<2006年9月>
【「幸せ脳」のつくり方】 2006/9/29
ある雑誌の記事に、「脳」を快適でハッピーな状態にする条件があった。
(1)食事 (2)運動 (3)休養 (4)睡眠 (5)生きがい
これらがバランスよく保たれていること。
ごく単純な、あたりまえのことばかりだ。
でも今、どれかが欠けていないだろうか?
忙しい日々に巻き込まれず、まずは基本のコンディションを確保したい。
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【愛し方】 2006/9/28
「生徒を愛するだけでは足りません。
愛されていると実感できるように愛しなさい」
ある私立学校のパンフレットの表紙に、上の言葉があって印象に残った。
「生徒」の部分に、子ども、親、恋人、妻や夫を入れてみてはどうだろう。
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【もしも昨日が選べたら】 2006/9/27
月刊情報「タウンみやざき」に、プロのカラーセラピストとして、姫さんのインタビュー記事が掲載。
反響が大きくなりそうだ。
記者の西村さんがまとめた文章はすごい、さすがプロだ。
夜、映画「もしも昨日が選べたら」を最終で見に行く。
コメディで大笑い、思わぬ展開に号泣、ラストにはとても大切なメッセージが。
これは…すばらしい映画だ。
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【軸がぶれない】 2006/9/26
信念を持って事に臨み、ピンチや逆境でも淡々とやるべきことをこなす。
言動が一致して、どんな場面でも一貫性がある。
そういう人をリスペクトして、「軸がぶれない」と表現することがある。
私は、まったく反対のタイプ。
「軸、ぶれまくり」。
このホームページでも、探せば矛盾点がいくらでも出てくるはずだ。
言動が一致せず一貫性もない、これが私のいいところ?だろう。
フレキシビリティ、思考に柔軟性があるということにはならないかなあ。
1つだけ変わらない思いがあるとしたら、「みんなでハッピーになろうよ」ということ。
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【庵(いおり)】 2006/9/25
今まであれこれ活動してきたが、私はもともとバイタリティにあふれる人間ではない。
どちらかというと内向的な人見知りするタイプで、マイペースでのんびり暮らす平凡な男に近い。
本を読み、文章を書き、映画を見て、珈琲を飲んでいれば十分に満足できる。
静かな場所で内側の声に耳を澄ませていると、自分が本当に望んでいた生活が見えてくる。
老いたら、清らかな水の流れのほとりに、小さな庵を結ぼうと思っている。
縁側に座ってそよ風に吹かれながら、お茶でもいれて夕焼けを眺めていたいなあ。
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【NOEL ノエル】 2006/9/24
DVDで「NOEL ノエル」を見る。
映画や食事の話をしても、人の好みで評価は分かれるが、これは感動した。
これまでの人生の背景から、私は3つの場面で涙を流した。
人は誰でも、勝手に思い込んで苦しんでいることがあるものだ。
その中でも、自分自身を許せないでいることがいちばんつらい。
これは単なるロマンチック映画ではない。
「もう、いいんだよ」という、大人のための「ゆるし」のストーリーだ。
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【新しい隠れ家】 2006/9/23
綾町の花火大会に行く。
台風で1週間延びたこともあるが、ちょっと時期外れで気に入っている。
昨年は、テレビ「学校へ行こう!MAX」に出演中だった、男子合唱部のO君と会ったなあ。
夜は、「綾の食卓」に宿泊する。
綾川のほとりにあり、鳥の声や水の音に癒される。
食事、露天風呂、散歩ができる庭、どれもすばらしい。
霧島の「静流荘」に並ぶ、新しい「隠れ家」を見つけた。
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【新しい相棒】 2006/9/22
職場に新しく入った、オーストラリア人講師の歓迎会。
33歳のサーファーで、なかなか気のいい男だ。
これから3年間、ペアで英会話を指導していく予定。
2時間食べ放題、飲み放題(アルコールは口にしないが)。
楽しく過ごせたが、こういう店ではつい食べ過ぎてしまう。
ストイックに腹八分目を保ちたいのだが、あいかわらずダメな男だ。
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【朝〜日中】 2006/9/21
朝は早い。
明るんできた窓の外の光で、自然と目が覚める。
7時間眠ると、いちばん体調がいい。
朝は執筆の時間だ。
早朝ほど、誰にも邪魔されない時間はない。
軽くストレッチをしてシャワーを浴びたあと、2時間ほどパソコンの前に座る。
朝食は、絞りたての野菜か果物のジュース。
珈琲が飲みたくなって、豆を挽いていれることもある。
庭を眺めながら、出勤までゆっくり本を読む。
日中は、仕事に集中する。
勤務時間外に残さないように、夜のくつろぎを思って「頑張る」。
夕方6時には職場を出るようにしている。
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【夕方〜夜】 2006/9/20
1日1時間は、少しでも体を動かすことにしている。
トレーニングをするというよりも、自分の肉体や内面と向き合う時間だ。
散歩、腕立て伏せ、柔軟体操の3つは欠かせない。
仕事が終わって早めの夕食をすませると、散歩に出かける。
30分ほど普通に歩くだけだが、この静かなひとときがとてもいい。
自宅付近は緑が多く、高台にあるため街の夜景もきれいで、心が癒される。
最近であれば、初秋の虫の音を聴きながら、ただ歩く。
うっすらと汗ばんだ体に、夜の涼しい風が心地よい。
暗闇の中の木々や草の香りを、胸いっぱいに吸い込む。
そのうち、いろいろなことが頭に浮かんでくる。
日常の喧騒を忘れ、時間も距離も超越してイメージの世界に遊ぶ。
お世話になった人、今そばにいてくれる人、ひどい自分を許してくれた人に、感謝の気持ちがわいてくる。
家に帰ると、腕立て伏せなどしてからシャワーを浴びる。
部屋で静かな音楽を流しながら、ゆっくりと柔軟体操をする。
窓から月や星を眺め、少し開けた窓から虫の音を聴きながら、眠くなるまで本を読んで一日が終わる。
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【クオリティ・ライフ】 2006/9/19
この秋から、ライフスタイルの改善を進めている。
それも、かなり思い切って。
複雑なものを、シンプルに。
「量」の生活から、「質」の人生への転換だ。
「あれも、これも」とやっているうちに、身動きがとれなくなってしまった。
仕事だけでも忙しいのに、独自の活動を始めたり、会の世話役など引き受けてしまう。
それぞれにコミュニティができるので、つき合いや拘束時間が加速して増える。
いくつもの趣味の習い事をかかえていた。
週1回や月2回程度でも、あっという間にその日がきてしまう。
仕事中、夜の予定がつまっていることを思うとストレスになった。
これだけは辞めるわけにはいかないだろう、という活動があった。
私が抜けると恩人の期待を裏切り、今までついてきてくれた人たちに迷惑をかける。
「今後もずっと義務感で続けて、自分も周りも楽しくなれるだろうか?」
この質問を自分に投げかけたとき、苦渋の選択にようやく結論が出た。
自然の中で静かな場所に身を置き、深く自分の内側の声に耳を澄ませてみる。
今まで自分が作り上げてきたものが、必ずしも心から望んでいたものではなかったことに気づく。
一生懸命に集めてきたものが、本当に必要なものではなかったことがわかる。
「捨てる やめる 始めない」
「手放す ゆるす 感謝する」
ふと、そんな言葉が浮かんできた。
世間とのかかわりをこれ以上広げず、自分の世界を「狭く」する。
放っておくと無制限に流れ込んでくる情報を、ストイックに制限する。
お金よりも、静かな幸福感のある時間を過ごすことを選ぶ。
ひとつひとつ、一人一人に丁寧に向き合っていく。
「ありがとう」「ごめんね」「気にしないで」「手伝おうか?」
ひと声かけるわずかな時間、ちょっとした手間を惜しまない。
光や風の心地よいときには、それを十分に感じる。
美味しいものを食べるときには、一口一口をよく味わう。
靴ひもがほどけたら、そのときにかがんできちんと結び直す。
前だけを見て高速道路を走るよりも、散歩しながら道端の草花に目がいくように。
珈琲をがぶ飲みせず、丁寧に手で豆を挽いてお湯を注ぎ、時間をかけて一杯をじっくり味わうように。
ゆったりとした雲の流れや、窓ガラスについた雨の雫の美しさを、愛する人と語り合うように。
本当の自分のままでいて、残ってくれる人。
どうしても捨てられずに、残ったもの。
それらを大切にしながら、一日の終わりには夕焼けを眺めるような、ゆとりある日々を過ごしていこう。
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【思索の秋】 2006/9/18
3ヶ月半ほどこの「落書き」をサボっている。
その間にひと夏が過ぎた。
6月は充実していた。
3週間の教育実習を受け持ちながら、係をしているPTA関係の行事の連続、英語教育達人セミナー。
世界を放浪する高校時代の友人に会ったり、小林市の出の山公園でホタルの大乱舞を見に行った。
離れて暮らす娘の12回目の誕生日もあった。
7月もまた充実していた。
月末のオープンスクールまで仕事が目白押し、週末も英検2次の面接や大学のオープンキャンパス引率。
2年間一緒に仕事をしたバーニーというイギリス人女性が帰国することになり、送別会。
みっちゃん会長さんの自宅庭でバーベキューをごちそうになったり、珍しく夏祭りにも出かけた。
8月はさらに充実していた。
英語道の松本道弘先生のディベートセミナーを開催、テコンドーの九州大会、課外授業や部活の合宿。
中国雑技団、花火大会、スターバックスコーヒーセミナーなど、楽しいことも多かった。
さて9月。
古賀ひろのりさんの「アイスブレークセミナー」に参加、これはいい刺激になった。
達人セミナーで宮崎にも何回か来てくれた英語教師の先輩、田尻悟郎さんがNHKテレビ「プロフェッショナル」に出演の快挙。
文化祭と体育祭、生徒たちも盛り上がっていた。
インパクトが強かったのが、ハワイに一時帰国していたウェルトンという親&悪友が、宮崎の家を引き払うために戻ってきたこと。
10年分溜まった荷物や資料を、連日夜中まで捨てまくった。
バカばかりやってきた仲だが、会えば別れもつらくなる。
またいつか一緒に仕事がしてみたい。
10月には、県庁で講演会をさせてもらうことになった。
テーマは「英語嫌い治します。〜英語恐怖症への処方箋〜」で、私の得意分野。
向学心のある人に喜んでもらえるよう、一生懸命やろうと思う。
朝夕窓を開けるとひんやりとした空気が流れ込み、かすかな虫の音が聞こえる。
台風が過ぎ、宮崎は一気に秋の空となった。
大好きな秋が来た。
本を読み、文を書き、散歩しながら思索にふける。
1日1回は寝転んで空を見上げるような、ゆとりある心静かな日々を過ごそう。
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