<2007年4月>

【あれこれ生活】 4月30日(月)

なんかわかんないうちに、もう月末。
えっ、今日は休日だったの?という感じ。
とりあえず、超久しぶりのモーニングには行ったけど。

え〜っと、23日は例外として、13日から途切れてるのか。
ちょっとふり返ってみよう。

とにかく平日は、毎晩遅くまで仕事。
本当は残業ではなく、朝早く来て「前業」したいのだが、まだちょっと無理。
その間に、もといた部署と、新しい部署と、英語科の歓送迎会が連発。
10日に書いた、アート講座もあったな。

週末は、「産業カウンセラー養成講座」通い。
彼女の日本舞踊の舞台も、ホール最前列で見てきた。

今週末は久しぶりのフリーだったので、日南の無痛整体「東洋」へ。
海沿いをドライブして、名物「かおるや」の鍋焼きうどんを食べて、飫肥の城下町を散歩。
昨日はDVD「プラダを着た悪魔」と、映画「ロッキー・ザ・ファイナル」を見る。
今日は今からDVD「トンマッコルへようこそ」でも見ようかな。

なんだかんだいって、本はスキマ時間を見つけては読んでいる。
最近よかったのが、「一杯のカフェの力を信じますか?」。
著者が大阪にカフェをオープンさせるまでが、包み隠さず語られていて感動した。
大学時代の同窓会で来月大阪に行くので、いい機会だからこの店に予約を入れた。

明日はもう5月?
2日ほど仕事をして、4日間の連休か。
霧島の温泉にでも一泊してくるかな。

5月からは、オンラインで学ぶ 「コーチャーズハイヤー 研修コーチ育成講座」がスタート。
来年からは期するものがあるので、今年はひたすら学び、準備する一年間だ。

あれやこれやと、こんな生活を続けていると、そう、体がたるんでくるのだ。
昨日見た「ロッキー」の、鍛え上げられた肉体!
60歳だよ、60歳。
自分の腹回りを見ていると、嫌気がさしてくる。

このやろ〜、今度こそ「にんにく&板チョコプロジェクト」を成功させてやる。
「にんにく」とは、まだ幼かった娘が私の腕の力こぶを見て、「にんにく(筋肉)!」と喜んだことから。
「板チョコ」とは、割れた腹筋。
今、私の頭の中には、「ロッキー」のテーマが流れている。

とか言いながら、実際には仕事だけで手一杯状態。
英語の授業は、生徒たちが一生懸命についてきてくれるので、きっといい成果が出るだろう。
教育相談室は、カウンセラーとしてはまだヒヨッコだが、一人一人と真剣に接している。
部活動は、あっ、今度テレビの取材が来るんだった。

そんなわけで、あれやこれやと同時進行。
目覚めと同時に活動開始、いつでもあれこれ考えている。
といっても、今絶対に忘れたくない言葉がある。

「人生は『こなす』ものではなく、『享受する』ものだ」

休日というのに、私の机の横には、さまざまなプロジェクトの書類が山積み。
でも、それを雑用として処理するのが目的ではない。
これは人生のリハーサルではなく、本番なのだから。
味わうのだ、じっくりと、今。

あなたへ。
今月も読んでくれてありがとう(^_^)

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【ついに東国原知事と】 4月23日(月)

10日ぶりの「落書き」か。
いや〜、目が回るような日々が続いている。
新年度の忙しさに加えて、プライベートでもスケジュールが目白押し。
家に帰って風呂に入ったら瞬間爆睡、そのくり返しだ。

でも、毎日が本当に充実している。
英語教師+スクールカウンセラーは、私の天職かもしれない。
唯一の悩みは時間が足りないことで、いくら働いても心は疲れない。



そんな生活の中、この前の土曜日はエキサイティングだった。
ついにあの東国原知事にサインと握手をしてもらい、言葉を交わすことができたのだ。
新刊の「宮崎で生まれた改革の波は、そのまんま〜東へ!」と「宮崎発日本を変えんといかん」購入者200名限定のチケットを、彼女が見事ゲットしてきてくれた。

いい歳して私もどうかと思うが、ファンレターまで書いて渡してきた(笑)。
カッコよかったな〜、充実した男の顔してた。
私も、あんな表情のできる中年男でいたい。

最近の宮崎は、知事のおかげで超盛り上がっている。
今、全国でいちばん元気な県ではないか?
ほんのこの前まで不名誉なニュースばかり流れていたのに、トップの交代でこれだけ急に変わるとは…。

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【鈍感力】 4月12日(木)

渡辺淳一さんの「鈍感力」が売れているらしい。
小泉前総理が、安倍首相に読むように言ったとか。

言うまでもなく、社会や人生においては「鈍い」ことは一種の「才能」である。
飲みすぎようが食べ過ぎようが、ヘビースモーカーだろうが、鈍い人は長生きする。
人から何を言われようが気にならない「鈍感」な人は、ストレスにも強い。

一方「鋭い」人は、ちょっとしたことで過敏に反応し、すぐ怒ったり落ち込んだりする。
昔あった嫌なことを何度も思い出し、くり返し語っては感情を波立てる。
ガラス細工のような心では、今の世の中は生きにくいだろう。

女子生徒から、よく血液型を聞かれる。
私は彼女たちから、「A型っぽいO型」と結論づけられている。
A型は几帳面、O型は大雑把なのだそうだ。

敏感なA型より、鈍感なO型のほうが、生き抜く力は上なのかもしれない。
アントニオ猪木さんの「馬鹿になれ」でも読んで、「鈍感力」を身につけよう。

こんなホームページにしても、鈍感でないと、とても続けられない。
誰が読んでいるかわからないし、言葉じりをとらえて非難する人もいるだろう。
好き勝手なことばかり書いているが、「もし娘が読んだらどう思うだろう?」と心配になることも。
やっぱり私は、「A的O」なのか(笑)。

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【すげぇ男】 4月11日(水)

昨夜寝る前に、録画していた東国原知事と県議会の討論番組を見た。
長時間に渡って、地元の生放送でやっていたものだ。
「命をかけてやっている」という知事の迫力は、本当にすごかった。
本気の人間には誰もかなわないことを、県民は深く認識したことだろう。

東国原知事は、「そのまんま東」として早稲田の政経で学んでいた頃、
「並みの政治家よりは勉強している」といったことを、ホームページに書いている。
一部の意識の高いプロフェッショナルを除いて、現職は意外と勉強していないのかもしれない。
英語教師でも、ぬるま湯につかっているうちに、大学生より英語力が落ちる人さえいるように。

リスペクトする男」で紹介している、英語道の松本道弘先生から携帯に電話。
来月10日に、またまた宮崎に来てくれるそうだ。
夜はちょっとしたイベントと懇親会をやるので、興味のある人は、私に早めの連絡を。
英語ができずとも恐れるな、本気の男の前に立ってみよ!
でもマジ、有名なのに、けっこうオチャメなおじさんです(笑)。

夜、知人から某ネットワークビジネスのお誘い電話が。
私は新興宗教とネットワークビジネスを好まないので、丁重にお断りした。
でも、彼にはちょっとだけ好感を持った。
なぜなら、「ネットワークビジネスの○○です」とハッキリ名乗ってくれたから。
そうでない人が、今まで多かった。

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【カフェdeアート】 4月10日(火)

入学式。
桜がまだ待っていてくれてよかった。
うちはいい学校だよ、これから3年間、成長しろよ。

月2回、プロのグラフィックデザイナーに、さまざまなアートを学ぶことにした。
まあホントいろいろやるよ、このオッサンは(笑)。
第1回目の今日は、「印を彫る」。

これが私の初作品、「水」。
水は、私が感じる武道の理想の境地なのだ。



次回からは書、つまり文字を習う予定。
心のかけら」的な言葉を、手書きの作品で仕上げるのが夢なのだ。
めざせ、「宮崎のあいだみつお」!(笑)

ここまで理想の師匠にめぐり会えるなんて、オレはなんてラッキーマン。
美味しい珈琲も出るこの講座の名は、「カフェdeアート」。
先生は、実は憧れの喫茶店のマスターでもあるのだ。

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【嫌いということは】 4月9日(月)

「わはは!」
朝起きて、携帯を見て笑った。
男子の卒業生から、午前0時過ぎのメールが1通。

「誕生日おめでとうございます!
これからもオレの目標である、カッコイイ男でいてください!」

いやもちろん、これ自体はうれしいわけ。
でも以前は、女性からも何通かもらっていたから。
オレもとうとうここまできたか〜、実に感慨深い(笑)。
まあとにかく、今日で長かった厄が明けた。

ここ数日、風邪がなかなか抜けない。
こんなときは開き直って、風邪の苦しみにひたるようにしている。
なんとか治そうとするのではなく、とことん味わうのだ。
味わいつくしたら、そのうち自然に消えていく。

これは悲しみや怒りなどの、人の感情でも同じ。
自分をごまかさず、受け入れてじっくり感じる。
やがて消えていく、流れる雲のように。
人間もまた、自然の一部にすぎないのだから。

今日は始業式。
大好きな生徒たちが、久しぶりに元気な顔を見せてくれた。
ホントいい子が多いんだよね〜、ウチは。
こっちまで明るい気分になってくる。
だからこそ、落ち込んだときにはトコトン話を聞いてやりたい。

新しいクラスになると、クラスの雰囲気やメンバーが「嫌い」だという生徒が出てくる。
でも実は、「嫌い=よく知らない」であるケースがほとんど。
背を向ける前に、相手を「理解」するようにもっていく。

大学時代にしばらく入っていたサークルに、嫌いな先輩がいた。
集会に遅れると、理由も聞かずにみんなの前で「遅い!」と怒鳴る。
会議では、私の嫌いな「正論」や「タテマエ」ばかり主張する。
こいつとは一生わかり合えん、そう思っていた。

彼が近くのアパートに引っ越してきたとき、友人に誘われて部屋に遊びに行った。
そこでじっくり話してみたら、意外と後輩思いのいい人だということがわかってしまった。
最終的には彼の紹介で、私はレストランのウェイターからVISAカードの国際部に栄転?することになる。
あの時ほど、人を見かけで判断したらいけない、と反省したことはない。

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【理論に基づく技法】 4月8日(日)

朝から夕方まで、産業カウンセラー養成講座。
今日も昨日に引き続き、安藤教授の名講義が炸裂。
あまりのおもしろさに、ただの一度も寝なかった。

まずカウンセリング理論を解説し、その理論に基づく技法が紹介される。
「理論に基づく技法」、あたりまえのように聞こえるが、意外となされていないもの。
長い時間をかけて科学的に検証された理論を背景に、問題解決のためのシステマチックな技法を使う。
そこで出た結果を分析し、次のステップへと進む。

自己啓発系でありがちな、何かの本やセミナーから持ってきた単発テクニック。
感性や経験に優れた人が、思いつきで与えるアドバイス。
歌謡曲の歌詞や偉い人の言葉に感化された、一時的なハイテンション。
独学じゃダメなんだ。
何もしないよりはマシだが、いつか頭打ちがくる。

今日の講義は、今まで使っていたスキルの1つ1つが、理論で裏づけられていく感覚だった。
たとえば、私が英語をマスターした方法を、見事に文章化してくれた「英語上達完全マップ」。
私が翻訳をするときに無意識に使っている方法を、技術として分類してくれた「翻訳の限界」。
たゆまぬ努力で理論を構築してくれた、すべての研究者と学者に感謝。

理論を基礎から本格的に学ばないまま、才能やテクニックだけで人を操ろうとする「自称」メンター。
インターネット上にも、雨後のタケノコのように、次から次へと出てくる。
こういう人の話や本をうのみにするのは、つくづく危険だと思う。
そんまんま東さんが正式な学問に没頭したのも、今ならよくわかる。

今まで「放牧」していた個々の情報と、カウンセリング理論が結びついて、新しい企画がひらめく。
これもまた、今日のエキサイティングな収穫のひとつだ。
アイディアとは、「異質なものの組み合わせ」だ(例:携帯とカメラ、金持ち父さん貧乏父さん)。
次から次へとアイディアが生まれて、メモするペン先から煙が出るほどだった。



まあカタイ話はこれくらいにして、ランチタイムは公園の桜の木の下で、「アンティパスタ」のパスタとピザ。
外で食べると、なんでこんなにウマいの?
ピザの上に桜の花びらが落ちてきて、なかなか風流。
寝転んで桜を見上げていると、つい昼寝しそうになった。

講座が終わると、タイ古式マッサージと、「タリーズ」のアサイージュースでリカバリー。
すっかり元気になって、夜は隠れ家レストラン「花こよみ」で、彼女にごちそうになる。
明日は私の誕生日なのだが、彼女が日本舞踊の舞台練習のため、前夜祭となった。
美味ぁ〜し!
店の雰囲気、料理、オーナーシェフ夫妻、いずれも最高。



プレゼントはなんと、1日にも書いたイタリア製の手帳、「モールスキン」。
しかも欲しかったラージとスモールの両方、ありがとー!
日曜日なのに忙しかったけど、幸せな一日だった。
手帳を胸に抱いたまま、爆睡。

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【生徒の味方】 4月7日(土)

学校カウンセラーの大先輩に、新米として、どのような方針で動けばいいのか質問した。
「なるべく学校を続けさせるような方向で…」というような答を予測しながら。

「私がずっと思ってきたのは、私は先生の味方ではない、親の味方でもない。
生徒の味方だ、ということ」

「長い時間をかけて、本人の本当の気持ちを聞き出す。
その結果、学校をやめたほうが本人にとって幸せだと、親を説得したこともあった」

自分の浅はかさが、恥ずかしくなった。
私もまだまだこれから、だ。
うれしいねぇ。

これを聞いて、同世代のカウンセラーの話を思い出した。
ある男性が、感情的で暴れたりする妻をなんとかしてほしい、と依頼してきた。
妻の話をじっくり聞いた彼は、これは夫と別れたほうが彼女のためだ、という結論に達した。
「カウンセラーとして非常識で、依頼主である夫からも罵られたが、今でも正しかったと思っている」

仕事を終えたあと、「大盛うどん」で食べて、午後は産業カウンセラー養成講座。
今週は宮崎大学教授で臨床心理士の、安藤末廣先生。
顔を見たら、どんなにマジメな人やと思っていたら、まあおもしろいのなんの。

眉間にシワを寄せて、とぼけたようなキャラで話していくのだが、参加者たちは笑いの連続。
理論の講義を、たいしてテンションも上げずに、こんなに楽しく展開するスタイルがあるのか。
昼食のあとなのに、体を使ったワークなしで、ここまで注目させるとは。
年の功もありそうだが、私も見習って


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【なぜ、あなたはここにいるの?】 4月6日(金)



ちょっとピンボケだけど、私の部屋の窓から見える夜景と月。
月明かりって意外に明るくて、よく窓を開けたまま、月光浴をして寝る。

今は、夜中の3時。
家に帰って爆睡して、目が覚めてしまった。
珈琲をいれて、「産業カウンセラー養成講座」の課題作文を書く。
タイトルは、「最も心に残っている、私の少年時代の思い出」(600字)。

「珈琲は、人の体と心をいい状態に保つ飲み物。
そのときの必要に応じて、眠気覚ましにも、眠り薬にもなる」
霧島の「仙人珈琲」の師匠が言ってたな〜。

今日はキツかったー!
風邪でフラフラ状態で、マスクをしたまま職場の健康診断、職員会議、職員室移動。
新任教師が手伝ってくれたから助かった。

新しい場所は、カウンセラー室。
私がいちばんやりたかった仕事だ。
20万の自腹を切って、資格取得のために講座に通うと決めたとたん、これだ。

「決断」が何らかの風を吹かせるというのは、間違いなさそうだ。
そして本気で「行動」すれば、人は動く。

しかも偶然だが、生徒募集の担当校は、離れて暮らす娘が入学した中学校。
中学生たちの前で、話をする機会もある。
ひょっとしてオレ、神サマに好かれてる?(笑)

なぜ、あなたはここにいるの?カフェ」を読んでいる。
“The Why Are You Here Cafe”、タイトルにインパクトあるよね。
「いつかやりたいことなら、今、やりなさい」的な、よくある内容なのだが、意外といい本。
好きなことを仕事にする本当の意味と、収入はどうするのかという疑問への答えに、ハッとさせられる。

さあ、明日も仕事。
午後は「産業カウンセラー養成講座」、夜は職場の歓迎会。
日曜日はまる一日、養成講座の続き。
そしてそのまま、一週間が始まる。

体はキツイけど、ぜんぜんウンザリしない。
好きなことばかりやってるからだろうな。
遊びが仕事、仕事が遊び。
こういうことだったのか…。

せっかくだから、作文をここにも残しておこう。
出席番号33番(笑)、中元康夫。

+++++

私にとって最も心に残っている少年時代の思い出は、イコール、私が最も幼い頃の記憶としている一場面である。
それは、両親と一緒に乗っている軽の自家用車の中での、ほんのささやかな出来事だ。
もっと正確に述べると、車はカーフェリーの中を走っていた。

現在のように何かと便利な生活環境ではない中、共働きと子育てで多忙だった両親が、多分年に1回の家族旅行として連れて行ってくれたのが、霧島の温泉、そして鹿児島だった。
まだエアコンも付いていない軽乗用車に乗って、鹿児島の桜島にでも行くところだったのだろう。

フェリー乗り場に移動する途中、「出発時間ギリギリじゃ」と言う父の言葉に、私は幼心に精一杯心配していた。
「間に合わなかったらどうしよう…」。
しかし、両親は意外とのん気にしゃべっている。
そこで私が「大丈夫やと?」と聞くと、父が「もうフェリーの上じゃが」。
まだ道路だと信じ込んでいたのは、実はカーフェリーの中の移動用通路だったのだ。

「カーフェリーって、大きいっちゃねー!」
生まれて初めて乗る、超巨大な乗り物。
そのときの私の驚きようといったらなかった。
そんな私を見て、笑う両親。
時間的ゆとりのない日々ではあったが、父も母も私を楽しませようと考えてくれていたのだろう。

最も心に残っている思い出は、まぎれもなく、たぶん両親もすっかり忘れているであろう、あのなんということもない会話である。

*****

【ちょっと休憩】 4月5日(木)

家の近くの桜の木々も、満開に咲き誇っている。
青空と雲とのコントラストが、春爛漫を感じさせてくれる。



一方、私の体は風邪引き状態。
昨日からなんか調子おかしいなー、とは思っていたが。
今日はテコンドーもドクターストップ。

さあ、これからやることがイッパイ!ってときに、ダウン。
誰かに似ているような(笑)。
たまには風邪くらいかかったほうが、毒出しになっていいか。

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【売り込まないと恐ろしいことが起こる】 4月4日(水)

最近改めてモチベーション本を見直した、「大金持ちをランチに誘え!」に、次のようなエピソードが紹介されている。
アメリカのプロバスケットボール協会の責任者、ビル・フォスターが言った。

「ぼくの部屋の壁には、「プロモーションをしないと、恐ろしいことが起こる」という標語が貼ってあるんだよ」
「いったいどんなことが起こるんだい?」
「何も起こらないってことさ」

著者は語る。
「誰かが見つけてくれないかなあ、認めてくれないかなあ、昇進させてくれないかなあ、とただ待っているなら、起こることはただ一つ。
歳をとるということだけだ」

「もしイエスが、ナザレで大工として働きながら、その辺でぶらぶらしていたら?
地元で講演をし、出版されることのない本を書き、誰かが発見してくれるのを待っていたとしたら?
私たちはみな、今頃は仏教徒になって、座禅を組んでいたかもしれない」

今日の夜にK-1MAXがあり、中学を卒業したばかりのHIROYA(15)が正式デビューを果たした。
ランチでオムライスを食べながら、スポーツ新聞でその裏話を知った。

HIROYAは以前、チャンピオンの魔裟斗が大会に来場するのを予期して、姉を伴って控室を探し当てた。
まず、魔裟斗ファンの姉がサインをお願いする。
場の雰囲気が和んだところで、彼は持参してきたDVDを差し出した。

「ボクの試合を録画したDVDです。
見てください、お願いします」

そのDVDをチェックした魔裟斗が、K-1の主催者にHIROYAのことを伝える。
その後はトントン拍子で、昨日まで無名だった中学生が、今日は全国が注目するK-1戦士だ。
すべては自分の存在を知ってもらおうと、HIROYA自身が考えて、行動した結果である。

この2つのストーリーに、あなたは何を学び、今日どんな行動をとるだろうか?

*****

【笑えよ、幸せの近道だよ。】 4月3日(火)

朝新聞を読んでいたら、2つの記事が目に止まった。
1つは、名言のコーナーみたいなもの。

「世界中でもっとも美しいものは、もっとも役に立たぬもの。
あのクジャクやユリのように」
(ラスキン)

芸術や文学もそうだけど、「役に立たぬもの」の効用も受け入れる余裕がほしいね。
私の大好きなユダヤの格言に、こういうのがある。
「ワインを飲んでいる時間を、無駄な時間だと思うな」

もう1つの記事は、インフルエンザから復活した我らが宮崎県知事、東国原さんの記事。
新年度の行事で、失言があったというもの。
「タミフルを飲んだから、異常行動に走るかもしれない」
「インフル、タミフル、東国原」

抗議の電話があり、午後の定例記者会見で陳謝、釈明したものの、
「自由な言論の枠内」
「事細かに批判され、訂正を求められるのは、いかがなものか」
とも述べている。

さあ、ここであなたは、どのような反応をしますか?

私はこのようなとき、いつも1つの質問が頭に浮かぶ。
“Do you want to be right or happy?”
(自分が正しいと証明したいのか、それともゴキゲンでありたいのか)

正論をふりかざし、「正しいか、正しくないか?」と詰め寄られれば、目をそらすしかない。
正論をタテに、言葉じりをとらえて非難してくる「正義の味方」には、どーせかないっこないから。
正論に酔って、ここぞとばかりに石を投げつける人の「目の色」って、ちょっとコワイしさ(笑)。

私は、お互いに笑いで昇華したいですよ。
ちょっとくらいブラックでも、ジョークで乗り越えたい。
自分の不幸でさえも、できるだけ笑い飛ばしていきたい。
「お笑い」って、センスも知識も成熟も必要だし、けっこうレベル高いんですよ。
言葉は悪いけど、頭悪いとできないの。

綾小路きみまろっていう芸人がいますよね。
彼は、観客を中年だの年寄りだのって、ガンガンけなす。
そこで、観客であるあなたは、爆笑の連続で腹をかかえて涙まで流しちゃうのか。
それとも、「お金を払って悪口を言われるとは、不愉快だ!」とか言って席を立つのかって話です。

学校にも、教師の対応などについて、神経質なまでに抗議してくる方がいらっしゃる。
私も子どもの親だから、気持ちはよ〜くわかる。
でもそれって、「正しくないことは絶対に許せないこと」という価値観を、子どもに植えつける行為でもある。
「正しくないなら、ヒステリックに糾弾せねばならない!」と。
シニカルに笑ってサラッと流す、という教育は受けないまま、子どもは大人になってしまう。

そんな大人(もと子ども)は、ちょっとしたことですぐ落ち込んで、ウツ状態に陥る。
なぜかって?
正しくないことを責め続けてきたんだから、そのパターンは他人だけでなく自分にも向けられるんだよ。
きわめてシンプルなシステムであります。

日本人には、ユーモアやジョークのセンスがちょびっと足りないように思われる。
芸能人や政治家のちょっとした発言に、国をあげてバッシング。
1億2千700万人、総ヒステリー状態(笑)。
当事者たちは、苦笑いして、台風が過ぎ去るのを待つのみ。

お笑いに学ぼうぜ。
コメディアンに学ぼうぜ。
ついでに、ガイジンにも学ぼうぜ。

+++++

念のため書き加えておくと、これは、「タミフル問題」そのものについて述べたものではありません。
実際に悲劇も起こっているわけですし、一刻も早い真相究明を全国民が望んでいることは、言うまでもありません。
ブラックジョークという文化は、生真面目な日本人には受け入れにくいもの。
自分もかつて悲惨な目にあって、それすら笑いに変えるレベルでできることなのです。

+++++

 

もちろん朝はモーニング、昼は噂のこだわり手打ちそば、「乳岩亭」で食べる。
「遠くにあっても、そばや!」という看板のコピーが非常に気がかりだったが(笑)、めっちゃ美味し!
帰りに、伝説の「乳岩」を拝みに、細〜い道を山の中に入っていく。
店で知り合った、親しげなおばちゃんたちもいっしょに(笑)。
静かにたたずむ池もあって、なかなか神秘的な場所だった。



夜は北海道ラーメン「あじふく」で、あんかけ焼きそばと焼き飯を食す。
これまた美味ーし!
温まった体で、天神山公園に夜桜を見に行く。
いや〜、風流。
日本の四季って、ほんといいなァ。

*****

【無痛整体と焼肉】 4月2日(月)



朝は、毎月始めの墓参り。
桜もきれいで、風の肌ざわりと鳥たちのさえずりがいい。
4ツ葉のクローバーかと思ったら、2つのクローバーが重なっていた。
2つで1つ。
そんな「幸せ」の形もあっていいよね。

道路工事でアスファルトをはがした砂利道に、昨夜の雨でいくつもの水たまりができていた。
それを見て、母が大喜び。
「水たまり、懐かしいねー」
まだ子どもの頃、学校帰りに水たまりで遊んだことでも、ふと思い出したのだろう。
母のこの言葉は、ずっと覚えておこう。

ケーキ屋「かれん」の経営で過労気味の妹と、その手伝いで過労気味の母を車に乗せて、日南へ。
もちろん私も、連日の過密スケジュールで過労気味。
宮崎でいちばん気持ちのいい無痛整体、「東洋」で施術をしてもらう。
1時間以上、頭のてっぺんから足の指先まで、それはそれは丁寧にほぐしてくれる。
これで3000円は安すぎる!

宮崎でいちばん美味しい鍋焼きうどん「かおる屋」に行ったら、残念ながら定休日。
宮崎でいちばん美味しい焼肉屋、「安楽亭」で食べる。
とろけるような霜降りの特上ロースを、3人でおなかイッパイ食べて、たったの7800円!
ジョークか?と思った。



要するに、1人5〜6千円で、究極の極楽を味わえたのだ。
海岸沿いの道路を帰りながら、しみじみと幸せを感じた。
宮崎最高。
私は誰にも負けないくらい、「ミヤザキスト」なのだ。
日南には、これから毎月来ることに決定。

*****

【教員学生】 4月1日(日)

いよいよ今日から、「産業カウンセラー養成講座」が始まった。
11月まで、週末にひたすら理論と実践が続き、来年の1月に資格試験。
そのまんま東さんの「芸人学生」ならぬ、「教員学生」である。
彼も42歳で学問に目覚めたんだよな〜、オレもがんばろう!

それにしても、久しぶりに長時間(9:00〜17:00)座って講義を聞く。
昨日の疲れもあって、ついついウトウトしてしまう。
資格取得の目標があり、興味がある内容で、有名なカウンセラーの話を聞いててもこれだ。
学校で眠くて面白くない授業をする教師は、ほとんど犯罪者…いや、催眠術師か(笑)。
生徒たちの気持ちが、よ〜くわかった。

ランチを食べたパスタの店のステーショナリーショップで、モールスキンの手帳を発見。
ヘミングウェイやピカソ、ゴッホが愛用したという伝説の手帳だ。
最近読んだ中で私的大ヒットの、「アイデアのつくり方」でも紹介されていた。
見ても触っても、実にしっくりくる。

この店はRHODIAのレポートパッドなどにも、
「デザイナーのポール・スミスは、アイディアを自由自在に書き留めるツールとして、10日に1冊使っている」
などと、こだわりのストーリーが添えてある。
なかなかやるな、という感じ。

学んだら、遊んでバランスをとる、と。
山形屋の「アレッタ」で思い切り食べて、ゲームセンターでプチギャンブル。
そして夜は映画「ホリデイ」、ハッピーな気分になれて、星4つ!
「ラブコメはけっこう深い」というのが私の持論だが、これは「本来の自分を取り戻す」がテーマの映画。
最後の“Welcome back!”というナレーションはナイスだった。

教師生活20周年、今日からは21年目に入る。
仕事でもプライベートでも、それはそれは、いろんなことがあった。
もう辞めたい、辞めよう、そう思ったことも、一度や二度ではない。
最終的に提出しなかったものの、実際に辞表を書いたこともある。

それでも今は、これまでのすべての出来事、かかわったすべての人に感謝したい。
不愉快な出来事、不幸な事件、裏切ったり去って行った人々も含めて。
なぜなら、それら1つ1つが、今の幸せに到達するための道標だったと気づいたから。
ありがとう。

誰かが言っていた。
「人生はオセロゲームだ。
最後に白ではさめば、それまでの黒が全部ひっくり返って、真っ白になる。
今が幸せと言えれば、過去は変えられる」

*****

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