<2005年8月>
【中元の正体】 2005/8/31
職場の部署の打上げがあって、ある同僚からおもしろい指摘を受けた。
「あなたはいつもニコニコ穏やかにふるまっているが、もっと本性を出したらどうか。もちろん、老人や子どもにやさしくて、ボランティア活動をしているのも本当だろう。でも実際は、街でからんできたチンピラをボコボコにしたり、勝ち負けにこだわって絶対にトップを狙うタイプのはずだ。アントニオ猪木のように、いいこともやるが、非常識なウラもあってアヤシイ人だと思う。感情を抑えずに、個性爆発で過激に仕事をしてほしい」
どうなんだろうね実際、いい人なのか悪い人なのか、自分でもよくわからない。
ただ、今は楽しく修行しながら実験中なのはたしか。
そのうちまた、みんなをアッと言わせるようなことをするんじゃないかな。
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【何も起きない幸せ】 2005/8/30
勤務先の学校で、不審者進入時の対応の実技練習があった。
いわゆる護身術だが、武道をやっているからこそ実感するのが、「生兵法はケガのもと」。
現実は映画のようにはいかないから、相手が刃物でも出してきたら、たとえ黒帯でも素手でまともに立ち向かうことはしない。
まして素人だったら、「逃げるが勝ち」である。
今の危機管理レベルなら、刃物を持つ犯罪者が学校で生徒や児童数十人を殺傷するなど、わけもないことだ。
この平和な状態は、その気になって実行に移す者が少ないという前提で成り立っているにすぎない。
つくづく、「何も起きずに一日が終わること」に感謝したくなる。
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【重りをつけてくれた】 2005/8/29
骨折のことを知ったある人が、「新学期からあまり仕事をとばしすぎないように、神さまが重りをつけてくれたんだ」と言った。
病気や事故にあったとき、こんなふうに言ってくれる人って、ありがたいね。
たしかに私は、最初に頑張りすぎて後半疲れるタイプだ。
人生、何が幸いするか、逆に災いするかわからない。
あとで「あのときのケガのおかげで…」なんてことを言ってみたいから、これはこれでよしとしよう。
出来事には何の意味もなくて、どういう意味を与えるのかは、自分の勝手だから。
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【秘伝・自然石手割り】 2005/8/28
第4回テコンドー南九州大会、今年も生徒たちが大活躍。
指導者の私が中途半端な割には、それぞれが勝手に強くなって持ち味を出してくれた。
今回は県外の師範たちと、協会の理事長までが来賓として来てくれた。
演武で河原から拾ってきた石を素手で割ったのだが、調子に乗りすぎて大きいのを3つも叩いたので、手のほうまで割れてしまった。
組手で鼻が折れた選手を病院に連れて行ったら、「あなたの手が折れてる」と言われた。
一瞬落ち込んだが、これでまた背負っていたカルマが消えた(笑)ということで、お祝いの食事をした。
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【アウトプットのためのインプット】 2005/8/27
「生産性」を基準に考えれば、より少ないインプットで、より大きなアウトプットが必要となる。
膨大な量の本を読んでも、何も生活が変わらなければ、生産性は低いということになる。
ビジネス的には、利益を生み出すアウトプットを増やし、インプットを減らせば生産性は高まる。
アウトプット(小)÷インプット(大)=生産性(小)
アウトプット(大)÷インプット(小)=生産性(大)
情報集めのインプットばかりやっていて、何もアウトプットしないでいると、「溜めると腐る」法則が働く。
自戒も含めて、「成功法則おたく」「教材コレクター」「セミナー・ジプシー」がいい例だ。
アウトプットのためのインプットという「フィルター」がないために、何でもかんでもいい情報に見えて、単なるコレクションにお金と時間を浪費する。
明確な目標を持つことが、生産性につながる情報かどうかを判断する「フィルター」となる。
次に、その情報をうまく加工して、「行動」につなげる必要がある。
ただやみくもに行動するのではなく、ビジネスならそれを収入という「生産性」に結びつけなければならない。
個人的レベルでは、いい情報を人とシェアしたり、傷ついた人を癒すような活動をするといいだろう。
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【ドタキャン克服】 2005/8/26
テコンドーの南九州大会が2日後に迫った今日、当日の係になっている生徒2名がドタキャン。
そのうちの1人は、ダンスのショーに出ることが、以前からわかっていたそうだ。
私はドタキャンという行為が大嫌いなので、つい「不誠実だ」「迷惑を考えなさい」的なお説教をしてしまった。
そんなことをいくら言ったところで、生徒は嵐が過ぎるのをじっと待てばすむし、こちらのイライラがつのるだけで事態は何も変わらないのに。
「ダンスのショーをスタッフにドタキャンされたら、どんな気持ちになるだろう?」
この質問1つで、十分だったのに。
「その人を許せるとしたら、どんなフォローをしてもらったとき?」
と聞けば、自分から代理の者をたてたり、残りのスタッフに謝ったりするはずなのに。
まったく、何のためにコーチングを学んでるんだか。
最近ある所で、他をけなすような毒舌を聞かされて、自分の機嫌をとりきれずに不愉快になってしまった。
精神レベルが下がったから出来事のレベルも下がるぞ、と思っていたら、もうこれだ。
ドタキャンにしても、まだそれを乗り越えるレベルになっていないから、課題として何度もドタキャンされてしまうのだろう。
次こそは動じないぞ、レベルアップのために、誰かまたドタキャンしてくれー(笑)。
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【お金持ちと時間持ち】 2005/8/25
ものの本には、「お金持ちより時間持ちに」といったことが書いてある。
これも見方によっては、今すぐ両方ともなれることに気がついた。
すでに飢えない程度の生活は手に入れているし、時間は平等に1日24時間なのだから、あとは無駄をなくせばいいのだ。
本当に欲しいものは、物そのものよりも、買ったときのうれしい「感情」といえる。
ゲームとして「買ったつもり」のイメージを描いて、その感情を十分に味わい、数日たってから本当に必要なものなのか考え直してみる。
収入に対して支出の占める割合が低ければ、それは「お金持ち」ということになる。
「気をまぎらわすだけの活動」をリストアップして、生活の中から排除していく。
「カン違いの充実感」にごまかされていた、自分の夢に直接貢献しない活動を今すぐやめて、「本当に大切なこと」を中心に生きる。
今まで膨大なエネルギーを使ってやってきたことが、つきつめれば「ヒマつぶし」だったと認めるには痛みが伴うだろうが、それを乗り越えれば「時間持ち」になれる。
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【グッド・ウィナー】 2005/8/24
グッド・ルーザー(good loser)という言葉がある。
意味は「負け惜しみを言わない潔い敗者」で、負けても評価される道が残されているわけだ。
ということは、勝っても敗者のことを思いやり、謙虚な態度で精進を続ける「グッド・ウィナー」という概念もありえる。
ここで注意すべきことは、どちらも自分が決めるのではなく、「他人が決める」ということ。
他と比較してこちらのほうが勝っていても、それを人前で声高に主張するようでは、そこで成長は止まる。
評価は他人に任せて、ライバルをけなしているヒマがあったら、黙々と練習を積むグッド・ウィナーでありたい。
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【ボランティア】 2005/8/23
私の父は、定年後は過去の地位にこだわることなく、ただのオジサンとなってボランティア活動に取り組んでいる。
時間をかけて人に奉仕して無料なんて、無駄でばかばかしいこと、という見方もあるだろう。
報酬の基準が目の前の「お金」とすれば、たしかにその通りだと思う。
人の喜ぶ顔を見てエネルギーを得て、ますます元気になっていく父を見ていると、また違う見方も出てきた。
他人と競走して稼いで、自分の体と心を傷つけて、大金がストレス解消の飲み代や病院代に消えてしまう人もいる。
無料でもいい仲間たちと出会い、明るく健康になるなら、失うはずだった飲み代や病院代以上の「収入」を得ているともいえる。
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【やさしくありたい】 2005/8/22
この「落書き」を始めた40歳前後から、気をつけてきたことがいくつかある。
マイナスの言葉を口にしないこと、もらうよりも与える割合を多くすること、怒りを薄くしてやさしくあること。
自分が得るばかりだった30代までと比べて、「ちょっと損をするような生き方」を心がけてみた。
人生はパラドックス(逆説)だと言われるが、求めなくなったら流れ込んできた気がする。
感情的でいつも揺れていた心も、少しずつだが安らぎを覚えるようになった。
口もとを上げるようにしていたら、自然と周りにも笑顔が増えていった。
もちろん、いいことばかりではない。
それでも、いいことのほうにより目を向けられるようになった。
以前は、そうでないことに心を奪われていた。
ずいぶんと、他人を許せるようになった。
自分を許すことは、まだまだ難しいけれど。
過ちと失敗だらけの過去をほじくり返して、憎しみの感情をぶつけてくる人。
陰で悪口を言ったり、匿名でしつこく攻撃してくる人。
平気だとは言えないが、そういう存在もどうにか認めて、幸せを祈れるようにはなってきた。
厳しいことが、高く評価される環境もある。
でも私は、穏やかでやさしくありたい。
この夏、自分自身をふり返って。
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【自然界の意志】 2005/8/21
3ヶ月ほど前、、車のドアに指をはさんでケガをしてしまった。
通院したが思ったより状態が悪く、見るのも怖いくらいボロボロになっていた。
ところが今は、もうほとんど以前の状態に戻っている。
人間の体の回復力には驚かされるが、それ以上にこの自然界には、「よりよくなろう」という大いなる意志が働いているように思えてならない。
そう考えれば、白髪やシワなどの老いも、病気や怪我が治癒していく代償としての、自然の流れの一部ということになる。
やはり、自然界の原理原則に従って生きるのが、最良の成功哲学になるのだろう。
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【本を買う意味】 2005/8/20
自宅の書庫と庭のプレハブに、合わせて数千冊の本が置いてある。
ときどきブックオフに百冊単位で売るのだが、いつの間にか増えてしまうのだ。
当然その中には、買っても最後まで読まなかった本も多い。
ちょっと自己嫌悪を感じることもあったが、今ではこう考えている。
夢を実現することより、夢を実現させようとすることのほうが大切だ。
そうであることより、そうであろうとする日々が人の心を磨く。
この膨大な本の存在は、私が「そうありたい」という生き方をしている象徴なのだ。
書棚の前に立っただけで、腹の底からエネルギーがわいてくるのを感じる。
まだ読んでいなくても、読んだあと生活が変わっていなくても、少しでも成長しようとする「証」がここにある。
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【雑草の存在価値】 2005/8/19
先日、庭の草むしりをしながら考えた。
「雑草」って、誰が決めたんだろう。
ちゃんとした形でそこにあるのに、花や木と差別されてむしり取られ、捨てられるわけで。
笑われるかもしれないが、私は蚊もなかなか殺せない。
家の中に蚊が入ると、ボクサーのような素早いパンチでつかまえて、窓の外に出す。
実は雑草を引っこ抜くときも、ちょっとかわいそうな気がするのだ。
ふっと答が浮かんできた。
雑草は、「むしり取られる存在」を選んで、この世に姿を現したのだと。
今回はたまたま、そんな役割を果たすために生まれてきたのだろう。
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【修行の日】 2005/8/18
朝の運動をして、シャワーを浴びて、珈琲を飲みながら今日の計画を立てる。
カンペキなスタートだったはずが、実はとんでもない一日の序章となった。
まず職場へ行ったら忘れ物に気づいて、やむなく自宅に引き返す。
途中で車のエアコンのガスが抜けて、熱風が吹きつけるが、雨で窓が開けられない。
ガソリンスタンドに寄ったらガスが品切れで、別の店までサウナ状態のまま向かう。
走っているとブレーキ磨耗の警告ランプがつき、急いで修理工場へ。
帰りにセルフのスタンドで洗車をしたら、今度はハンドルがロックされてエンジンがかからなくなった。
その後3時間以上、ヒンシュクを浴びながら洗車機の中で立ち往生。
JAFとカギの110番に来てもらったが、原因不明。
結局、ヤナセにレッカー移動するしかなくなったが、時間外なので明日にしてくれと言われる。
スタンドの店長に営業妨害をわびて、一晩置かせてもらう交渉をしていたら、携帯で話していた男がウルサイとからんできた。
正直、ヘトヘトだ。
外車だから、メチャクチャお金もかかった。
これを世間では、「最悪な一日」と言う。
だが先日、「いつでも上機嫌」と決めた私にとって、実に「学びの多い一日」でもあった。
嫌なことがあっても、言葉だけはプラスを使うトレーニングができた。
心が伴っていなくても、脳はその言葉に対して「なぜ?」と疑問を持つから、自動的にその出来事の中の「いい面」を探し始める。
ベンツといっても、カギが1本回らなかったら、ただの鉄のかたまりだ。
汗だくでガチャガチャやっている私の横を、古い軽自動車が「動くのが当然」とばかりに通り過ぎる。
明らかに向こうのほうが機能的には上なわけで、ブランドや外見よりも中身だということを痛感した。
久しぶりにからまれて気づいたが、私も変わったものだ。
すぐキレていた昔を思うと、次々と出てくる課題を笑顔で乗り切る今の自分は、まったくの別人。
ケンカ腰の態度には「鏡」のように反応していたのに、最近は「パイプ」のように怒りの感情がすり抜けていく。
それにしても、ここまでハプニングが続くと、何か意味があるような気がしてくる。
とんでもなくいいことが起きそうな予感。
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【海を見に行く】 2005/8/17
昨夜は露天風呂につかって星を見て、あっという間に爆睡。
タップリ眠って、今朝はサンドイッチと珈琲で元気回復。
日向市の「馬ヶ瀬」に向かう。
エメラルドグリーンの海に、気持ちいい風が吹いて最高だった。
これからもときどき、自然を感じに来よう。
いちごミルクのかき氷とアメリカンドッグ、美味し!
今日で、楽しかった夏休みも終わり。
小学生みたいにたくさんの思い出ができて、エネルギーも充電した。
明日からは、ちょっとマジメに働こう。
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【CD収録】 2005/8/16
「コーチ ユーアンドミー」オフィスで、対談CDを収録。
前回好評だった「教えて!たぬきコーチ」シリーズの第2弾、「独立起業編」だ。
日向市名物の「天領うどん」を食べて、午後は「お金持ちになる秘訣編」も作った。
いずれも近日中に、文武企画と「コーチ ユーアンドミー」から発売される。
意表をつくような成功の秘訣が満載なので、ぜひたくさんの人に聞いて実践してほしい。
次は「恋愛成功編」の予定なので、お楽しみに。
夜は延岡市まで足を伸ばして、宮崎一の石焼ビビンバを食べさせる「世宗亭(せじょんてい)」へ。
自宅で経営している小さな店で、今日は庭にテーブルを出して食べた。
夏なのに涼しくて、料理は美味しいし、あ〜シアワセ。
帰りに「米の山」展望台から、美しい夜景を眺めて癒される。
さすがに疲れ果てて、そのまま日向に泊まることにした。
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【原点のベンチ】 2005/8/15
朝のジョギング中、なぜかいつもとルートを変えたくなって、団地の中にある公園を通った。
そこには、ある意味で私の原点となったベンチがまだ残っていた。
もう27年前、中学2年生の頃である。
同級生3人で、そのベンチに座っていた。
そこに工業高校の8人が、「ガンをとばした」とからんできたのだ。
友人2人はさっさと逃げてしまったが、意地っ張りの私はそこを動かず、1対8のケンカになった。
勝てるわけがない。
顔が変形するほど、ボコボコに殴られた。
それまでやっていた剣道は、素手のケンカには役立たなかった。
いくら理屈を並べても、男はケンカが弱かったらダメだ。
私はすぐに極真空手を始めて、メチャクチャ体を鍛えた。
「文武両道」を座右の銘に、英語を勉強し、たくさんの本を読んだ。
今日、27年ぶりに、このベンチに座ってみた。
あれからいろんなことがあったが、オレはここまできた。
そう思うと、あの不良どもに感謝したくなった。
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【電線と喫煙】 2005/8/14
昔お世話になった人の初盆で、夕方に都城市へ。
車で田野町を走っていると、のどかな田園風景が広がり、遠くの山に真っ赤な夕焼けが広がった。
その素晴らしい眺めをだいなしにしてしまうのが、電柱と電線。
外国に行くと、単なる街並みでも美しく感じる。
地域によって住居の高さや色が制限されていることもあるが、電線が地下に埋められているのが大きい。
日本もそろそろ、単なる用途よりも「美」を追求する時期ではないだろうか。
美しい風景をこわす電線から、美味しい食事をパーにするタバコを連想した。
喫煙は肺ガンになっていいというひとつの選択だからオーケーだが、「味にこだわり」などという料理屋が、店内での喫煙を許す神経が理解できない。
アンケートがあると、私は必ず「空気にもこだわってください」と書いて出ることにしている。
参考:空気にもこだわれ
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【お盆と戦後60年】 2005/8/13
早朝に墓参り。
墓参りをすると必ずいいことが続くので、私にとってほとんど趣味と化している。
お盆ということで、親戚で集まって食事をする。
日本は、原爆が投下された20年後には新幹線と高速道路が通って、世界第2位の経済大国になった。
ヨーロッパが100年かかった産業革命を、明治維新までの20年で実現したことに続く、「奇跡」と言われている。
これらは、日本人がもともと楽天的な国民であるからだ、という説がある。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)はその著書の中で、「日本人のよさは、深刻さに欠けるところだ」と鋭く見抜いた。
根本的に明るくて、軽い。
「もののあはれ」や「わびさび」というのは、本質が子どもっぽいので、真面目そうにバランスをとっているのだと。
嫌なことがあってもお祭り気分ですぐに忘れて、ギリギリまで働かずに一夜漬けの突貫工事。
「八百万(やおよろず)の神」などと言って、都合のいい部分だけ節操なく取り入れ、何でもかんでも真似をする。
戦後60年ということで、悲惨な過去を語り継ぐと同時に、常に前向きな日本人として誇りを持って生きていきたい。
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【水辺を行く】 2005/8/11
今月のテーマは「水辺を行く」ということで、県内の滝や川などをめぐっている。
今日はまず、新富町の水沼神社にある湖水ヶ池、蓮の花が一面に咲いた池のほとりを歩いた。
蓮の花は、泥水の中からでも美しい花を咲かせるので、人の生き方にもたとえられる。
日向新富駅の近くにある、知る人ぞ知るアヤシゲ中華料理店「幸楽」で、タイ風カレーチャーハンと唐揚げを食べる。
店は古い家で看板もなく、駐車場は路上、壁中に張られたメニューは500種類以上はありそうだが、オジサンが1人で作っている。
オーダーは聞きにこないし、やたらと待たせるのだが、安くて美味くてボリューム満点なので、いつも満席である。
そしていよいよ、都農町の尾鈴山にある、「日本の滝百選」のひとつである「矢研の滝」へ。
山道を歩くこと約30分、落差73メートルの美しい滝が目の前に現れる。
滝つぼまで岩を渡って行って、轟音の中、水しぶきをいっぱい浴びた。
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【読書三昧】 2005/8/10
夜明けの珈琲を飲んで、早朝からずっと本を読む。
最近はだいたい、1日1冊のペースで読破している。
かなりの速さで読み進めながら、すぐに使える情報には小さなポストイットを貼っていく。
今月読んで、おもしろかったものをリストアップ。
「私の財産告白」(本多静六)、「私の生活流儀」(本多静六)、「CHANCE」(犬飼ターボ)、「星の商人」(犬飼ターボ)、「人生の旋律」(神田昌典)、「幸せインストール」(遠藤励起)、「ガラクタ捨てれば自分が見える」(カレン・キングストン)、「夢をかなえるそうじ力」(舛田光洋)、「恩の人生語録」(奥野博)、「プロ・サラリーマン」(高橋忠之)、「ハイブリッド肉体改造法V」(船木誠勝)、「バカチンたちに捧げるバラード」(武田鉄也)、「CD起業のススメ」(作野裕樹)、「お先に失礼!する技術」(柴田英寿)、「あなたを成功に導く気づき力」(播磨早苗)、「7日間で人生を変えよう」(ポール・マッケンナ)。
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【朝焼けとラーメン】 2005/8/9
3時間くらいしか寝ていないが、朝5時過ぎに目覚めると、部屋の窓から美しい朝焼けが見えた。
早起きが習慣なのでいつも思うのだが、この夜明けの素晴らしい風景を見逃すのは、実にもったいない。
生徒たちはほとんど徹夜で語り合っていたらしく、ボーッとして朝食を食べていた。
昼は、美味いラーメン屋リストの1つである「一心不乱」で食べる。
ここの「チャー」巻き(マヨネーズで味つけしたチャーシュー入りのおにぎり)はオススメだ。
私は博多ラーメン「一蘭」と「一風堂」のファンだが、宮崎のラーメンも、あのレベルに近づいてきた。
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【カレーと流れ星】 2005/8/8
テコンドー同好会の合宿で、生徒たちと国富町にある法華嶽公園に行く。
法華嶽荘という町営旅館に宿泊したのだが、10名以上で全館貸切り、なんと1人1000円。
山の上で眺めは最高、小さな体育館まであって、スポーツ合宿や泊まりがけの研修には最適だ。
夕食は女子部員たちが腕をふるって、美味しいカレーを作ってくれた。
夜は卓球、きもだめし、花火と盛り上がった。
みんなで星空を見上げていたら、たくさんの星が流れていった。
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【寺子屋とバーベキュー】 2005/8/7
まるかんの「寺子屋講演会」に行く。
今回は、友人のたぬきコーチさんと楽しみま書さんが話をした。
たぬきコーチさんは、ここには書けないが、自分の背負っている大きなトラウマについてカミングアウト。
現在の笑顔と行動力に隠された、深い陰の部分をストレートに語った勇気に感銘を受けた。
「人を幸せにするためにも、自分自身が幸せにならなければ」という言葉が印象的だった。
他人を許すのは簡単だが、自分を許すことは難しい。
そう感じていたところに、斎藤一人さんが絶妙のタイミングでいい話をしてくれた(今回はビデオ)。
今の自分にベストな学びと気づきが、次々と与えられる幸運を感じる。
夕方からは、仲間たちとバーベキュー。
ワイワイガヤガヤやりながら、食事と会話を楽しんだ。
いい人たちと心地よく時を過ごせて、本当に感謝だ。
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【花火大会】 2005/8/6
会場から離れた川辺の船着場から、花火を見た。
離婚する前の夏、花火大会を見にきた妻と娘の前で、私は何かで機嫌をこわしていた。
その様子を見て、まだ幼かった娘が、「もう帰る」と悲しそうにつぶやいた。
そのときの自分がずっと許せずに、夏の花火が嫌いになった。
もう二度と、人に嫌な思いをさせたり、悲しませたくない。
そう思って、私はいつも笑顔で上機嫌な自分を演じるようになった。
もう、あの頃には戻れないけれど。
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【まだまだいける】 2005/8/5
午前中は読書と執筆、午後は部活指導(テコンドー)。
練習後に男子生徒が「スパーリングお願いします」と言ってきたので、ガチンコでつき合う。
最近鍛えているせいか、「オレほんとに41歳?」と思うほどよく体が動いて、長くやってもバテなかった。
ここで、熱中症にならないための水分補給についてひとこと。
日頃から水をこまめに飲むことは言うまでもないが、運動で大量に汗をかいた場合、真水やお茶は避けたほうがいい。
汗で失った塩分も補給しないといけないので、スポーツドリンク(アクエリアスなど)を飲もう。
夜はピアノのレッスン。
今やっているのが「追憶」で、ようやく両手で弾けるようになった。
なかなか練習する時間がとれないが、私のライフスタイルを理解してくれる先生のおかげで、なんとか続いている。
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【シンクロニシティと川遊び】 2005/8/4
朝、母が驚いたような様子で話してきた。
6/26・27の「落書き」に書いた松本さんから、香典返しに夏用の布団が届いたそうだ。
それがなんと、昨日母に買った本の表紙とまったく同じ、宇野千代さんの桜のデザイン。
同じ日に届くなんて、偶然にしては出来過ぎだ。
12年前に殺人事件で亡くなった祖母は、宇野千代さんの本が好きだった。
「これはきっと、ばあちゃんから母さんへのメッセージだよ」と話した。
喫茶店「ライム」でモーニングを食べて、綾町の綾川渓谷に車を走らせる。
川辺の風は涼しく、水冷たさとせせらぎの音に、体の芯から癒される気分だった。
ランチはイタリア料理店「サーレ・エ・ペペ」で、美味しいパスタを食べた。
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【映画とタイ料理】 2005/8/3
理想の喫茶店の1つ、「吐夢乃家(とむのや)珈琲店」でモーニング。
昨日の滝めぐりで筋肉痛になり、今日はおとなしくDVD「ブリジット・ジョーンズの日記
きれそうなわたしの12か月」を見る。
映画の中でタイ料理の店が出てきたので、その場でエスニック料理「クルンテープ」に予約の電話。
店に行く途中、どういうわけか古本屋「ほんだらけ」に立ち寄りたくなる。
まったく期待していなかったら、お宝本が続出。
母に、宇野千代の「私 何だか 死なないような気がするんですよ」を買った。
クルンテープは装飾からアジア気分いっぱいの、美味しいタイ料理の店。
少し暑かったが、それもまたよし。
コース料理にタンドリーチキンとタイ風焼き飯をつけて、汗だくになりながら食べた。
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【滝めぐり】 2005/8/2
左:五重の滝(北郷町) 右:小布施の滝(日南市)
朝マックのあと、北郷町の山の上にある花立公園から景色を眺め、雑誌で特集していた滝を見に行く。
山奥の遊歩道を進むのだが、これが思ったよりハードだった。
滝の音を聞きながら、冷たい水に手足をひたし、細かい水しぶきとマイナスイオンを浴びる。
昼ごはんは、日南市のお気に入りのとんかつ屋「かつかい州」で、特製ヒレを食べた。
メチャ美味し!
帰りは海沿いの道をドライブして、堀切峠から太平洋を一望する。
山も川も海もすぐに行ける、宮崎は本当にいい。
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【夏休み】 2005/8/1
今月は生徒が夏休みなので、日記風に軽く書いてみようかな。
今日も日課の早朝トレーニングをこなし、午前中は読書と執筆、午後はテコンドーの練習。
夕方は関西から帰省した友人と、食事をしながら話す。
この夏は期するところあって、珍しく綿密に計画を立てた。
多忙のためおろそかになっていた、ライフワークに関係する活動や、学習やトレーニングを徹底的にやりたい。
もちろん、遊びもね。