、親父のことを心のどこかで尊敬してるんだ!

そう心の中で熱く叫んでいたら、父のいないところで、母がひとことボソッと言った。
「あの人が株や不動産をやったところで、どっちみちうまくいってなかったって(苦笑)」
ひでぶっ!
たしかにそうかも…、夫婦の歴史には負けますわ(笑)。

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【ごめんなさい】 4月3日(木)

最近、「ありがとう」という言葉の力みたいな話題が多い。
「言霊(ことだま)」とかいって。
ご利益を期待して、必死の形相で「ありがとう、ありがとう、ありがとう…」なんてやってる人もいる。

それはそれで素晴らしいことだが、一方で、「ごめんなさい」が言えない人って多くない?
以前、「でも女」(何をアドバイスしても「でも」と切り返す)が話題になったが、「ちょっと謝る」ということをしない。
いい時は笑顔で「ありがとうございます」を連発するが、都合が悪くなると「ごめんなさい」を言わない。

アマノジャクな私には、最近、「ありがとう」よりも「ごめんなさい」のほうが、よほど美しく響く。
ネガティブに思われがちな日本語を、見直す時期が来ているのではないか?

「お疲れさま」は「疲れ」があからマイナス言葉、なんてことを言う人がいる。
私は「お疲れさま」って言われると、「がんばったな〜」って癒されるけど。
疲れに「さま」までつける、日本語の美徳がわからないかなあ。

いつも勝手なことばかり書いて、「ごめんなさい」。

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【甘い!】 4月2日(水)

ある若い女性から、メールで相談を受けた。
彼女は、「バツイチ子持ちで年の差がある男性」と交際している。
言っとくけど、私じゃないよ(笑)。

悩んでいるのは、彼がたまに会う子どもたちへの、自分の嫉妬感。
彼が喜ぶのは嬉しいのだが、反面、寂しさも感じるのだという。
気持ちが不安定になり、自分の心の狭さに、自己嫌悪を感じると。

私は自然な感情を否定しないほうなので、次のように答えた。

「嫉妬しても、いいんですよ。
 頭ではわかっていても、心が納得しないことってあるものです。
 子どもたちへの嫉妬は、まさか、彼氏を寝取られるかも…なんてことじゃないでしょう?(笑)
 健全なヤキモチですよ」

彼女からは、
「そうだ、私、嫉妬してもいいんですよね!」
と、そのままの感情を認めて解放し、現実を見つめていくと思われる返事があった。

このやりとりを、かつて相談者と同じ立場にあった(相手は私)、セラピストでありカウンセラーの妻に報告した。
ほめられるとばかり思っていたら(笑)、彼女の反応はまったく逆だった。

「甘いよ。
 離婚してて子どもがいて、年の離れた男とつき合うということが、どういうことなのか。
 この人、親が厳しいからって、まだ話せずにいるんでしょ?
 子どもに嫉妬する?
 覚悟が足りないよ、こんな程度のことでもう泣き言なんて。
 アドバイスどころか、今目の前にいたら、叱りつけてやりたいくらい」

ハイ、すみません。
実体験からくる意見だけあって、説得力があったな。

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【手続き・ごみ捨て・マッサージ】 4月1日(火)




ジョギングの友

この4月で、「落書き」を始めて49週目になる。
今日から妻は、市役所で仕事。
私は年休を取って、引越しや車購入に伴う各種手続きで走り回った。

人が移動すると、こんなにも住所変更する必要があるのか〜。
銀行では、過去に通帳を紛失して放置したままの口座が発覚。
解約したら、まだ7万円残ってた、ラッキー(それもどうかと思うけど)。

その後、引越しで出た大量のごみを、「エコクリーンプラザみやざき」で処分。
こういう場所で毎日働いてくれる人たちには、本当に感謝。
ぜ〜んぶ一気に片づいて、手数料はわずか210円。

何をかくそう、私は大の掃除&整理整頓&清潔好きである。
これについてはちょっとした哲学を持っているので、熱く語らせてもらおう。

部屋の隅にほこりを見つけた場合、対応は2つに別れる(笑)。
(1)「ああ、そのうち一気に掃除しなくちゃ」と思う。
(2)とりあえず、その場でほこりを捨てておく。

(1)は、役に立たない完璧主義。
「そのうち」になるまで、ほこりはそのままである。

(2)は、実利的な解決法。
とにかく当面の問題は片づき、かといって、「一気に掃除」の可能性が妨げられるわけでもない。

そもそも、目の前のゴミひとつ拾えない人間に、どんな大きなことができるというのだ?
ずっと昔、つき合っていた女性のアパートの洗面所に、大量の髪の毛が放置されているのを見て、「この人とは結婚できない」と思った男がいた。
ごめん、私です。

夜は、さすがに疲れて、東国原知事も行くサウナ&マッサージへ。
ここの「ヘルストレーニング」という妙な名前のスポーツマッサージに、最近ハマっている。
昔はお姉さんだった人がしっかりやってくれて、めちゃくちゃ気持ちよく、終わったあとはもう茫然自失状態だ。

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