<2005年7月>
【成長の場】 2005/7/31
昨日と今日は、勤務先の高校がオープンスクールなので、県内からたくさんの中学生が来ている。
今日も生徒たちの活動を見ていて、気づかされることがあった。
学校は「成長の場」で、生徒たちが悪戦苦闘しながら成長するのを見られるのは、素晴らしい仕事だと。
人が生きる喜びはお金や地位ではなく、他人との比較でもなく、自分なりの世界で成長していく過程にあると思う。
人間としての「成長」こそ、生まれてきた究極の目的のような気がする。
人間関係などで嫌なことがあっても、それもまた自分の成長のタネとなるのだから、「悪いこと」ではないのだ。
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【生徒に教えられる】 2005/7/30
生徒たちの吹奏楽と合唱の演奏を見せてもらって、今日は大きな感銘を受けた。
彼らの実力は全国トップレベルだから当然だが、身のこなしから顔つきまで、授業のときとは別人と言っていいほどだ。
狭い見方だけで生徒を評価するのは、大きな誤りだと実感した。
あの素晴らしい演奏が、日頃の膨大な練習量に裏打ちされていることは言うまでもない。
我々教師は意外と勉強や練習をしないものなので、逆に反省して教えられた。
苦手なことをやってはダメで、やはり得意なものを伸ばすほうがいいと思った。
それでも地方の学校では、まだまだ大学進学に価値観が偏っている。
好きなことをやっているときの生徒の活き活きとした表情と、そうでないことを仕方なくやる様子を見比べると、複雑な気持ちになる。
人生の「幸せの基準」は何か、改めて考えさせられる日だった。
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【評価】 2005/7/29
TBSテレビ「学校へ行こう!MAX」に出演中の男子合唱部に、YとEという2人の生徒がいる。
私が指導するテコンドー同好会からの助っ人として、コンクールに向けて毎日がんばって練習している。
進学クラスに入りながらあまり勉強をせず、個性的でヤンチャなところもあって、多くの教師から厳しく指導されてきた。
部活動の顧問としてどうにかしろと、私もさんざん言われてきたのだが、彼らの可能性を信じて今までかばい続けてきた。
進学校の教師からボロクソにけなされていた、自分の高校時代を見ているようで、偏った価値観の押しつけをしたくなかったからだ。
高校生の私はいつも心の中で、「こんな評価はオレのすべてではない、オレはこのままでは終わらない」と、いつも思っていた。
学校では欠点ばかり指摘される彼らだが、番組の中で教師の知らない「実はこんなにすごいヤツだった」的な部分が公開されて、すっかり株が上がった。
「実際は違うよ、現実を知っているからね」などと言う教師にならなかった自分も、ひそかに祝福したい。
「男子三日会わされば刮目して見よ!」である。
「いつまでたっても石ころじゃないさ」(by浜田省吾)
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【本当に大切なこと】 2005/7/28
大学や専門学校の進路を決めるとき、その学部が果たして直接就職につながるのか、心配する生徒や保護者は多い。
特に、芸術系統や新しい分野の場合。
いわゆる「音楽でメシが食えるのか?」といったことだ。
でも仕事って、卒業した学部と関係ないものに就いたらダメなんだろうか?
私は外国語学部を出てたまたま英語教師になったが、友人の中にはラーメン屋、警官、おもちゃ屋などになって成功したヤツも多い。
では英語を学んだ4年間が無駄だったのかというと、そうではない。
大切なことは、英語をマスターする過程で身につけた「成功の原理原則」ではないかと思うのだ。
専門知識そのものよりも、そこで得たものを卒業後にどう応用していくか、それが問われてくる。
私が大学で学んだことは、英語であって、英語ではなかったといえる。
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【船井幸雄講演会】 2005/7/27
「お菓子の日高」の社会貢献イベントで、船井幸雄さんの講演会に行ってきた。
毎年恒例で著名人の講演会を提供し、宮崎芸術劇場の演劇ホールを無料で開放。
積極的に「与える」活動をしている同店は、今後も地元で支持されていくだろう。
船井さんの話は、成功法則を学ぶ者にとってはごく常識的な内容が多いが、それを徹底的に実践してあれほどの人物になったのはすごい。
死後の世界や幽体離脱など、経営コンサルタントとしては「オカルト的」と言われるが、あのレベルに達して初めて見えてくるものがあるのだろう。
<人材のつくり方>
人材の定義を、「好き勝手なことを言っても、人がついてくる人物」とする。
育てたい者に対して、次の5つの接し方をすればよい。
自分自身にもそのように問いけながら、実践を心がける。
(1)自信を持たせる 例:「君の父親(故郷)のいいところは?」
(2)使命感を与える 例:「君、何が得意?」
(3)至誠をつくさせる 人のいいところだけを見て、悪いところは見ない。
(4)勇気を持たせる いいことは今すぐ始めて、悪いことは今すぐやめる。
(5)プラス発想をさせる 人間だけが、思考したことが実現する。
<宮崎県のイヤシロチ>
イヤシロチとは、快適で居心地のいい空間や場所のこと。
空気が清らかでいい波動が流れているので、そこにいるだけで体がリラックスし、心が穏やかになる。
船井さんが選んだ宮崎のベスト3は、次の通り。
(1)串間市の幸島(100匹目の猿現象発祥の地)
(2)霧島東神社
(3)綾町の吊り橋
<健康のコツ>
船井さんが毎日の習慣にしているのが、夜明け直前の腕振り運動。
手を体の内側に開いて腕を伸ばし、前後に大きく振る(後ろに引くときはやや強く、前にはその反動で戻す)だけの簡単なものだ。
脊椎を刺激して背骨が真っ直ぐになり、船井さんの場合は視力まで回復したという。
この腕振り運動は、東京工業大学教授の故・関英男さんが発案したもので、理論的な裏づけがあるらしい。
私(中元)は以前、それを説明した本を見たことがあるが、あまりに難解のためギブアップ。
効果が大きいのは事実のようななので、とにかく実践してみることを勧める。
日の出の方角に向かって行うと、自然の気を吸収することができて、なおいいらしい。
1分間に60回くらい、つまり1秒に1回程度のペースで腕を振る。
回数の基準は、以下の通り。
60歳以下 約200回前後
60歳代 約300回
70歳代 約400回
80歳代 約1000回
90歳代 約2000回
その他、船井流健康のコツ。
(1)どんなことにもクヨクヨしない。
(2)体を冷やさない。
(3)何でもほどほどに。
(4)体を動かす。
(5)歯を正常にする。
(6)姿勢を正す。
<運をよくするコツ>
(1)ついている人・モノとつき合う。
(2)つく言葉を使う。悪いことには「ありがとう」、良いことには「感謝します」。
(3)本物とつき合う。
運やツキに関しては、ほとんどの成功者が同じことを言う。
表現方法は違っても、その根底には共通して流れる成功の方程式が存在するようだ。
やらなきゃソン。
+++++
船井さんのあとに、高弟である佐藤芳直さんの講演もあった。
まだ40代の天才コンサルタントということで、年齢が近くて人間味のある体験談が多かったためか、佐藤さんの話のほうがおもしろく感じた。
<役割>
どんな人間でも必ず、この世に生まれてきた「役割」、つまり使命を持っている。
船井幸雄に次のように言われて、一生懸命働くことの意味を知った。
「同じ時間で人の2倍働けば、2分の1で自分の使命が見つかる。
3倍働けば、3分の1の時間で見つかる。
早く見つかるのは、素晴らしいことじゃないか」
<一流たれ>
船井幸雄の口ぐせは、「一流たれ」。
「どうしたら一流になれますか」と問うと、「自分で一流だと思って、そう言えばいい」(イメージして口に出せばその通りになる、という法則のことだろう)。
あっけにとられていたら、続けて次のように言われた。
「一流とそれ以外の違いを実感するには、飛行機のファーストクラスとエコノミークラスのトイレを比較すればいい。
ファーストクラスのトイレは、人が使ったあともきれいに掃除され、手洗いの水滴も落ちていない。
エコノミークラスのトイレは、フタが開けっ放しになっていて、ゴミまで落ちている。
一流とは大きなことをする人ではなく、そういった小さな心がけをしっかり守っている人のことだ」
<畏れ>
教育とは、「畏れ」を持たせることといえる。
この自然界をつかさどる偉大な力(somethigng great)に対する、ちっぱけな存在である人間としての「畏れ」。
それが抜けたままテクニックだけを教えても、空回りするだけである。
<名こそ惜しけれ>
日本人は、古くから次のことに対して名を汚さないように心がけていた。
それは宗教にかわることでもあったが、経済至上主義に変わってしまった今、日本古来の文化が失われようとしている。
(1)自然 「お天道様に申し訳ない」
(2)先祖 「ご先祖様に顔向けできない」
(3)故郷 「故郷に錦を飾れない」
編集中、続く(8/5)
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【一点集中】 2005/7/26
イヤホンを耳につけて、ラジオか何かを聞きながら、ウォーキングやジョギングをしている人もいる。
私も何度かやってみたが、運動効果が半減するような気がして、普通に走ることにした。
楽しみながらやるのはオーケーだが、今動かしている部分に意識を集中させたほうが、体が大きく変化するのは事実。
「AしながらBする」ということは、Bが義務のようで、Aでごまかす感じもする。
たかが数十分のことなので、今の活動に一点集中したほうが結果が残る。
次々と一点集中を重ねていくことで、違う活動が気分転換にもなって、単なる気休めの休息時間が減る。
もちろん、社会人の仕事は同時進行せねばならない場面が多いので、「ながら勉強」ができるのもひとつの才能といえる。
問題は、勉強しているときに遊びのこと考え、遊んでいるときに勉強のことが気になるという中途半端な学生パターンだ。
体が何千回も揺れて脂肪が燃焼するイメージに意識を集中して、刻むように軽く走るスタイルが私にはベストだ。
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【習慣づけのコツ】 2005/7/25
私は熱しやすく冷めやすい、典型的な三日坊主タイプなので、運動や学習を継続するためにいろいろ工夫している。
(1)「ものたりない」「もっとやれそう」というところで止めて、その欲求不満を明日からの継続につなげる。
(2)「やらないよりまし」ができたことを、派手にお祝いして自分をほめまくり、<努力=快楽>を脳にインプットする。
(3)実行のチェックは、○×式ではなく○○式で、貯金のように実行した日数を足していくだけにする。
(2)の応用バージョンが、<(4日+3日+3日)×2+1日>の公式。
まずはとにかく4日続けて、「三日坊主突破のお祝い」をする。
次に3日続いたら「1週間突破の打上げ」、そしてさらに3日で「10日間突破の打上げ」をする。
これを2セット続けて、オマケにあと1日やれば、合計で21日。
心理学では、朝起きたら顔を洗うように、ある習慣が身につく期間を21日間としている。
当然ながら、ド派手に「21日間突破のお祭り」をやって完成だ。
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【朝の運動】 2005/7/24
「成功者は、朝運動する」と聞いたことがある。
だからというわけではないが、早朝に体を動かすメリットを実感していて、起床後はすぐジョギングに出かける。
息をのむほど美しい朝焼けを横目に、新鮮な空気を味わいながら、朝露にぬれた緑の中をゆっくり走る。
家に戻ると、離れのトレーニングルームに入って、ウェイト・トレーニング。
空手で使う砂袋を拳と手刀で叩き、スネを鍛え、スピードバッグとヘビーバッグを蹴る。
十分にストレッチをしたあとシャワーを浴びて、フルーツジュースを飲みながら本を読む爽快さ。
この朝の1時間があるから、夜に何かをするプレッシャーもなく、仕事が終わったらゆっくり休める。
体が引き締まってくるのを実感するのはけっこう快感で、体に酸素と水を十分に与えるので、健康にもいい。
朝ちょっと散歩するだけでも、習慣化すれば、生活が根本から変わるほどの「黄金時間」になるだろう。
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【人頭獅身】 2005/7/23
「人頭獅身」とは、頭脳は人間らしく科学的にどこまでも発達させ、身体は野獣のごとく強健にすること。
最近これを、85歳の人から教えてもらった。
今でもこの理念を捨てずに生活していると(!)。
彼が言うには、頭と体を同じくらい使えと。
「屁理屈ばかりで、体を動かさない輩が多すぎる」
というわけで、私はほっといても読み書きはするから、この夏は「野獣」めざして体を鍛えます。
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【おまじないソング】 2005/7/22
今日はケッサクな替え歌にウケて、一日中歌っていた。
よくプラス思考で「ピンチはチャンス」「危機もひとつの機会」などと聞くが、どうしても理屈っぽく聞こえてしまう。
それよりも、ピンチのときに口ずさんだら一瞬で心が軽くなる、「おまじない」のほうが使えそうだ。
では、あなたも一緒に「あめあめふれふれ」の曲で。
「ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランランラン♪」
いや〜、これ一生モンだよ。
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【相性】 2005/7/21
男女の仲は、あれこれ理屈を言ってみても、結局は「相性」かなと思うことがある。
体も心も同じで、要するに合うか、合わないか。
一目惚れも、波長が合うからこそピンとくるのかもしれない。
「相性がいいかどうか、どうやったらわかりますか?」
と聞かれたときの、私なりの答え。
「沈黙が続いても、ええと何を話そうか…というプレッシャーをぜんぜん感じないこと」
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【惚れるきっかけ】 2005/7/20
女子生徒たちと、けっこう盛り上がった話。
「男の人が、この人となら結婚しても(つき合っても)いいと思う瞬間は?」
世代が違うから参考にはならないだろうが、昔を思い出しながら?3つほどあげてみた。
いつもいいレストランに連れて行くが、お金がなくてコンビニになっても、「美味しい!」と喜んで食べてくれる。
他人が見ていないという状況で、ちょっと人の履物をそろえているのを偶然見かける。
「どこが好き」と聞いたら、「あなたの弱いところ」と答える(男は常に虚勢を張っているのです)。
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【できる・やらない】 2005/7/19
言葉の使い方ひとつで、自分に火をつけることも、それに水をかけることもできる。
今日やることを「〜しなければならない」と言うと、プレッシャーを感じて、達成してもあまりうれしくない。
「〜することができる」と言うと、自分で選んだ感じがして、うまくいったら自分をほめたくなる。
同じように、「〜ができない」を「〜をやらない」に置き換えてみてもおもしろい。
「できない」と言ったら、それで終わり。
「やらない」は自分の意志が含まれるし、「なぜやらないのか」という自問自答で、心の中の深い部分に気づくこともある。
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【いい仕事】 2005/7/18
ずっと憧れていた仕事で給料も高いが、人間関係が最悪で、朝から晩までストレスだらけ。
採用されたのでなんとなく入ってみたら、条件は悪いがみんなから可愛がられて、けっこう楽しくやっている。
どちらが「いい仕事」といえるのだろう。
仕事を辞めたいと思っていた頃、出勤中にすれ違うフリーターたちを見て、正直うらやましく感じていた。
お金は私よりもらっていないのだろうが、どこか気楽で幸せそうに見えたのだ。
どちらにもそれぞれツライ部分がある、ただそれだけだったのだろうが。
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【古稀】 2005/7/17
今日は、父の70歳の誕生日。
いつも複数の仕事を同時進行させている、私よりタフで勉強好きな父も古稀を迎えた。
久しぶりに家族4人がそろって父の好きな居酒屋に行き、腹いっぱい食べてきた。
幸い両親とも健在だが、父は自分の両親を82歳で亡くしているからか、「あと10年ちょっとかな」とつぶやいた。
「口にするとその通りになるから、100歳まで生きると言ったほうがいい」と私。
寿命は神様が決めることだから、気にせずに好きなことをやりながら、今を楽しんで生きてほしい。
私は離婚して妹も独身なので、「結婚して孫の顔を見せてほしい」と、口ぐせのように言っている。
実は、これがいちばんつらい。
何度頼んでも断られてきたが、前妻と再婚相手には、せめて私の娘を祖父母に会わせやってほしい。
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【理由は別にある】 2005/7/16
ずっと以前、友人関係について私の指導が気に食わないと、女子生徒の母親が学校に怒鳴り込んできたことがある。
私も若く未熟な対応だったが、相手があまりにも感情的だったので、絶対に間違っていないと突っぱねた。
その女子生徒は、母親が私に退学届けを投げつけるのを見ながら、卒業を目前にして学校を去った。
あとで聞いたところによると、母親は離婚して経済的に苦しく、激しい性格のせいで次々と人間関係をこわしていた。
そして娘は、つき合っていた男と別れたものの、そのとき妊娠していたそうだ。
あれ以来、理不尽な八つ当たりをされるたびに、本当の理由は別のところにあるんだろうな、と思うようになった。
同じように、悩みの相談を受けていても、その根本的な原因は別にあることが多かった。
あなたが今悩んでいることも、実はそれ以外の何かを解決すれば、あっさり消えるものなのかもしれない。
冷静になって、よく考えてみよう。
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【心配事】 2005/7/15
明日はクラスの生徒の約半分が、姉妹校である短大のインタビュー入試を受けるので、なかなか落ち着かない様子だった。
担任としては究極のポイントを指導したと思っていても、不安のためか「もっと細かい準備をするべきだった」と、うらめしそうに私を見る子もいた。
質問に対する答を完璧に準備していても、それ以外を聞かれたらパニックになるようでは今後に応用がきかないのだが、伝えるということはなかなか難しい。
これまでの人生をふり返って、心配事が取り越し苦労に終わったことと、本当に最悪の状況になったことでは、どちらが多いだろうか。
今元気に生活しているのだから、意外となんとかなるものだと思えれば、あなたは大人だ。
そう、心配事の多くは、めったに現実にはならないものなのだ。
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【実践】 2005/7/14
斎藤一人さんの講演会に行く。
あいかわらずわかりやすくて役に立ち、笑いもとる話術には感心した。
やっと会えて、握手して言葉も交わすことができて感激だが、今日で単なる「一人さんファン」は終わり。
一人さんのことを熱く語りながら、自分は実行できていない人はけっこういる。
うまくいく法則をたくさん教わったのに、実生活で活用しないのはもったいない。
カリスマに依存せず、日々実践しながら成長を続ける大人でいよう。
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【問題】 2005/7/13
「○○さえ手に入れば一生がバラ色になる」というのは、どうやら幻想のようだ。
どんなに幸せそうに見える人でも、それぞれのレベルで、何かしら問題をかかえているのが現実だ。
問題がまったくなくなる唯一の場所は、墓場だけ。
であるなら、次々と問題や理不尽が出てくる中で、自分がどう対処しながら心地よく生きるかという方法を考えたほうが楽しい。
問題から解放されようとあがくのではなく、それらの見方をどう変えたら「問題」でなくなるか。
これからも、「究極の屁理屈」を発見する旅は続く(笑)。
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【ゼロベース思考】 2005/7/12
映画を見たり本を読んでいる途中で、「これは自分にとって価値がない」と判断したら、途中でも放り出す。
映画代や本代がもったいないという気持ちもあるが、無駄に過ごす時間のほうがよほどもったいない。
一度始めた以上は最後までやり通さねばならない、という法律はないのだから。
「もしすでにこうなっていなければ、今からでも始めるだろうか?」と自問自答するのが、ゼロベース思考。
答が「ノー」であれば、ただちにその活動を止めて、本当に必要な別の活動に時間を使おう。
その判断基準もまた、自分の人生の目的によるのだが。
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【後先事項】 2005/7/11
「後先事項」という発想もおもしろい。
優先事項ではなく、その逆。
目的達成のために、やる必要のない活動を具体的に書き出して、やらないと決めたことを必ず守るということ。
意味もなくパソコンの前に座り、なんとなくネットサーフィンをして、メルマガを読んで寝るというパターンは避けたい。
何をすべきかだけではなく、何をすべきでないか。
それもすべて、自分に明確な目標があればこそなのだけど。
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【先立つ後悔】 2005/7/10
「先立つ後悔」という考え方がある。
たとえば10年後の自分をイメージして、今の生き方を続ければ、何を後悔するかをリストアップする。
それを今やめる、または将来の自分が「やっていてよかった」と思うことを、今すぐに始めるということだ。
50歳の私は、何を後悔するだろうか。
そう考えていたら、いくつかの「先立つ後悔」が思い浮かんできた。
簡単な方法だが、やるとやらないのとでは、今後の10年間がまったく違ったものになりそうだ。
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【好かれる】 2005/7/10
高校生の頃、嫌いな先生に叱られながら、いつも思っていたことがある。
「この人の言うことを聞いていたら、この人みたいになっちゃうんだよな?」
だから私は、彼らの言うことをぜんぜん聞かなかったのだろう(笑)。
カッコイイ生き方をしてる人に対しては、とっても素直な男の子だった、私は。
部下や生徒の文句を言っているヒマがあったら、自分の魅力を磨くことにエネルギーを使わないと。
好きな人に対してなら、誰だっていい態度で接してくるんだから。
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【切腹】 2005/7/9
「ウエストが細い」とよく言われる。
ケガなどもあって、この1年くらいは十分な運動をしていないのだが、体型はほとんど変わらない。
中年太りで腹が出ることは、まずないだろう。
学生時代だったか新卒時代か、腹の出た中年たちを見て、心に誓ったことがある。
「腹回りが胸囲を越えたら、切腹」
決めてイメージし続けると現実化しやすいから、いくつになっても逆三角形ボディ。
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【状態管理】 2005/7/8
なかなかリスペクトできない人から、レベルの低い嫌がらせを受けた。
以前なら感情を乱していたが、今はかなりどうでもいい状態になっている。
だってその人はぜんぜん幸せそうじゃないし、私が味わえる楽しみを何も持ってないから。
ヒマな人は肩がふれただけでもケンカするが、それがデートに遅れそうなときだったら、「はいすみません」と、さっさと謝ってしまう。
大きな目標を持って、実現のために動いている最中は、いちいちザコの相手はしていられない。
タップリ睡眠をとった翌日は、他人の失敗も余裕で許してやれる。
同じ出来事に対しても、自分の状態が違っていたら、反応もガラリと変わる。
大切なのは、問題が起きないようにするよりも、自分の状態をベストに管理しておくこと。
他人の機嫌をとっているヒマがあったら、自分の機嫌をとろう、ということだ。
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【願い事】 2005/7/7
今日は七夕で、教室には笹の枝に色とりどりの短冊が飾ってある。
見ると、生徒たちの願い事がたくさん書いてある。
私は特に思いつかないので、「みんなにハッピー&ラッキー」と書いた。
神社や墓参りに行っても、感謝して「ありがとう」を言うだけで、これ以上お願いすることは何もない。
「流れ星が消えるまでに、3回言える願い事を持っていることが、目的意識のある人生なのだ」という話も聞いた。
でも、今に満足して喜んで過ごしているほうが、穏やかで幸せそうだ。
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【くり返し聞く】 2005/7/6
車を運転するときは、いつも講演テープを聞いている。
斎藤一人、小林正観、ジェームス・スキナー、神田昌典、本田健、ナポレオン・ヒルなど。
長距離の出張も気にならないどころか、たくさん聞けるのでうれしいくらいだ。
気に入った本と同じく、何度もくり返し聞いていると、毎回新しい気づきが得られる。
ただ流してボーッとしていても、なぜか急に耳に入ってきて集中することがある。
今の自分にいちばん必要な情報に、体が反応するようになってるんだろうな。
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【今を味わう】 2005/7/5
月曜日の朝は、目が覚めるとつい、今週の忙しい仕事のことを考えてしまう。
あれもあるこれもある、夜まで予定がビッシリだ…。
バカなことに、わざわざ1週間分のイメージトレーニングをして気疲れしているのだ。
気を取り直して、「今ここ」の自分に焦点を合わせてみる。
気持ちいいタオルケットにくるまって、日の出前の窓からは心地よい風が入り、鳥や虫の声が聞こえてくる。
終わった過去やまだ来ない未来なんかより、今この瞬間の幸せを味わっているほうが得だよね。
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【本は7回読む】 2005/7/4
本は1回読めば終わり、と思っている人は多い。
私は「人生バイブル級」の本に出合うと、何度もくり返し読む。
7回読破すると、その本は自分が書いたのかと錯覚するくらい、内容が身につくそうだ。
ある成功者が、秘書に自己啓発の本を薦めた。
「もう読みました」という秘書に、彼は言った。
「私は10回読みました。私は裕福ですが、あなたはそうではない。何か気づきませんか?」と。
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【本は安い】 2005/7/3
週に2〜3回は、「パトロール」と称して書店に立ち寄る。
本を買うというより、タイトルや表紙をチェックして、ビジネスやライフワークのインスピレーションを得るためだ。
といってもついつい何冊か買ってしまうので、ブックオフに売っても売っても、すぐに数百冊たまってしまう。
本は、メチャクチャ安い買い物だ。
1冊から3つのヒントを得て、そのうちの1つでも実践すれば十分にモトがとれる。
本代が高いと感じたら、知性の限界だろう。
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【原子核変換装置】 2005/7/2
今日の小林正観さんの講演会で、印象に残った話をひとつ。
ニワトリにカルシウムをまったく与えないと、殻がフニャフニャの卵を産む。
その後カリウムを与えると、体内でカルシウムに変えて、普通の卵を産むそうだ。
私たちにも、そのような「原子核変換装置」のプログラムを勝手に作ったらどうか。
どんな罵詈雑言や仕打ちを受けても、笑顔で「ありがとう」と言いながら、体内でエネルギーに変えると決めるのだ。
ニワトリにできて、人間にできないはずがない(笑)。
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【インスピレーション】 2005/7/1
人間の脳は、一日に数万個のことを考えているそうだ。
しかし、そのほとんどが浮かんでは消え、忘れられていく。
ひょっとしたら、その中には天才的な閃きやグッドアイディアが含まれているのかもしれない。
気がつくといつも本を読み、ものを考え、文を書いている(同じくらい遊んでるけど)。
そのためか、何気ない生活の場面で、突然インスピレーションを得ることがある。
その場でメモしないと忘れて後悔するので、風呂場でも運転中でも大丈夫な工夫をしている。