<2004年2月>

自然体の有名人、永六輔さんの講演会に行く。
会場時間前に外に出てきて、客といっしょになって、「早く開けろー!」と叫ぶ。
開演1時間前から出てきて、しゃべりながら場内整理を始めたのには笑った。

永さん作詞の「逢いたい」という歌を聞くと、いろいろな感情が体験できる。
ATOMIという若い女性歌手が歌っているのだが、なんと「逢いたい」が72回続くだけなのだ。
「手紙の返事が書けないほど忙しいのは、恥である」も、永さんの本で印象に残っている言葉だ。

(2004/2/1)

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行きつけの自然食レストランで食事したあと、マスターから「マクロビオティッ ク(正食)」について詳しく教えてもらう。

肉や魚は少なめに、乳製品はとらず、野菜と果物を中心に、しかも安全な素材を選ぶ。
私が参考にしている「ナチュラル・ハイジーン」と、ほぼ同じ考え方だった。
無農薬野菜や、エサに化学物質を使っていない肉が買える店まで紹介してもらった。

最近、不思議と各分野のメンターに出会うことが多い。
気のせいか、何かに導かれているような。
自分が求めているので、必要な情報や人が引き寄せられるのだろうか。

(2004/2/2)

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神田昌典さんの新刊「成功者の告白」はすごい。
華やかな成功に隠されたダークサイドが、見事に描かれている。
これから起業する人や組織のリーダー、教師にも参考になるところが多い。
プラスをつかみすぎると、思わぬマイナスが現れる、まさに「正負の法則」だ。

(2004/2/3)

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宮崎の大自然を描いたドキュメンタリー映画、「風といのちの詩」を見る 。
幸島(こうじま)の野生猿を50年以上見守り続けたおばあちゃん(水戸サツエさん)の言葉以外は、心にしみる美しい映像と音楽が続くだけの、すばらしい映画だった。

淡々とした流れの中に、自然と共生するという「おごり」を捨てて、人間も自然界 の一部として生きようという温かいメッセージを感じた。
人も動物も植物も、同じ「いのち」ととらえてあったのがよかった。

幸島は、「100匹目の猿現象」としても有名だ。
海水で芋を洗って食べる猿が100匹を越えたとき、遠く離れた場所(大分県の高崎山)に住む猿たちが、同じことを始めたという不思議な出来事だ。
自然界には何かこう、科学では説明できないようなものがあるような気がする。

それにしても、「幸島」とはいい名前だ。
「風といのちの詩」を見て、宮崎で生活していることに、改めて誇りを感じた。

(2004/2/4)

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今日のランチは、あまり期待せずに地味な店に入って、オススメと書いてある大好物のオムライスを注文した。 びっくりするぐらい美味しかった。
おばちゃんの愛想もよくて、もう毎日来たくなった。

意外なことに、すぐ客でいっぱいになって、出前の電話も次々とかかってくる。
やはり商売は腕と人柄、そして口コミだなあ。
「オムライスの美味しい店リスト」に加えておこう。

(2004/2/5)

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昨日のトレーニングで筋肉痛になったので、いつもの指圧センターでじっくりやってもらう。
体のメンテナンスということで、月に1回は指圧か整体に通うようにしている。
たまには、頑張っている自分の体と心に感謝しよう。

(2004/2/6)

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今夜は、月がとてもきれいだ。
この月を部屋の窓から見上げただけでも、今日はいい一日だった。

4月に発売予定の著書「なるほどガッテン!英文法 目からウロコの超簡単レクチャー100」の推薦文を、私の文章を世に出してくれたY教授にお願いした。
まだゲラも見ないうちに、中元の書くものだから良い内容に違いないと、ありがたいご返事。

まだ20代の頃、ご著書をむさぼるように読んでいたY教授の講演に感動し、セミナー合宿にも押しかけた。
そのときに書いたつたないレポートを、Y教授編集の本に掲載していただいたのが最初だ。
「中元さんの文章には、光るものがある」とほめてくださった。
あれから10年、そのY教授の推薦文が、私の本の帯に載ることになった。

(2004/2/7)

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「フォトリーディング」(右脳超速読技術)のセミナーで知り合った人から、幻の名著「頭脳の果て」が届く。
すでに絶版になっているため、無理を言って郵送してもらった。
ジェームス・スキナーさんの「成功の9ステップ」もそうだったが、セミナーのすばらしい内容もさることながら、このような向上心ある参加者との出会いも、また貴重なものだ。

(2004/2/8)

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書店で一目ぼれして、すばらしい本に出会った。
カオハガンからの贈りもの」(崎山克彦)。
52歳で会社を辞め、退職金で小さな南の島を買って移住した著者が語る、シンプルでゆったりとした暮らし。

お金や物がなくても、いや、ないからこそ「豊か」に生きられるのかもしれない。
宇宙や自然の流れに沿って生きることの大切さを、最近よく感じるようになった。
直感でこの島に行くことに決めて、さっそく問合せて資料を送ってもらうようお願いした。

(2004/2/9)

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昨夜、ベッドに横になると、ちょうど窓から月が見えた。
月というのは、暗闇の中ではけっこう明るい。
ベッドを少しずらして、月光浴と洒落こんで眠りについた。

人の体と心を癒す要素は、7つあるという。
太陽や月の光を浴びる、炎を見つめる、水に体をひたす、木(氣)に触れる、金を身につける、土をいじる。
日・月・火・水・木・金・土、まさに1週間、うまくできている。

(2004/2/12)

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飛行家のリンドバーグ夫人が、思うところあって1週間ほど離島に滞在し、じっくりと自己の内面を見つめ、海辺で書き上げたのが「海からの贈物」だ。
同じことをしようと決めた数日後、たまたま手にしたのが9日に書いた 「カオハガンからの贈りもの」だった。
タイミングといいタイトルといい、とても偶然とは思えない。

30代最後の1週間を、セブ島の沖合いにある小島で過ごすことにした。
直感で決めたのだ。
同じ著者の本「ゆっくり生きる 」と「何もなくて豊かな島」も買ってきた。
カオハガンには、これから毎年のように行くことになるような気がする。

(2004/2/13)

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今日もまた、素晴らしい出会いがあった。
「Hiding Place Zeal」という自然の中にあるレストランと、素敵なオーナーやスタッフのみなさん。
緑や木を生かした温かい雰囲気、素材にこだわった手づくり料理、高台から海が見える風景。
休日は、一日中ここで過ごしたいくらい、気持ちのいい場所だ。

最近は、すっかりスローフード・スローライフ志向だ。
そういう人生を歩もうと決めた瞬間、自然食レストラン「アプリコット」「菜苑」「玄菜」(宮崎市)を知り、自然の一部として生きようとしている人々に出会い、大切なことをたくさん教えてもらっている。
自分にも、宮崎から発信して何かできそうな気がする。

(2004/2/15)

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ファーザーズ・ウェブサイトの支持者で、両親の離婚により父親と会えなくなったKさんに、彼女の誕生日である今日、とても幸せなことが起きた。
Kさんの母親との感情のもつれで、彼女が連絡しても会うのを拒否し続けていたお父さんから、「誕生日おめでとう」というメッセージが届いたのだ。

Kさんは、離れて暮らす娘を愛し続ける私を知り、一度はあきらめかけた父親との再会を夢見て、思い切って行動したのだった。
そのために、今まで何回も涙を流してきた。
私が娘と会うことを許されず落ち込んでいたときに、「絶対に大好きなパパのことは忘れない」と、励ましてくれたこともあった。

Kさん、よかったね。
いつかきっと、笑顔でお父さんと会えるよ。
最高の誕生日、おめでとう!

(2004/2/19)

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2月22日、2が3つ続く今日、「222の会」というのをつくった。
「文武両道」のサポーターなら誰でも参加自由で、たまに集まってお茶でも飲みながら、今を楽しむ明るい話をする会だ。
名前を口にするたびに、3回もニッコリ(^^)笑えるのがポイント。

「2」は、自然界に存在する「プラスとマイナス」「正と負」「表と裏」を表している(「良い悪い」はつけない)。
なおかつ、2が「3つ」あるのは、第3の選択、つまり「白か黒か!」だけではなく、柔軟な「グレイゾーン」もありということ。
塾じゃないんだから不定期で、あくまでも道楽でやっていこう。

(2004/2/22)

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欧風のあっさりしたカレーを食べさせる店に、しばらくぶりに食べに行く。
珍しく気骨のある「禁煙」が気に入って、オープン当初から通っていた。
しかし、タバコを吸う客のリクエストなのか、壁の禁煙マークが消えて、灰皿が置いてあってガッカリ。

喫煙は自由だが、味にこだわる店なら、空気にもこだわってほしいなあ。
美味しい料理の味と香りがもったいない。
小さな店で、タバコを吸う人と吸わない人が、共存共栄できる方法ってないだろうか。

(2004/2/24)

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夜中に腹が減って、何もなかったので、冷蔵庫に入っている安物のウインナーにマヨネーズをかけて、たて続けに3本食べた。
ピンク色で細長い、マルハのフィッシュウインナーというやつだ。
子どもの頃に、味噌で薄く味つけしたおにぎりといっしょに、よく食べていたのが懐かしい。

ベジタリアン的な食生活をしながら、大好物のお好み焼といっしょにコーラを飲んだり、たまにルール違反をして変化を楽しんでいる。
車でも、20代は軽に乗っていて、30代でいきなりベンツだから、40代は原チャリにするものおもしろそう。
お金があるときは高級レストランでフルコース、ないときは即席ラーメンをすするような生活が好きだ。

(2004/2/25)

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4回目の「英語教育達人セミナーin宮崎」を実施。
全国から英語授業の達人を招き、すべてが参加者の会費で運営されている、草の根運動だ。
得られるのは最先端の指導技術と情報、そして全国区のすばらしい人間関係。

この趣旨に賛同してくれた宮崎国際大学が会場を提供、講師は快く無償で引き受けてくれ、教職志望の学生がボランティアスタッフで活躍、口コミで多くの高校・中学の英語教師が集まってくる。
宮崎の世話役として、私がこの活動を通じて確信していること。
「一生懸命にやっていれば、必ず誰かが助けてくれる」

(2004/2/28)

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とんでもない本が出た。
成功の9ステップ」、著者はメンターの一人である、ジェームス・スキナーさん。
私の人生を激変させた、スーパーセミナーのコンテンツすべてが、この1冊の中に入っている。

3泊4日のセミナーに、10万円を投資した。
初日の午前中だけで投資回収ができたので、もう帰ってもいいと本気で思ったくらいだ。
結果として、100万円支払っても惜しくない内容だった。
それがたったの1900円、これはどう考えても「買い」だろう。

(2004/2/29)

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