<2006年1月>
【合唱部】 2006/1/31
今夜の「学校へ行こう!MAX」は、うちの高校の男子合唱部シリーズ、感動のフィナーレだった。
たった4人から始まった弱小部が、わずか半年のうちに九州大会を突破し、全国大会ではなんと金賞を受賞。
この半年間は、彼らの大活躍が本当に嬉しくて、自分の生徒たちを誇りに思った。
それにしてもすごいのは、指導者のA先生と女子部員たち。
男子合唱部のために、なんと4曲も同時に練習して、全国大会では女子も金賞。
私自身もそうだが、他の生徒たちも「好きなことを一生懸命にやれば、ここまでできる」と、いい刺激になったはずだ。
大切なことだからもう一度書くが、あくまでも「好きなことを」だ。
嫌いなことを無理に頑張らせる材料には使ってほしくないな、特に教育の現場で。
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【向上心は持たない】 2006/1/30
もう十分に成功して、幸せだと思っている。
美味しいものを食べて、映画を見て本を読んで、毎日が楽しくて何の不満もない。
あとは感謝しながら、人にいい情報を伝えて、おもしろい企画があればそれに乗るだけだ。
「現状に満足してしまうと、人は向上心を失ってしまう」と言う人がいる。
「人は常に向上していなければならない」という思い込みから出てくる言葉だろう。
しかし裏を返せば、いつも現状に不満を抱いていることで、あまり幸せそうには見えない。
特に何の願いもないが、おもしろそうだからチャレンジしてみようかな、という気軽さが好きだ。
それでたまたま成功してしまったら、楽しくて最高だと思う。
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【自分の未来が見える】 2006/1/29
たぬきコーチさんの「願望達成セミナー」に参加。
4人グループで、夢を叶えた数年後の自分、充実した人生を終えようとしている自分になりきって語る。
未来の自分から、現在の自分へ手紙を書くという演習もあった。
成功者になる方法に、「夢を叶えたときのすばらしい気分を味わう」というステップがあるが、まさにそれだった。
最後に「自分の成功をいちばん伝えたい人への手紙」を書いて、切手を貼って封をした。
それを投函できる日まで、いつも身近に置いておくというのだが、これはたしかに効きそうだ。
今の私には「絶対こうなりたい」という願望はないのだが、今日あえて書いたのはこれ。
「億万長者の幸せな喫茶店のマスター・ベストセラー作家・日本一の成幸コーチ」
夢や目標などではなく、普通の予定だと思うことにしている。
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【THE有頂天ホテルとスーパー銭湯】 2006/1/28
この映画最高!
超豪華キャストのコメディで、久しぶりに大笑いして、目頭が熱くなって、気持ちが晴れた。
「他人の目を気にせず、自分の好きなようにやったらいい」
こんなメッセージの伝え方もあったのかと、目からウロコだった。
夜は、久しぶりにスーパー銭湯に行ってみた。
オープン当時は勢いがあったのが、あまりにもショボくなっていて驚く。
そこらじゅうに「節水」の表示、ティッシュも綿棒もなくなって、脱衣所のタオルも長時間替えていない。
商売である以上、お客さんを喜ばせることを考えるのが基本なのに、店側の視点で経費を削っている。
案の定、トイレや床の清掃も徹底していない。
表示を「水を大切に使っていただき、ありがとうございます」に変えるとか、お金をかけなくても工夫できるところはあるのになあ。
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【3つの講演会に思う】 2006/1/27
今日行った椎名誠さんの講演会(生協主催)と、以前行った五木寛之さん(宮葬会館)、船井幸雄さん(お菓子の日高)の講演会について。
五木さんと船井さんは無料で、それぞれの主催者が毎年恒例で行っている社会奉仕事業だ。
無料で著名人の話が聞けるということで、どちらも大盛況だった。
五木さんのときは、予定より早く開場したので、あっという間に満席。
時間通りに来たおじいちゃんやおばあちゃんは、90分間も立ち見になってしまった。
アナウンスで、「若い方、または自分で若いと思っている方は、席を譲ってあげましょう」くらいの機転はきかせてほしかった。
椎名さんの会場は、「小さいお子さんが騒いだときは、退場してもらう場合があります」という、やや思いやりに欠けた表示が残念。
チケットは有料で、会場には空席が目立ち、スタッフの動きもそこそこ。
話はおもしろかったが、運営という面ではもう一工夫ほしいところだ。
毎年びっくりさせられるのが、お菓子の日高さん。
会場は県立芸術劇場で、夜にもかかわらず社員全員でお迎えと見送り。
おみやげのお菓子までもらって、みんな満足して帰っていく。
このイベントでいちばん赤字を出すのは明らかだが、長い目で見たらいちばん儲かりそうな気がする。
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【難に備えない】 2006/1/26
「あなたは一生お金には困らない人です」
ある人から生年月日で占ってもらったことを、私は今でも信じている。
実はあとで数字の計算ミスが発覚したのだが(笑)、なぜかその信念が揺らぐことはない。
実際にお金に困ったことはないが、よくこう言われる。
「大きな病気をしたときのために、もっとお金を貯めておいたほうがいい」
そうなのかもしれないが、わざわざ難に備えると、かえってその難を呼び込むような気がする。
もし予想もしなかった災難にあったら、予想もしなかったところから援助の手が差し伸べられる。
そんなものじゃないかなあと、これといった理由もなく、自分の人生に信頼をおいている。
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【男たちの大和】 2006/1/25
友人知人が口をそろえて「よかった!」と言うので、「男たちの大和」を見にいった。
いやー、本当にすごい映画だった。
文部科学省は、この映画の鑑賞を義務教育必須にしてもいいほどだ。
考えてみたら、私が生まれるほんの20年前には、日本は戦争で焼け野原だったのだ。
屁理屈を言うと殴られる、空から爆弾が降ってくる。
今の日本に生まれて、何の心配もなく外を歩けるだけでも、幸運に感謝だ。
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【お笑いセラピスト】 2006/1/24
男子生徒が見つけてきたのだが、「笑い学」という講座を持っている大学がある。
小咄を3つ覚えたら評価「C」、「A」の学生には公開講座で発表させ、爆笑をとったら吉本の新宿ルミネに出演させる。
「お笑いセラピスト」を新しい資格にして証明書を発行し、「笑学博士」の称号で介護者の前で笑いを提供させよう。
そんな話を、教授たちが真面目に議論しているのだから楽しい。
NHKテレビ番組「ためしてガッテン!」の科学実験で、笑いと健康に密接な関係があるという結果を見たことがある。
脳からβエンドルフィンというホルモンが出て、ストレス物質を消してしまうのだという。
21世紀は「モノよりも心」の時代、笑いを提供するビジネスは、意外と道が開けるかもしれない。
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【ハッピーの語源】 2006/1/23
ハッピー(happy)の語源は、ハプニング(happening)だそうだ。
「災いは 福といっしょに やってくる」ということか。
真面目に調べたわけではないが、たしかに似ているし、そう考えたほうが楽しい。
そういえば、私は「トラブル」という言葉を使ったことがない。
いつも「ハプニング」と言うようにしている。
「ハプニング」は人生のスパイスだから、「さあ、どうやって乗り切るか?」という気力がわいてくる。
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【勝ち越しと3割打者】 2006/1/21
大相撲には、「勝ち越し」という言葉がある。
白星が黒星を上回る成績を修めることで、十両以上は15番取るので8勝、幕下以下は7番なので4賞すれば勝ち越しとなる。
半分以上勝てば満足ということは、半分近く負けても気にしないということだ。
野球では、3割以上は強打者と言われる。
投手もプロだから、10本のうち3本ヒットすれば十分ということだろう。
そこには、失敗した7割に焦点を合わせず、成功した3割に目を向けるという発想がある。
プロの世界でもその程度なのに、どうして私たち凡人の日常生活で小さいことにくよくよする必要があろうか。
「80対20の法則」ではないが、自分にとってどうしても譲れない20%だけ、バッチリ押さえておけばいい。
ナンパの経験は一度もないが、10人声をかけて2人ついてくるなんてことになれば、大成功のような気がする。
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【セミリタイア】 2006/1/20
不景気を反映してか、ここ5年ほど「成功系」の本が次々と出版されている。
その成功モデルとして、「セミリタイア」のライフスタイルに憧れる人が多いようだ。
億万長者になって、若いうちに仕事をしなくても生活できる状態にしようというのだ。
でも、セミリタイア生活って、意外と退屈なものなのではないだろうか。
セミリタイアで自然に囲まれて文筆活動をしている人から、通信販売やセミナーのメールがよくくるのだが。
ホームレスは人里離れた場所ではなく、都会に集まってくるが、それと同じ心理なのかもしれない。
あれこれ工夫や改善をしながら、遊びのレベルまで高めて仕事をするのも、けっこう楽しい。
「ああ忙しかった、働いた〜」と言いながら、週末は山奥の温泉でゆったりくつろぐパターンも捨てがたい。
セミリタイアをめざす人にとって、今の仕事はつらくて苦しくて逃れたいものなのかもしれない。
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【ただそこにいればいい】 2006/1/19
あるセミナーで、次のような演習があった。
「目を閉じて、あなたの家族写真をイメージしてください。そして、そこに映っているあなただけを消し去ってみましょう。…どうですか?なんとなくバランスのとれない、変な感じがしませんか。…そう、あなたは特別に何かをしなくても、存在しているだけで大きな意味があるのです。ただ、そこにいてくれるだけでいいのです」
やらねばならないことが山積みだ、と焦っている人。
これができなければ好きになってもらえない、と嘆いている人。
何もできない赤ん坊が、周囲に大きな喜びを与えられることを思い出そう。
条件にかかわらず、自分の存在自体に価値があるということを。
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【諸塚村】 2006/1/18
生徒の父親が亡くなり、葬儀参列のために車で4時間ほどかけて、諸塚村の七ツ山という所に行く。
村の中心から数キロ山奥に入り、その集落からさらに山頂へ上がっていく。
宮崎にもまだこんな地域があったのか、と感動するほど自然の美しい場所だった。
海と山の間にある宮崎市はそれなりの都会?だが、海沿いの町や山奥の村も多い。
毎日目の前に海を見ながら生まれ育つ人や、こんな山奥で生活していく人生には、ある種の憧れを感じる。
高校生で父親を亡くしてしまったが、残された家族の協力と、彼女の健康で幸せな人生を心から祈る。
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【うれしい感想】 2006/1/17
「中元康夫」で検索エンジンにかけてみたら、いろいろ出てきておもしろかったのだが、私の著書(なるほどガッテン!英文法)に対する感想を読んで感激した。
メルマガによく読者からの感想が掲載されていて、ほとんど誰も読まないと思うのだが、発行者の気持ちはよくわかった。
みなさん興味ないとわかっていながらも、つい転記してしまう浅はかな私だ。
+++++
<☆ホントに・・・「ガッテン!!」☆>
あれ??(?_?)
なんで今までこんなことがわからなかったんだろう・・・と思いました^^;
なぁ〜んだ!そうだったのか!なるほどガッテン!・・・でした。
この本はすべて見開き2ページで書いてあり、とても見やすく、ポイントは太字で・・・そして質問に1文でズバリ書いてあるところ、どれをとっても本当に読者(学習者)の立場に立って書かれている本だなぁ☆と思いました。
そして何より、私のお気に入りな点は、この本を読んでいると本当に語りかけてもらっているような気分になり、なんだかやる気がわいてくるところです。
順番がないので、どこから読んでもいいところもステキです☆
これからもこの本で「なるほど!!ガッテン!!ガッテン!!」と納得しながら、勉強がんばります☆
<すんごくわかりやすい>
こんな風に英文法を教えてくれる先生が私の高校時代にいたらと、後悔するほどの内容です。目からうろこなんて、大げさだと最初思いましたが、こんなに面白い説明でわかりやすく教えてくれる本はそんなにないと思います。
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【メルマガ発刊】 2006/1/16
生活の中からなるべく義務感をなくそうとしてきたこの2年間、ホームページは気まぐれ更新、定期的なメールマガジンの発行はアンタッチャブルだった。
すでに何誌も出している友人のたぬきコーチさんなどは、ものぐさな私から見るとスーパーマンだ。
ところが今日、なぜかその気になって、「まぐまぐ!」からメルマガを出すことに決めた。
「成功」する英語!
〜英語を学びながら、成功と幸せを手に入れよう〜
メルマガはいくつか取っているが、広告が多すぎて読みにくかったり、内容が薄いものにはうんざりする。
何千部も読者がいるメルマガはすごいと思うが、私は文武企画の「必要な人の手元には、いつか必ず届いていく」というモットーで、ぼちぼちやっていこうと思う。
今までインプットしてきたものを編集して、みんなと分かち合うことができたらハッピーだ。
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【石切り職人の話】 2006/1/15
昔の石切り職人の話だが、大きな石を金づちで打っても、傷ひとつつかない。
くり返し何度も打ってみるが、まったく反応も進歩もない。
しかし、継続という原則の大切さを知っているから、それでもあきらめずに打ち続ける。
するとあるとき、それまでヒビひとつ入っていないように見えた大きな石が、急に真っ二つに割れてしまうのだ。
あきらめかけた夢や目標があれば、もう一度挑戦してみてはどうだろうか。
壊れかけた人間関係があるのだったら、もう少しがんばってみてはどうだろうか。
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【受け取って分かち合う】 2006/1/14
「ギブ アンド テイク(give & take)」という言葉がある。
エゴ丸出しの「テイク アンド テイク」よりずっとマシだが、どこかに見返りを求める気持ちが見え隠れするのも事実。
私が入っている「プチ紳士を探せ!運動」では、「ギブ アンド ギブ」を提唱している。
私が心がけているのは、「レシーブ アンド シェア(receive & share)」。
「豊かに受け取って、惜しみなく分かち合う」といった意味だ。
私はこの「シェア」という言葉が大好きだ。
何か仕事をしたとき、お金などのお礼をもらうのを遠慮するのは「傲慢」。
それが自分だけのものと思っているからだ。
ありがたく受け取るのが、「謙虚」。
それはみんなをハッピーにするために使うよう、一時的に預からせてもらったものだから。
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【隠れ家】 2006/1/13
恒例の小林正観さんの講演会のあと、これも恒例の霧島温泉に宿泊。
初めて使う旅館だったが、山奥のロケーション、川沿いの露天風呂、健康的な料理、どれも満点!
たった数千円でここまで体と心が癒されるのだから、幸せだと思う。
今まで「隠れ家」として使っていたのは、「ウィンダムヒル」という素泊まりペンションだった。
オーナーが珈琲に命をかけていて、眺めのいい露天風呂のお湯もなんと珈琲。
次の夢を実現するステージアップのため、去年の秋に売りに出して、今は霧島で準備中らしい。
病気から珈琲で生還した彼が焙煎する、「仙人珈琲」。
味も絶品だが実は健康飲料で、下にたまった粉まで飲むオリジナル作品だ。
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【思考&コミュニケーション診断】 2006/1/12
テスト1:
両腕を胸の前で組んだとき、上になるのは右腕か左腕か。
テスト2:
両手の指を絡み合わせて組んだとき、手前にくるのは右の親指か左の親指か。
Aタイプ:左の腕・左の親指
Bタイプ:左の腕・右の親指
Cタイプ:右の腕・右の親指
Dタイプ:右の腕・左の親指
あなたはどのタイプだろうか。
このテストは、思考とコミュニケーションのタイプを診断するものだそうだ。
右脳は左半身、左脳は右半身を司るというのは、よく知られた話だ。
腕組みは考えるときの動作なので、左腕が上の人は右脳が主導、右腕が上の人は左脳が主導となる。
指はアウトプットの象徴なので、コミュニケーションは左親指が上の人は右脳主導型、右親指が上の人は左脳主導型。
よって、結果診断は次のようになる。
Aタイプ:イメージで考え、イメージで話す人。
Bタイプ:イメージで考え、論理的に話す人。
Cタイプ:論理的に考え、論理的に説話す人。
Dタイプ:論理的に考え、イメージで話す人。
ちなみに私はDタイプだった。
頭の中は理屈で筋が通っているのだが、「ピュ―っと行って」など擬態語を使ったりして、わかりにくいということか?
パートナーにはどの組合せがいいのだろうか、いろいろ活用するとおもしろそうだ。
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【男と女の勘違い】 2006/1/11
賛否両論あるだろうが、まずは「肉体的な勘違い」から。
女性同士がすれ違うとき、瞬時に頭のてっぺんからつま先までチェックし、お互いに心の中で「勝った」「負けた」と格の違いを判断しているように見える。
一歩外に出ると、男は女を見るものだが、女もまた女を見ているのではないだろうか。
よく女性が「きれー」「ほっそーい」と言うモデルなどは、男から見たらそう魅力的でないことが多い。
もし男にモテる戦略を立てるとしたら、参考になるのは女性雑誌ではなく、週刊プレイボーイのグラビアのほうだろう。
後天的な好みの問題は別として、男というものは自分にない肉体的特長を求めるものだから。
精神的な勘違いというのは、男のホンネから見た「女性らしさ」のことだ。
「わかんなーい」とか、「あなたについていきます」タイプは、男から見ると実は女性らしくない。
男はみんなマザー・コンプレックス(マザコン男とは違う)を持っているので、実は逆に引っ張っていってほしいのだ。
男の定義では、「女らしさ=母親らしさ」ということになる。
好きな男性の前で恥ずかしそうにふるまう戦略は、実は勘違いである。
どうせなら「まったくあんたはダメな男ね」「ほんとに弱いんだから」と叱りつけたほうが、はるかに効果があるだろう。
「何を食べに行こうか?」と聞かれて、「任せるわ」などと答えるような女性には、本当は決断力のない男は困ってしまうのだ。
医学的に見ても、明らかに女のほうが男よりも強い。
平均寿命もそうだし、女は出産の痛みにも耐えられる(男なら気絶するそうだ)。
ケガで出血が致死量に達しても、男は判で押したように死ぬが、女は「痛いー!」「死ぬー!」などと叫びながら生き延びるのだ。
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【時間は命】 2006/1/10
今、「お金をやるから命を差し出せ」と言われて、オーケーする人など誰もいないだろう。
しかし、同じことを言われて無意識のうちにイエスと答えている人たちがいる。
「つまらなそうに仕事をするサラリーマン」である。
考えてみれば、命とは時間のことだ。
この世での時間がなくなれば、当然ながら命も終わる。
ところが「つまらなそうに仕事をするサラリーマン」は、給料をもらう代わりに命=時間を捧げている。
「顧客の言いなりになる起業家」も同じだろう。
自分の自由にやりたいから独立したのに、ワガママな顧客にふり回されて時間=命を捧げている。
これでは、会社で上司の機嫌をとって、同僚に気をつかっていたサラリーマン時代と変わらない。
学生のアルバイトも、ある意味「若さの切り売り」といえる。
「過去に自分を傷つけた人の恨み言」も、そんなひどい人に自分の人生の貴重な時間を捧げる変人である。
くだらないつき合いに顔を出すのも、自ら寿命を短くする行為ではないだろうか。
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【目の前の大切な一人】 2006/1/9
友人の一人に、かつてテレビ番組で人気のあった男がいる。
当時は、「街を歩くとファンが寄ってきてかなわん」と言っていた。
数年前に契約が切れて、今はまったく別の仕事をしているが、どこを歩こうが誰も気づかない。
このように、人気というものは実にうつろいやすく、長期的な幸せに直接はつながらないものだ。
芸能人は多くの人に騒がれてうらやましく思えるが、有名でなくなることに常に恐れを抱いているかもしれない。
熱狂的なファンも、いったん自分に恋人でもできれば、憧れの人には見向きもしなくなる。
ましてや、本気で一生つき合っていこうなどという人はいない。
こう考えると、今目の前にいて、いつも自分を気づかってくれる人が、いちばん大切な存在ということになる。
ここまでは、誰でも思うことだろう。
しかし、ファンというのは少なくとも憧れてくれる人たちだから、いいか悪いかでいえば、「良心的な反応」なのだ。
その「良心的な反応」さえ、ここでは自分の幸せには関係ないし「どうでもいい存在」と言っているわけだ。
では、自分の噂話をしたり、陰口をたたくような連中はどうか。
不特定多数の「悪意のある反応」は、同じく不特定多数の「良心的な反応」以上に「究極どーでもいー存在」ではないのか?
これが腑に落ちれば、もう他人の評価を気にすることはなくなる。
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【だから今が最高なんだ】 2006/1/8
12/22に書いた友人の後藤寛さん(トウゴさんから独立を機に本名に)のメルマガ最新号の話に、いい気づきを与えてもらった。
+++++(ここから引用)
25歳のとき地方の営業所で当時の所長から聞いた言葉です。
「後藤、お前今までで一番よかったなと思う時期はいつだ?」
「大学時代の後半ですかね。大好きな彼女もいて友人にも恵まれていましたし、第一希望の会社にも内定して心身ともに充実してましたね」
「じゃあいまは?」
「そのころに比べるともうひとつです」
「それは間違ってるぞ」
「なぜですか?」
「毎日毎日は決断の繰り返しだろう、例えば朝起きて今日は会社行くのやめよか、今晩だれかと食事しようか、このコと付き合うかやめるか、地方に転勤になったから会社を辞めるかそれとも行くか」
「そのひとつひとつはそのときのお前がベター、ベストと決断した結果で、その積み重ねの末にたどり着いたところが今だなんだよ」
「タイムマシンなんてないんだから今のお前は決して過去には戻れやしない。仮にどこから人生をやり直せたとしてもいまお前は必ずここにいるんだよ」
「だから今が最高なんだ」
+++++(ここまで引用)
この上司、最高。
さあ、みんなでいっしょに声に出して言おう。
「だから今が最高なんだ」
姫のメールコーチングを受けたらもらえる、「姫のHappyレポート 今すぐHappyになれる方法」の中に、次のようなことが書いてあった。
過去のどんな場面においても、そこには自分の人生でいちばん経験を積んだ最高の自分がいたのだから、そのときに決断したことはどれもベストだった、と。
だよねー。
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【鉄人のライフスタイル】 2006/1/7
職場の新年会で、私が「鉄人」と呼んでいる先輩のライフスタイルを聞いて、刺激を受けた。
この人は小柄だが足が誰よりも(男子生徒よりも)早く、見かけも若くて白髪も顔のシミもない。
何か秘訣があるはずだと思っていたら、やはり日頃の努力の賜物だった。
朝5時に起きて、部屋を暖めてお茶を飲み、腕立て伏せなどの運動をして体を温める。
風呂をためてジョギングに出かけ、帰ったら朝風呂を楽しむ。
肌を若く保つというソバみつをなめ、黒砂糖をなめながらコーヒーをすする。
食事はちゃんととり、バナナとリンゴを食べる。
仕事は職場ですべて終わらせ、家には絶対持ち帰らない。
夜は、風呂に入って食事をすませ、テレビを見たりしてリラックスして過ごすだけにある。
朝にトレーニングのすべてをもってきているパターンだった。
私の場合はサラリーマンが副業だと思われかねない生活なので、うまくアレンジして見習いたい。
「鍛える」「働く」「リラックスする」の3つの流れを、どうもってくるか。
すべてを「遊ぶ」というカテゴリーでとらえられれば、理想のライフスタイルなのだが。
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【今年の抱負(5)】 2006/1/6
(5)今に集中し、今この瞬間を楽しんだ。過去にこだわらず、未来を心配しなかった。
これについては、今年は「トレーニング」して「習慣」にしてしまいたい。
以前は、冬の朝に暖かいベッドの中にいながら、昨日の失敗を憂えたり今日の仕事を思ってウンザリしていた。
最近は、また目覚めることができて体がちゃんと動くことに感謝して、ベッドの暖かさを楽しめるようになってきた。
実は私は、生命保険など一切の保険に加入していない。
心配して備えるほどその現象を引き寄せてしまうという法則もあるが、要は面倒くさいのと、保険の考え方が好きになれないからだ。
このように人生レベルでは開き直れるのだが、日常生活レベルになると、けっこうウジウジしていた。
過去を何度もふり返って後悔するのも、何度も自分を傷つける失敗をくり返す行為だ。
「わかっちゃいるけど、やめられない」というやつだ。
今この瞬間がどれだけ幸せで豊かでありがたいか、今すぐここで実感できる「心のクセ」をつけたい。
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【今年の抱負(4)】 2006/1/5
(4)肉体が極限までシェイプアップされた。昨夜「SASUKE」とかいうテレビ番組で見た、体脂肪率3%の消防士の研ぎ澄まされたボディに衝撃を受けたから。
すぐ影響されてしまうのが私の良い癖だが、体は常にフィットネス(ダイエットではなく運動による「健康維持」の意味)を保っていたい。
年末はリラックスしすぎて、正月三が日は缶詰状態で小説を書いていたので、体がなまっている。
やりたいことがたくさんあるので、最低週1回はジムで本格的に鍛えて、あとは生活の中にうまく組み込んでいこう。
男は頭脳と肉体という「刀」を、常に研いでおくというこだわりを持っている。
ファッションにも興味はあるが、目に見えない「鞘の中」が気になる。
男女とも、見かけはいいが、服を脱いだら体がたるんでいるというのがダメなのだ。
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【今年の抱負(3)】 2005/1/4
(3)「モットーは「愛」。この前お坊さんが「愛」と書いていたし、昨夜ホテルの部屋にサイババの「108の愛」という本があって、なかなかよかったから」
思いつきでモットーを決めてしまったが、これも何かのメッセージだと思って、本からいくつかの言葉を記す。
ある意味、もう一つの成功法則のようにも思えてくる。
・一日を愛で始め、愛で過ごし、愛で満たし、愛で終えなさい。
・愛は「与えること」と「許すこと」によって生きます。
・心を愛に満ちた状態に保ちなさい。そうすれば、すべてがうまくいきます。
・頭と心と舌に調和があるときにのみ、平安は得られます。想いと言葉と行動を一致させなさい。
・幸せでいなさい。
・過去は忘れてしまいなさい。未来を案じてはいけません。今現在が非常に大切です。
・二つだけ忘れなければなりません。それは、自分が他人にされた悪いことと、自分が他の人にした善いことです。
・嫌な役割を果たさなければならないのなら、それを愛の心で行いなさい。
人間のすべての行動の理由は、「愛」か「恐れ」のどちらかに分けられるそうだ。
たとえば仕事で、本当にお客様のためになりたいと思えば「愛」、ノルマや上司の評価、収入を上げようと頑張れば「恐れ」。
成「功」法則では「恐れ」から営業するほうが一時的には収入が上がるが、成「幸」法則では、「愛」から働くほうが結果的には豊かになるという考え方だ。
*****
【今年の抱負(2)】 2005/1/3
(2)「道徳観よりも美意識で行動し、想像力を磨き、カッコイイ中年男になった」
美意識とは、「いけないことだからしない」のではなく、自分が「美しくないと感じるからやらない」ということ。
想像力とは、「相手の気持ちを思いやれる」力。
カッコイイ中年とは、若者が早く大人になりたいと思うほど、「メチャクチャ楽しそうに生きてるオジサン」。
学校の規則や社会のルールは、たまたまその時代の道徳観に基づいている。
だから「なぜ〜してはいけないの?」と聞かれると、「規則だから」としか答えられない。
厳しい指導者たちは、世相が変わったら言うこともやることもコロッと変わるだろう。
私の答えは、「美しくないから」「美意識に反するから」。
他人の噂話をするのも、人前で不機嫌でいることも、怒ったりするのも、美しくない。
そのときの自分の顔を、一度鏡で見てみるといい。
想像力は、美意識と密接な関係がある。
食事の店でタバコを吸う人は、周りの迷惑を感じ取る能力がなくて、かつ人間が煙を吐き出す姿は美しくない。
夜の街で酔っ払っている男女も、ストレス解消にはなるのかもしれないが、ちょっと恥ずかしい。
学校の教師でも職場の上司でも、生徒や部下を人前で怒鳴りつける人は、美しくもないが明らかに想像力に欠ける。
相手もまた、誰かの子どもであり、誰かの親であり、一生懸命に生きている人であり、その背景にさまざまな事情をかかえた人なのだ。
「叱る」なら、相手の立場を想像して、人のいないところに移動するくらいの美意識は持っていたい。
楽しそうに仕事をしている人を私は見たことがない、と流れ的に書きたいところだが、幸い私おつき合いしている人たちは例外ばかりだ。
口をへの字に曲げて、眉間にしわを寄せて、おもしろくなさそうに生きている大人を見て、若い人が将来に希望を持つだろうか。
無理に若作りをしたハイテンション中年も引いてしまうが、ナチュラルに人生を楽しんでいる人でありたい。
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【今年の抱負(1)】 2005/1/2
大晦日に書いた今年の抱負を、毎日1つずつ見ていくことにしよう。
(1)「私の言動や発想は、学校のセンセイとしては変わり者だと生徒から言われるが、2006年はさらに「かぶき者」となった」
生徒が言うには、「教科だけを教えるのが教師じゃなかったんですね」ということで、何かにかこつけては「成幸哲学」を語るところが変わっているそうだ。
戦国時代の傾奇(かぶき)者、前田慶次は常識外れな男だったが、多くの人に慕われたという。
武芸と教養に秀でており、加賀百万石の祖である前田利家の甥という立場もわきまえた上で、かぶいていた。
ポイントは、慶次が利己的にではなく、「利他的に」かぶいていたという点だろう。
私は41歳にして離婚歴ありの独身、一般的な人生プランのつじつまがまったく合っていない。
インターネットではJackieナカモトと名乗り、ボランティア起業家として活動しながら、喫茶店のマスターをめざしている。
私がかぶくことで人がハッピーな気持ちになるのであれば、今年からはさらに開き直って「かぶき者」でいこう。
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【一応の節目に】 2006/1/1
大晦日の夜中に格闘技番組を見ていたら、夜空に美しい花火が打ち上がった。
時計を見ると午前0時、窓を開けて赤ワインを飲みながら(正確にはなめながら)、一人で新しい年の幕開けを祝う。
夏の花火大会を思い出したが、吐く息は白く、除夜の鐘と花火の音の組合せが不思議な感じがした。
といっても、時間はただ淡々と流れているだけだから、正月のような節目は意識の問題だ。
現在使われているグレゴリオ暦は明治5(西暦1872)年に制定されたもので、それ以前は太陰暦で年の切り替わりは2月、マヤ暦においては7月26日が年始なのだ。
オーストラリアのクリスマスは真夏なわけだし、カレンダーにとわられずに、味わいたい気持ちは今すぐ自由に味わうことにしよう。
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