<2005年1月>
【感動屋】
大晦日はK-1とPRIDEをホームシアターで観戦して、夜更けまで格闘技三昧。
数十キロの体重差をものともせず、関節技で一本勝ちしたホイス・グレイシーに感動。
体格で劣っても年をとっても、切れ味のある技で対応できるグレイシー柔術はすばらしい。
元旦は初めて「筆王」というソフトでハガキの印刷をして、あまりの便利さにまた感動してしまった。
遅れていて笑われるだろうが、パソコン音痴のおかげで、取るに足らないことでも喜べるのはありがたい。
もともと年賀状は書かないが、数年ぶりに返事だけ出すことができた。
実は私は、とんでもない筆不精なのだ。
文章を書くのはまったく苦痛ではないが、こと手紙やハガキとなると、まったく書けなくなる。
どうしても必要なときだけ、アメリカ人のようにキーボードを打って、最後に手書きのサインを入れている。
以下は、希少価値な今年の年賀状。
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明けましておめでとうございます。
いつもありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年はついに40歳になりました。
英語学習の本を2冊出版したあと、春にはセブ島沖のカオハガンへ。
年末までたくさんのいい出会いに恵まれて、感謝の1年間でした。
今年の生活目標は「実践」、研究テーマは「武術の技」です。
もちろん、仕事も真面目にやります(笑)。
みなさんが健康で幸せでありますように。
(2005/1/1)
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【I don't Have a Dream!】
久しぶりに、連日の〜んびり過ごしている。
今日は、今年やりたいことのマインドマップを作り、夜はCDの録音とラベル印刷をして遊んだ。
そのうち文武企画から、私の九州訛りボイス・メッセージCDを提供するかもしれない。
去年から、「今年の目標」などと宣言するのをやめた。
今はきっと、淡々と現在この瞬間を楽しんでいたい時期なのだろう。
特に欲しい物もないし、「こうなったらいいなあ」という淡い希望はあるが、今のままでも十分に幸せという感じだ。
夢があるというのは、ある意味で現状に満足していないことの裏返しかもしれない。
私もさんざん目標を設定して、潜在意識に落とし込んで、成功法則通りに実現させてきた。
それはそれで楽しかったが、実際には常に理想と現実のギャップというストレスをかかえた日々でもあった。
「私には夢がある!」と力むのは、またそうしたくなるまで、しばらくおあずけ。
「これは本当にやらねばならないことなのか?」と自問自答しながら、締切りやノルマからも逃げまくる。
たぶんもう決まっている人生のシナリオを信じて、流れに身をまかせながら、人との「出会い」と物事との「出合い」を大切に、おもしろがっていよう。
(2005/1/2)
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【別荘】
夢見が丘の社長さんから、霧島の別荘に招いていただく。
桜島と錦港湾のパノラマを一望できる、スゴすぎる「隠れ家」にアゼンとした。
中に入ると、さっそく暖炉に薪をくべて、ガラス張りの岩風呂につかる。
私は下戸なのでお酒の相手はできないが、楽しい仲間が次々と増えて、夜中まで大いに盛り上がった。
17メートルの一枚板カウンターのことを書いたときは、まだ話もしたことがなかった社長と、今はこうして楽しく騒がせてもらっている。
人との出会いというものは、本当に不思議で素敵だ。
50代後半の社長の精神的若さは、推定30代といっていいほど、いつも前向きで明るくて元気。
若い人からも「みっちゃん」の愛称で親しまれていて、まったく威張ったところがない。
私はそんなところに、男としてのスケールのデカさとスゴ味を感じる。
今年は新年早々、ラッキー!
楽しい一年間になりそうな予感がする。
(2005/1/8)
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【コーチング講座】
今日から9回コースで、NHKカルチャーのコーチング講座を受ける。
昨年の秋から、古賀コーチとの出会いがきっかけで興味を持ち、少しずつ勉強している。
まだまだ実践にはほど遠いが、演習をくり返すことによって、いろいろな場でのコミュニケーションに役立てたい。
今日の「聴く」というテーマでいちばん考えさせられたのは、相談している悩みのほとんどは、実は別のところに根本的な問題があるということ。
いわゆる顕在意識ではなく、潜在意識レベルの原因に気づくことが大切だと思った。
応用として、もし誰かに不当な怒りをぶつけられたら、実は他にその人の個人的な理由があると解釈できる。
(2005/1/11)
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【笑顔で生きんしゃい!】
「がばいばあちゃんの 笑顔で生きんしゃい!」(徳間文庫)を、モーニング珈琲を飲みながら一気読み。
漫才のB&Bをやっていた島田洋七が、小学生の頃に預けられた佐賀の底抜けに明るいばあちゃんとの貧乏生活を、彼女の名言(迷言)とともにつづっている。
笑いあり涙ありのオススメ本で、下手な人生論よりずっと役に立つ、久々の大ヒット!
この本は、本当にみんなに配ってでも読んでもらいたい。
買って絶対に損はない、この文章を読んだら、今すぐクリック!(笑)
「すごくおもしろいよ」と勧めてくれたMさん、最高だったよ、ありがとう。
(2005/1/16)
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【コーチング講座2】
今日は「伝える」というテーマで、「I(アイ)メッセージ」の練習から始まった。
たとえば学校で、「おいおまえ、スカートが短いぞ!」と注意するのが「Youメッセージ」。
「君のスカート、私には短く思えるけど」といった感じが、Iメッセージ。
現場では、少なくとも表面上は即効性があるので、圧倒的にYouメッセージの指導が多い。
一方、Iメッセージ派は「なまぬるい」と評価されがちだ。
しかし、生徒にとってはどちらが受け入れやすいだろうか。
相手の成長を願って、ズバリこちらの受けた印象を伝える「フィードバック」。
私は話を聞くときの姿勢が良くないことを指摘されて、なるほどと思った。
思っていても口に出さないことって、お互いにけっこうあるものだ。
(2005/1/18)
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【社長はエライ】
若手起業家の会合「ベンチャーひむか」に、オブザーバーとして参加させてもらう。
地元テレビの取材も入り、熱気があっていい刺激を受けた。
成功するのは1000分の3といわれる独立起業にチャレンジしている人たちは、前向きで明るくいい人が多い。
サラリーマンの私は、業種や規模にかかわりなく、独立している人や社長の立場にある人を尊敬している。
会社に頼らず、自分の力で生きようと決意した勇気ある人だし、結果として他人に雇用機会を与えているからだ。
みんな成功して、幸せになるといいなあ。
(2005/1/19)
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【成功・成幸・成行】
成功をめざす人たちの交流会、「サクセスサポートクラブひむか」に初参加。
数千万円の貯蓄がありながら、1億円達成とセミリタイアをめざす男性など、ユニークな人たちが集まっていた。
ナビゲーターは、コーチングのこがひろのりさん。
今日は「今年の目標」をマインドマップにおとし、ローテーションでお互いに話すワークショップが中心だった。
私は20代で「成功」→30代で「成幸(幸せに成る)」→40代になって「成行(成り行きまかせ)」の流れできているので、自分のことよりも相手の話を聞くのが楽しかった。
目標と同時に、何のためにやるのかという目的を持つことの大切さを学んだ。
自宅の書庫には、膨大な数の本やCD、DVD、教材、資料が詰まっている。
すべて読破したいのだが、なかなか思うように時間がとれない。
「目標」が達成されていなくても、毎日ハッピーに過ごすという「目的」が満たされているから、まあいいか。
(2005/1/22)
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【コーチング講座3】
今回のテーマは「承認」。
最近困っていることを打ち明け、コーチ役から客観的に見たプラス面をフィードバックしてもらう演習はよかった。
自分でプラス思考して視点を変える方法もあるが、第三者から言ってもらったほうが数十倍効くことを実感。
私は「サザエさん症候群」とブルーマンデーに悩まされていて、日曜の夕方頃からゆううつになり、月曜の夜明け前に目が覚めてしまうことを告白。
「今聞いていて感心したんですが、中元さんはそこまでしっかり自己管理しようとしているんですね」
「どうしたら明るい気分で出勤できるのか?」という焦点から、「あ、オレってけっこう前向きやん」と自分をほめたくなった。
ツイてないことばかり起きる友人に会うとき、「オレだってロクなことがないよ」と慰めようとしていたが、いつも二人で盛り下がっていた。
実はけっこううまくやっている自分を見せたら、なんとなく悪いような気がしていたのだ。
コーチング的な対応では、過去のこととして共感してあげればいいそうだ。
「昔は同じ状況だったから、気持ちはよくわかる。でも、今はすごく楽しくやってるよ」
なるほど、こう言えば相手は受け入れられて安心するし、自分の未来にも希望を持つことができるんだ。
(2005/1/25)
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【言い切る】
「夜回り先生」こと、水谷修さんの密着取材ビデオを見る。
残念ながら限界がきてついに教師を辞めたが、そのときの言葉に心を動かされた。
「22年間の教員人生をふり返って、1つだけ胸を張れることがあります。
それは、ただの1度も生徒を叱ったことがないということです。
怒ったことも、怒鳴ったこともない。
恐怖や威圧感で言うことを聞かすのは、教育ではないと思っています」
「どんな花の種を植えようと、毎日きちっと育てれば、必ずきれいな花が咲く。
子どもだって同じですよ。
親が、我々教員が、地域の大人が、マスコミまで含めた社会のすべての大人がたくさんの愛を持って育てれば、どんな子だって時期がくればきれいな花を咲かすんです。
もし咲かないで枯れてしまったり腐った花を咲かす子がいたら、それは大人によってそうされた犠牲者です」
まったく同感だが、もし私が職場で同じ主張をすれば、上司や同僚から非難の嵐が吹き荒れるだろう。
私の言葉に、水谷先生ほどの重みと凄みがないからだ。
命をかけて行動している人が言い切ると、誰も何も言えなくなる。
(2005/1/28)
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【整体名人】
交通事故の後遺症で悩む生徒を、私の行きつけの整体に連れて行く。
結果から書くと、予想通り一発で治った。
知る人ぞ知るこの名人のもとには、県外から訪れる人も多い。
あらゆる体の痛みは、骨格の歪みによって血がうまく流れなくなることと、食べ物や飲み物によるそうだ。
病院に行っても、レントゲンを撮って「骨には異常ありません」「湿布と痛み止めで様子を見ましょう」「電気治療と牽引に通ってください」と一時的に対処するだけで、やがて痛みは再発する。
この整体名人は、1回4000円のだけで必ず治してくれるのでありがたい。
人の体を治し続けて数十年、その「技」は見事としか言いようがない。
こちらが何も言わなくても、ちょっと見ただけで悪いところをピンポイントで突いてくる。
そして、その腫れを独自の動きで一瞬にして引かせて、ちゃんと確認させてくれるのだ。
格闘技をやっていることもあって、30代後半から体のメンテナンスに気をつかっている。
月に1回は整体や指圧、マッサージをしてもらうようになって、ずいぶん体が軽くなった。
痛みがない限り、若い人も含めてほとんど自分では気づいていないが、足腰や背中などのスジが張っている人がとても多いのが気になる。
(2005/1/29)
【投げかけたものが返ってくる】
自然界の法則に、「投げかけたものが返ってくる。投げかけないものは返ってこない」というものがあるそうだ。
たとえば、「感謝すれば感謝される」「愛さなければ愛されない」「嫌えば嫌われる」「憎めば憎まれる」「裁く者は裁かれる」。
聖書の中にも同じ意味の言葉があるそうだが、要は自分の目の前に起こる現象はすべて自己責任ということだろう。
以前から自分の経験を通して、この法則が流れていることに気がついていた。
今日は改めてそのことを実感させられるできごとがあったので、書いておくことにした。
どういう形で返ってくるかはともかく、悪いことはしないほうが自分のためみたいだ。
「宇宙預金」という考え方もある。
人に親切にしたり、善い行いを積み重ねた分だけ幸せになるということだ。
私なんか若い頃にメチャクチャやっていたので、まだまだ「宇宙借金払い」の修行中なのだ。
(2005/1/30)