<2005年6月>
【いちばんのファン】 2005/6/30
久しぶりに自分がホームページに書いた文章を読み返すと、けっこうおもしろい。
たまに「この人、いいこと言うなあ」なんて(笑)。
文章の印象と実像がまったく違うので、身内ではけっこうツボらしい。
考えてみれば、人に話していることって、実は自分に言い聞かせていることが多い。
ということは、ここに書いてあるのは、私がいちばん必要としていることかも。
開き直って自画自賛しながら、「文武両道」のいちばんのファンになろう。
*****
【最高の成功法則】 2005/6/29
同じ出来事なのに、ある日は動揺し、ある日は動じない。
同じ人なのに、あるときは許せずに、あるときはやさしくなれる。
同じ一日なのに、昨日は落ち込んで、今日は上機嫌。
何が違うのか?
それは、自分自身のコンディション。
十分睡眠をとって、体調を好調に保つことこそ、最も優れた成功法則。
*****
【夢は人に話すな】 2005/6/28
「自分の夢や目標は、人に話さないほうがいい」という。
話すと、「できるわけがない」と否定的なことを言われたり、夢の実現を邪魔されるからだそうだ。
一気に放出されるダムの水のように、エネルギーはためておいて爆発させる、という考え方もある。
そう信じている人にとっては、その通りのことが起こるようだから、どれも「正しい」のだろう。
私の場合は、もう誰それかまわずに話しまくっている。
夢に賛同して協力支援してくれる人が、きっと現れると思っているから。
*****
【結婚するということ】 2005/6/27
昨夜はお世話になったおじちゃん(もう85歳のおじいちゃんだった)の、お通夜に行ってきた。
私の姿を見たおばちゃんが「やっくんが来てくれた」と驚き、しばらくうつむいて、やがて大粒の涙をこぼした。
あの大きかったおばちゃんが小さな白髪のおばあちゃんになり、たかが私が来たくらいで泣き出すのを見て、涙をこらえきれなかった。
会場には、年をとった懐かしい顔と、知らないうちに生まれて大きくなった若者たちでいっぱいだった。
淡々と結婚して子どもを育てて、親戚が増えていくって、こういうことなんだ。
このまま独りでいれば、悲しいことがあったときに集まってくる人間が、だんだん少なくなっていくのかな。
*****
【松本のおじちゃん】 2005/6/26
両親が共働きだったので、幼い頃から人の家に預かってもらっていた。
そこのおじちゃんが、昨夜亡くなったと電話が入った。
死んだらこの人たちに伝えてほしい、というリストに中元の名があったそうだ。
思い出すのは、宮崎で「せんぐまき」といって、家を新築するときに屋根からおひねりをまく行事。
上から降ってくるお金やお餅に手を伸ばしていたら、「下を見るんだ」と言われた。
その通りにすると、みんなが夢中になっているうちに、いくらでも拾えた。
常に人と違ったオリジナル路線で勝負してきたのは、たぶんあの日の出来事が影響している。
車に乗せてもらっているとき、接触事故を起こしたことがある。
まったく動じる様子もなく、ごく淡々と処理を進めていたおじちゃんを見上げて、子どもの私は何かを感じたのだろう。
今ではたいていのことが起きても、頭がスーッと冷めて、取り乱すことはまずない。
そんなことを思い出しながら、今夜は都城市にお通夜に向かう。
*****
【意志か流れか】 2005/6/25
目標に向かって、達成するまで努力を続ける。
流れにまかせて、ありのままで気楽に生きる。
どちらのほうが正しいのか、そして夢が叶いやすいのか。
今の答は、「どっちでもいい」。
別に一貫性を保たねばならないということもないし、そのときにしっくりくるほうを選択したらいいんじゃない。
コインに裏表があるように、不完全な人間の世界に矛盾や理不尽は「つきものだ」と、淡々と受け入れていればいい。
*****
【好きなこと】 2005/6/24
「もっと自分の好きなことを、好きなようにやりたい」
いくつになっても、そんなナイーブなことを言っている人がいる。
でも考えてみれば、すでに全員がその夢をかなえていて、「好きなことを好きなように」やっているのだ。
苦手な上司や同僚とのつき合いをガマンしながら、しがないサラリーマン生活を続けているのも、それが好きだから。
ヘトヘトになって愚痴をこぼしているが、鳥かごから大空に飛び立つリスクよりも、毎月振り込まれる給料のほうが好きなのだ。。
人間関係のストレスや不平不満も、実は自分が好きで選んだのだから、「どうやって楽しんでやろうか?」と考えたほうがトクだよ。
*****
【ミラクル・クエスチョン】 2005/6/23
もうすっかり習慣になってしまったのだが、何か問題が起きたとき、自動的に頭の中に1つの質問が浮かぶ。
「この問題の中の“すばらしい点”は何だろう?(What is great about this
problem?)」
その瞬間、心がシフトチェンジして、目のつけどころがガラリと変わる。
脳は質問に答えようと働き始めるので、問題の中に隠されたギフトを掘り起こしてくれる。
質問にはすばらしいパワーがあり、適切な質問には適切な答が与えられるのだ。
あらゆる場面で、自分だけの「ミラクル・クエスチョン」を習慣化することを勧める。
*****
【人生最悪の出来事】 2005/6/22
アメリカの雑誌社が1000人にアンケートをとったところ、「人生最悪の出来事が、今考えたら幸せへの最高のきっかけだった」と答えた人が、なんと90%。
ということは、何か嫌なことが起きた瞬間に、「バンザ〜イ!」と叫ばなければならない。
だって、統計上、そのことは90%以上の確率で「幸せへの最高のきっかけ」なのだから。
最悪の出来事には、たくさんのギフトが隠されている。
その1つとして、失意と絶望の中で、「自分が本当は何を大切にしていたのか」に気づかされる。
その結果、「これからは大切なことを中心に、人生を生きるようになる」ので、幸せになれるのだ。
*****
【いちばん欲しいもの】 2005/6/21
「今、いちばん欲しいものは何ですか」と質問されたビル・ゲイツ。
「プライバシー」
世界一の大富豪がのどから手が出るほど欲しがっていて、絶対手に入らないものを、あなたはすでに持っている。
生活していく心配がまったくないのは、誰もが望むこと。
では、なぜ皇室に嫁いだ女性がうつ病になったりするのか。
ああ、そのあたりのラーメン屋に入ってメシ食って、コンビニでアイスキャンディとか買える自由が最高。
*****
【二人の和尚さん】 2005/6/20
一休和尚が臨終のとき、「本当に困ったときに読め」と、弟子たちに遺書をしたためた。
お寺が危機におちいったとき、ついに弟子たちが封を開いたら、次のように書いてあった。
「心配するな、なんとかなる」
仏教の死生観を説いた、ある有名なお坊さんは、死ぬ間際に弟子たちから最後の言葉を求められて言った。
「わしは…死にとうない」
こういう人間味のある話は大好きです、私。
*****
【すべては与えられたもの】 2005/6/19
落ち込んだり、悩んだりするのも、何か意味があって人間に与えられた感情。
たぶん、喜んだり有頂天になったりする感情と、うまくバランスをとるために存在しているのだろう。
マイナスがなければプラスも存在できない、それが自然の原則だから。
ということは、感情に「良い」も「悪い」もないはずだ。
そのときにいちばん強い感情をじっくり味わっていれば、また別の感情に変化していくわけで。
一方だけに振れる振り子なんて、気味が悪いもんな。
*****
【もし神様だったら】 2005/6/18
もし自分が神様だったら…けっこう退屈するだろうな。
何でも自分の思い通りになるって、最高の気分だろうけど、すぐに飽きるような気がする。
そうすると、「思い通りにならないこと」を体験してみたくなるんじゃないかな。
悩み苦しんだり、嘆き悲しんだり、怒り狂ったり。
うわー、この感情おもしれー!とか思ったりして。
そんなわけで、人間は神様がいろいろな体験をするためにやってきた、という説もあるわけです。
*****
【媒体】 2005/6/17
本の著者や講演者など、いわゆる「センセイ」と呼ばれている指導者について、「あの人にはガッカリした」と聞くことがある。
口では立派なことを言いながら、実生活はぜんぜん違うじゃないか、といったようなことだと思う。
それはそれで、いいんじゃないの。
勝手に「神様」に仕立て上げて、さんざん依存しておきながら、ちょっと欠点を見つけると悪口を言う。
彼らもしょせんは人間なんだし、自然の原理原則をわかりやすく伝えてくれる、優れた「媒体」ととらえればいい。
言ってることとやってることが矛盾しているなんて、どうでもいいことで、あなた自身がどう実践しているかが問題だ。
*****
【自分をつくっておく】 2005/6/16
「何か面白いことないかなあ」
こういう言葉を聞くたびに、ああ、もったいないなあと思う。
面白いことがあるから面白いのではなく、「どんなことでも面白がれる性格だから」面白いのに。
「もっと好きな仕事がしたい」というのも同じかもね。
そんな人は、もし仕事を変えてもきっと同じことを言うはずだ。
「何をするれば楽しいか」よりも、「何をしても楽しめる自分をつくるにはどうしたらいいか」と考えたほうが楽しい。
*****
【どっちが先か?】 2005/6/15
「悲しいから泣くのではない。泣くから、悲しくなるのだ」
「愉快から笑うのではない。笑うから、愉快になるのだ」
このパラドックスは、人生のあらゆる場面で活用したほうが得だ。
たとえば心豊かな億万長者は、お金がたくさんあるからいつも笑顔で、前向きな言葉を使っているのだろうか。
それとも、もともと楽天的な性格で、貧しい頃から寄付をしていたから億万長者になれたのだろうか。
答をばらしてしまうと後者なのだが、興味のある人は自分で実験してみたらどうだろう。
*****
【トラウマ・ハイテンション】 2005/6/14
ハイテンションな人を見ると、ちょっとついていけない気分になる。
超プラス思考ですごく明るいタイプには、どこか不自然なものを感じてしまう。
もっと自然で、静かに微笑んでいるようなタイプといるほうが、気が楽だなあ。
ポジティブで元気すぎる人と話していると、必ずといっていいほど過去のトラウマをかかえていることがわかる。
それを乗り越えようと、心の中で悲鳴をあげながら必死に頑張っている姿は、痛々しくさえ感じてしまう。
でも、かつての自分もそうだったように、それはそれで必要な時期なんだろうな。
*****
【究極の弱い人】 2005/6/13
「できる人は、実行する。できない人は、語る」
成功について語る人は、実は自分がいちばん成功を求めている。
幸せについて語る人は、実は自分がいちばん幸せを求めている。
本当に幸せな人は、幸せについて特に意識することも、わざわざ語る必要もない。
熱く語っているうちは、まだまだということかな。
そう考えると、自己啓発セミナーの講師などは、心の武装をせざるを得ない「究極の弱い人」なのかもしれない。
*****
【自分に言い聞かせる】 2005/6/12
人の相談にのっているときって、アドバイスをしながら、自分に言い聞かせていることがほとんどだ。
落ち込んでいる人を励ましたり、生徒たちにエラそうに語っているときも同じ。
その人のためというより、自分のために確認させてもらっているような気がする。
悩みをかかえている人と話すとき、それはその人自身の問題だと思いがちだ。
しかし実は、自分の心の奥底にある悩みが、同じ問題を持つ人を引き寄せたとも考えられる。
その人は、自分を幸せにするために、目の前に現れてくれたのかもしれない。
*****
【許せない】 2005/6/11
「あの人だけは、絶対に許せない」
そう言った瞬間、誰かから絶対に許してもらえない自分になる。
だって、他人を許せない自分を認める以上、自分を許さない他人の存在も認める義務が生じるから。
嫌いな人や苦手な人はいるけど、「絶対に許せない人」というのはさすがにいない。
過去の自分を傷つけた人たちも、それを乗り越えて成長できた自分がいれば、感謝の対象になるし。
とりあえずは、「許せない!」と言う瞬間の自分の顔を鏡で見れば、考え方が変わると思うけど。
*****
【誰にも言わないで】 2005/6/10
「絶対に誰にも言わないでね」
そう言ったのに裏切られた、と騒ぐ人がいる。
でも、絶対に言ってはいけないことを最初に人にしゃべってしまったのは、自分なんだよね。
何でも打ち明けられる人が自分にいるように、相手にも他にいるし、次の人にもまた別にいる。
噂が広まった原因は他人ではなくて、実は自分自身。
それほど、胸の内に秘めておくということは難しい。
*****
【ドタキャン】 2005/6/9
ドタキャンをする人って、意外と多い。
「ごめーん、急な用事が入っちゃったんで」
それは「入った」んじゃなくて「入れた」んでしょ、とツッコミたくなる。
ドタキャンとは、先約と「急な用事」を天秤にかけて、自分のトクになるほうを選ぶこと。
あとでどんなに好条件の誘惑があっても、小さな約束を守り通すのは難しい。
でもそんな愚直な人が、一時的に損したように見えても、信用を得られるんだろうな。
*****
【ゆ】 2005/6/8
「ゆ」という字は、ちょっとした幸せ感につながるみたいだ。
漢字なら、湯・愉・癒・遊。
言葉は「ゆるむ」「ゆるす」「ゆるやか」「ゆったり」「ゆっくり」「ゆうゆう」など。
ある武道家によると、「ゆる」と口にすることで力みを抜くのが秘伝という。
過去のことや他人に対して、いつまでもこだわっていると体までこわばって、病気になりそうだ。
許せない自分さえ「ゆるす」ことが、結局は自分のためのような気がする。
*****
【あんぱん1個】 2005/6/7
誰かが、「嫌いなヤツからは、あんパン1個だってもらうな」みたいなことを言っていた。
職場や上司の悪口を言う人に対しての言葉だったと思う。
悪口を言いながらお金だけはもらうなんてとんでもない、という話だ。
嫌なら、転職か独立する。
給料をもらうなら、悪口なんか言ってないでとっとと働く。
そんな潔い態度が好きだなあ。
*****
【猿山人生】 2005/6/6
夢やビジョンを実現させていくプロセスは、ワクワクして楽しくてたまらない。
そういう活動については、「年中夢求」状態。
でも、職場での出世や派閥には、ぜ〜んぜん興味がわかない。
自分の価値観がはっきりしていないと、猿山にいる猿と同じになってしまう。
ほかの猿もそうしているから、とりあえず猿山の頂上をめざす。
「とりあえず上のポストを」「とりあえず資格を」「とりあえず英語を」…自分を見失わないようにしたいね。
*****
【火消し人生】 2005/6/5
何か問題や気にくわないことが起きると、無計画にそのことに気を奪われる。
それが解決したら、また次の問題が出てきて、それを消すことに時間を使う。
そんな「火消し人生」のパターンにはまると、ドタバタしているうちに一生が終わってしまう。
自分の夢に近づくことに直接関係ないことには、無駄なエネルギーを使わない。
いちいちいじらなくても、放っておけばほとんどの問題は勝手に薄くなって消えていく。
自分にとって意味のあることに集中しよう。
*****
【いい学校・悪い学校】 2005/6/4
進学校に不合格だった生徒が、一般の学校に入学してからもずっと後悔し続ける。
希望の会社に採用されず、違う職場で働き始めたがやる気が起きない。
もったいないし、かわいそうだなあ。
だって、自分を入れてくれた学校が「いい学校」で、入れてくれなかった学校が「悪い学校」じゃないか。
入れてくれた会社がい会社で、入れてくれなかった会社が悪い会社。
自分を拒絶した人は悪い人、そして、今自分を受け入れてくれる人がいい人。
*****
【何でもいい】 2005/6/3
職業なんて、実は何でもいいし、どんな職種についても変わりはない。
教師でも喫茶店のマスターでも、ビルの清掃員でも同じことだ。
「人の気持ちを明るく、軽くしたい」という目的では、いっしょじゃん。
職種にこだわりすぎると、思い通りの職業に就けなかったとき、がっかりしてしまう。
仕事につく目的(それがお金を稼ぐことでも)に焦点を合わせれば、今目の前にある仕事が楽しくなってくる。
楽しんで仕事をしていれば、そんな自分にちょうどいい次の場が与えられる、それが原則なんだろうな。
*****
【どうでもいい】 2005/6/2
「小さいことにくよくよするな!」という本が流行ったことがある。
この本のサブタイトルが「しょせん、すべては小さなこと」。
考えてみたら、日常生活で起きるほとんどのことって、意外とどうでもいいことばかりなんだよなあ。
“So, what?”という言葉が好きだ。
「それがどうした?」「だから何?」といった意味だ。
何かあったら、まずはこの「ソーホワット・フィルター」にかけてみよう。
*****
【楽書き】 2005/6/1
この「落書き」は、実は単なる日記ではなくて、「書いても書かなくても同じ」ようなことは書かないようにしている。
個人的なことを書いているようでいて、毎回小さな学びや気づきを得てもらおうと、けっこう気をつかって書いているつもりだ。
だから更新も遅い(笑)。
今月はちょっと趣向を変えて、ふと心に浮かんできたとりとめもないことを、さらっと書いていこうかと思う。
毎朝、朝陽の光で自然に目をさまして、ストレッチとジョギングをしてシャワーを浴びる。
そんなときにわいてくる思いを、小さな文章にしてみるのもいいかな。