<2005年5月> 先月から下から上へ(^^)

【本田健さん講演会】

本田健さんの講演会に行く。
楽しく深い語りに自作の音楽や映像も交えて、無料とは思えないほど満足いく内容だった。
離婚というトラウマをエネルギーに成功した人なので、ちょっとだけ親しみを感じている。

「愛のために」というタイトルの、子どもが生まれ育っていく歌を聴いていたとき、気がついたら涙が流れていた。
悲しい歌ではないんだけど、家庭が壊れて「私の何がいけなかったの」というところでは、もうダメ。
やっぱりこのあたり、いつまでたっても心のツボになっているんだなあ。

でも最近は、それはそれでいいのだと思うようになった。
乗り越えたふりをして無理に明るくふるまうより、大人や男であることに関係なく、人前でも泣きたかったら泣こう。
どんな場面でも、「娘にとってカッコいいパパであろう」とこだわって頑張っているのが、ありのままの私の姿なんだから。

(2005/5/29)

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【フォトリーダーたちと再会】

2年前に福岡で、フォトリーディングという速読セミナーに参加した。
読書法に10万円を投資できる人たちだから、向上心は旺盛だ。
セミナー後も、掲示板で情報を交換しながら連絡を取り合ってきた。

今日は久しぶりに彼らと再会して、時の経つのも忘れて大いに盛り上がった。
みんなあいかわらず学び好きで、前向きに活動しているので、こちらもまた燃えてくる。
何よりも、宮崎から出てきた私のために集まってくれる気持ちがうれしい。

今回は私のセルフイメージと、他から見た偉大な虚像?との差を実感させられる一面もあった。
たしかに表面的な条件を見れば、自分でさえも「いろいろやっててすごい人だなあ」と思いかねない。
でもそれは学生時代に描いたマルチ人間のイメージどおりになったに過ぎず、身近な人ならよくわかっているように、まだまだ単なるお調子者。

ホテルがどこも満室だったので、屋台でラーメンを食べたあと、初めてカプセルホテルに泊まった。
「立って半畳、寝て一畳」ではないが、必要最小限のものがコンパクトにまとまっていて参考になった。
「棺おけ」という人もいるが、秘密基地みたいでけっこう楽しかったぞ。

(2005/5/28)

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【ナイス・アドバイス】

ようやく、明日から病院に通わなくていいという許可をもらった。
今後は自分で傷口を清潔に保ちながら、爪が生え変わるのを待つことになる。
参考までに、以下はお医者さんからのアドバイス。

「自宅では、市販の消毒液は使わないようにする。
毎日取り替える病院の消毒液と違って、かえって雑菌が混じっていることがあるから。
それよりも、ばい菌のいない水道の水で洗い流すほうがよい」

実は、約1ヶ月前に急なストレッチで太もも裏の筋(ハムストリングス)を痛めていたので、そのことも相談した。
テコンドーでは柔軟性が要求されるので、なかなか治らなくてちょっと悩んでいたのだ。
スポーツドクターでもあるその先生は、「ある程度時間が経っているから、そろそろ動かしなさい」と言われた。

「筋が断裂すると、それをつなぐために肉が巻いてくる。
スポーツをしない人はそれを治ったと思うが、競技者であればまた伸ばしてやらないと、その部分が固まってしまう。
ただ動かさずに大事にしておくだけでなく、リハビリという意味でも刺激を与えてやるほうがいい」

「肉体のコンディションにあれほどお金をかけているプロスポーツ選手でも、肉離れなどの怪我をしたときには、3ヶ月から半年かけてじっくり治す。
アマチュアのあなたが、たかだか1ヶ月くらいで焦ることはない」

なるほどねえ、いい気づきをもらった。
あまりにも大切にしすぎて甘やかしていると、それに対応できる機能が衰えてしまうんだな。
「まだ」41歳、武道家としての復活を期すぞ。

(2005/5/26)

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【左手のピアニスト】

この3日間、ちょっとした試みをしている。
ケガをした右手がうまく使えないので、この際不器用な左手だけ使って生活することに決めたのだ。
左手を動かすと右脳が刺激されて、天才になれるかもしれないし。

そしたらこれが、思ったよりずっと難しい。
ハシでの食事や字を書くこと、歯磨きのような細かい作業は、笑えるくらい下手。
風呂に入っても、左のわきの下がうまく洗えなかったり。

こんなときにほら、いつも見ないはずのテレビで偶然(実は必然?)見かけた、「左手のピアニスト」こと舘野泉さん。
2002年に演奏中に脳溢血で倒れ、右半身が不自由に。
しかし困難を乗り越えて左手1本で演奏を開始し、2004年にリサイタルツアーを開いてプロに復帰。

館野さんは先日宮崎に来て、93歳の医師である日野原重明さんと対談した。
そこで満面の笑顔を浮かべて言ったひとことに、私はシビレた。

「左手だけでピアノを弾くといっても、2マイナス1、両手の半分だけの音楽ということではありません。
左手で奏でる音楽という、新しいひとつのジャンルだと思っています」

血が止まらないので、お医者さんから運動を止められて、朝のジョギングとトレーニングを休止。
サンドバッグが殴れず、ピアノや書道にも影響が出て、ブラインドタッチでは文章がスムーズに書けない。
でもそれはマイナスでも半分でもなく、新しい「感謝」というジャンルをつくるチャンスなのかも。

(2005/5/18)

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【1センチに学ぶ】

朝コンビニに寄って、車のドアを閉めたとき、右手のひとさし指を思いっきりはさんでしまった。
さすがベンツ、重い鉄のドアの勢いで、指先がつぶれて大出血。
これはタダゴトじゃないということで、すぐに近くの病院へ。
幸い骨は折れていなかったが、完治まで1〜2ヶ月はかかるとのこと。

指をまっすぐに伸ばして、貫手(指先)で板を割るのが得意技だったのに、今はキーボードを押さえることすらできない。
マウスをクリックするのも痛いし、うめき声を出さずにハシで食べるのも無理。
ある世界では、指をつめた人が激痛のために高熱が出て寝込むと聞いたが、そうだろうなあ。

でも、こんなときに100%落ち込んでいないといけない、というルールはない。
実験好きの「悲しくないサガ」で、つい今日もやってしまった。
私は、こういうハプニングについて、信じていることがあるのだ。

「本来なら大事故に巻き込まれるはずだったのが、細かく分散されて起こっている」
「この出来事によって、生活の流れのタイミングがずれて、事故やトラブルを避けている」
「このことに不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言わなければ、同じレベルのいいことが起きる」

それに、今回ケガをしたのは、指先のわずか1センチ程度なのだ。
特に急いでいたわけでもなく、普段どおりに車のドアを閉めた。
ということは、これまで約20年間、わずか1センチの差でケガを避けてきたことになる。

たとえば、道ばたで犬のウンコを踏んだとする。
歩いていたら1円玉が落ちていたので、拾うためにちょっとしゃがんだとする。
この5秒ほどのタイミングの差で事故を避けているとしたら、ウンコはほおずりしたいほどありがたい「ウン」であり、1円は数億円に値するだろう。

車の運転どころではなかったので、心配してかけつけてくれた女性が、病院までつきそってくれた。
職場の留守中、私の業務を上司・同僚・生徒が補ってくれて、迷惑がるどころかやさしい言葉までかけてくれた。
その他数え切れないほどありがたいことばかりで、ケガをしたのに、残ったのはなぜか感謝の気持ちだけ。

(2005/5/16)

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【第2回まるかん寺子屋in宮崎】

斎藤一人さんの漢方薬会社「まるかん」が無料で提供してくれる、寺子屋講演会。
一番弟子の柴村恵美子さんの話はもちろん、今回は友人のシゲさんが話すこともあって、みんなで楽しみに参加。
寺子屋での講演は1人20分以内×4人、有名無名人さまざまで、全国各地で大好評のようだ。

シゲさんは、高校時代に脳の手術を受けて、一人さんや柴村さんと同じ指圧専門学校を出て開業した話。
思わぬ人生の障害に、つらい思いもたくさんしただろうに、それらを笑いにさえ変えてしまう話しぶりには感心した。

柴村さんは飛行機の到着が1時間半も遅れてしまったのだが、不機嫌になって苦情を言う人たちの中でも、例のごとく「ツイてる」と言いながら笑顔でいたそうだ。
私も最近このような場面で実践しているのだが、絶対こっちのほうが得だよ。
どんなに悩んでいても元気が出てくる柴村さんの話のエッセンス「女が幸せな億万長者になる方法」は、特に女性の方にオススメ。

一人さんのビデオを流そうとしたらプロジェクターが故障したが、そこは前向きな人たちの集まり。
誰一人文句を言わずニコニコしていたら、結果的に柴村さんが1時間以上も話を続けて、質問コーナーまでやってくれた。
私が聞きたかった核心にふれる部分もあって、それこそ「ツイてた」?

(2005/5/15)

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【ツ…ツイてる(笑)】

早朝に墓参りをして、ホームページを更新して、床屋に行って、休日出勤して雑用を済ませ、車のオイル交換をしてピッカピカに磨いた。
いや〜充実した一日だったなあと思いつつ、ビー・フラットに夕食に行く途中、「ブワチャアッ!」という音。
一瞬何かと思ったが、車のフロントガラスに、今まで見たこともないほど大量の鳥のフンが叩きつけられているのを発見。

今までのいい気分が水の泡、不機嫌になってブツブツ愚痴を言うようでは、「成幸実験会」会長の名がすたる。
もちろん瞬間的に口にしましたよ、「ツイてるなあ(笑)、ウンがオレに引き寄せられてきたぞ。それに、これが歩いているときだったらエライことだった。わっはっはー!」
余の辞書にトラブルという文字はなく、予想もしなかった「ハプニング」を楽しんでいると、本当に笑えてきた。

詳しくは省略するが、そのあとは夜中までラッキーなことが連発。
数年前の自分と比べると、出来事に対する反応のしかたがまったく違ってきていることに気づいて、これまたハッピー。
悲しむのも怒り狂うのも自由、でも目の前にある現象は、どちらも同じ。

(2005/5/14)

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【今すぐ幸せになる方法】

すっかり恒例となった、小林正観さんの講演会。
ほとんど遊びに行くような感じで、おなじみの顔ぶれの「一族」が集まった。

講演中の携帯電話、飲食、居眠りオーケー。
前半はほとんどダジャレの連発という、「もうどーでもいい」気分にさせられるひとときだ。
でも後半というか、はっきり言ってラスト30分に目からウロコの話と不思議な説得力があって、ついクセになってしまうのだ。

<笑顔と言葉で痛くない>

隣の人と交替で、手をつねり合う。
「ありがとう、ありがとう」と笑顔でいるときと、眉間にしわを寄せて「ばかやろう、このやろう」と言うときとの、痛みの感じ方を実験。
結果は、自分自身の体で体験してほしい。

理屈は簡単で、笑うとβエンドルフィンという快楽のホルモンが出るので、痛みがやわらぐ。
それから、言葉が感謝を表すプラスのものというのがポイントだ。
これはアヤシゲな話ではなく、単なる化学反応なのだが、わざわざその逆をやっている人は多い。

<落ち込む人の共通項>

うつ気味の人や、すぐ落ち込む人は、実は同じ数だけ舞い上がっている。
簡単に有頂天になるから、簡単に落ち込むのだ。
賞賛されてもけなされても動揺しない、「ボーッとした人」になるといい。

自分が「ろくなものじゃない」ことがわかっていると、力が抜けて楽になる。
ほめられてもけなされても、それはすべて「誤解」なのだから。

<もうひとつの視点>

ストレスとは、要するに「思い通りにならない」こと。
まだ手に入っていないものをリストアップして、それを得ようと必死で努力することは、大きなストレスとなる。
従来の教育も社会も、足りないものを挙げつらねて追い求めるという、ストレスのたまる発想になっている。

一方、「すでに手に入っているものに感謝する」という、楽な生き方もある。
目が見える、耳が聞こえる、息ができるといったことに感謝しはじめた瞬間、見える風景が変わる。
今まであたりまえと思っていたことが全部、実は奇跡的に幸せなことだと気づいたら、幸せ度数は一気に何千ポイントもアップする。

<うみの苦しみ・うみの幸>

ある魚が、今自分が幸せの海の中にいることが実感できないでいた。
いったい海がどういうものなのか、自分の目で確かめてみたいと望んでいた。
すると神様が、深い愛情をもって、人間にその魚を釣り上げさせた。
魚は晴れて海を見ることができたが、その代わり非常に苦しむことになった。

恵まれた環境に感謝しようとせず、不平不満や愚痴を言っている人は、この魚と同じ。
そんな人は、神様が「深い愛情をもって」、幸せの海から釣り上げてくれる。
それが、病気や事故などの災いである。

病気や事故、災害などは、今まで自分がいかに幸せだったか気づかせてくれる機会。
今ないものを嘆くことをせず、すでに与えられているものに感謝するように視点を変える。
そうすると、人生から災いごとはまったくなくなってしまう(ひ弱そうな正観さんは40年間病気知らずだとか)。

(2005/5/7)

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【珈琲風呂と陣の池】



朝から霧島の温泉につかって、のんびり過ごす。
山の中の露天風呂なので、目の前を野生の鹿が通っていく。
鳥の声、心地よい風、自然の中にいると体も心も癒される。

私が週末の「隠れ家」として使っているのが、「珈琲風呂」のあるペンション。
もちろん露天風呂で、珈琲豆のつまった麻袋がお湯につけてあるのだ。
夜は満天の星空を眺めながら、珈琲の香りに包まれる。

帰りに、知る人ぞ知る、えびの市の湧き水「陣の池」に立ち寄る。
神秘的な雰囲気の中、見たこともないほど透明な水のたたずまいに、思わず息をのんだ。
こんな美しい場所が観光地にもならず普通に存在しているところが、宮崎のすごいところだ。

(2005/5/5)

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【ストレス度を測る】

昨日の喫茶店候補地のことを話しに、17メートルカウンターの持ち主である、夢見が丘のみっちゃん社長に会いに行く。
ゴールデンウイークということもあって、霧島の山の中なのに、ものすごい人の数。
「歩くありがとう」のみっちゃん社長も、大繁盛ぶりにホクホク顔。

夢見が丘には、「虹彩占い」というユニークな判定機がある。
虹彩とは、眼球にある薄い膜のことで、虹彩の状態を見ればストレス度や健康チェックがかなり正確にできる。
あの小林正観さんが先日やったら、ストレスレベル1(ストレスをほとんど感じていない健康体)だった。

試しにやってみたら、なんとレベル1。
去年の私だったら、たぶんレベル6以上だったはず。
やっぱり、自分の好きなことをやるのがいちばんだねえ。

(2005/5/4)

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【喫茶店の場所決定】


「この地に17メートルカウンターを…」
潜在意識にイメージを焼きつける私

「ビデオ」の原版DVDを受け取りに、日向市にあるたぬきコーチのオフィスへ。
そこに、先日38歳で公務員を辞め、夢の実現のために古本屋を始めたこれさわさん登場。
私が将来マスターとなる「海を見下ろす喫茶店」の候補地に案内すると、以前から誘われていたのだ。

行ってみてビックリ。
まさに理想のロケーション。
目の前に広がる海を眺めた瞬間、「ここに決定!」と叫んでしまった。


上から見ると「叶う」という文字!

しかもすぐ近くには、くっきりと十字になった不思議な海が。
「願いが叶うクルスの海」といって、真上から見ると「叶」という文字に見えるのだ。
これはもう、ここで夢を実現させなさいってことじゃないか。

(2005/5/3)

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【ビデオまで収録】

結局、昨夜遅くまでたぬきコーチとの対談CDを作っていたものだから、そのままザコ寝。
味噌汁とご飯の朝食のあと、とうとうビデオまで録画してもらうことに。
タイトルは「たった1つの習慣があなたの運命を変える!究極の成功と幸せの原則」で、私がボランティア出演。

このビデオのコンセプトは、以前から世の人々に伝えたかった、超シンプルで絶大な効果のある法則のススメだ。
特徴は何といっても、成功と幸せの原則を、視聴者の目の前で科学的に「証明」したこと。
「目標を紙に書き、朝晩声に出して読んで、具体的にイメージすると、実現する」のが事実であることを、アヤシゲな話ではなく単なる物理現象として、わかりやすく解説している。

撮影場所は、私の部屋と行きつけのジャズ喫茶、ビー・フラット。
「両手に神秘の十字を持つ10万人に1人の女子大生」姫も、ちょうどバイト中で、店のカウンターの中に映っている。

それにしても、2日間つきっきりでCDとビデオの製作に無償でつき合ってくれた、たぬきコーチには心から感謝。
「投げかけたものが返ってくる」というのが自然の法則らしいが、こんな人だから、ますます応援したくなってしまうのだ。

(2005/5/1)

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