<小林正観>

「幸せの構造」

「空腹」のあとの「おいしさ」、
「寒い冬」のあとの「春」、
「暑い夏」のあとの「秋」。
「つらさ」の奥にある「喜び」、
泥水を栄養として咲く蓮の花。

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「心実」

「幸」も「不幸」も存在しない。
そう思う自分の心があるだけ。

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「ちょうどいい」

全てがあなたにちょうどいい。
父母も子も、夫も妻も兄弟も。
上司も部下も友人も。
全てがあなたにちょうどいい。

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「自転」

日が照れば動物にとって晴れ、
雨が降れば植物にとって晴れ。
立場を変えれば相手が見える、
見方を変えれば世界が変わる。

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「許す徳」

許せば戻る、笑顔と眠り。
前にもまして爽快、元気。
許して最も「得する」自分。
相手を許す「徳」が「得」。

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「特別日」

「今日」は2つの「特別日」。
過去の人生最後の日。
楽しい未来の最初の日。

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「五分の理」

分けるから苦しい5つのこと。
「勝ち・負け」
「幸・不幸」
「良し・悪し」
「成功・失敗」
「敵・見方」
みんな、分けられない。

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「種蒔き」

「不平不満」
「愚痴」
「泣き言」
「悪口」
「文句」
を言わない五戒。
蒔かぬ種は生えない。

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「原点(ゼロライン)」

雨が当たり前。
すると、晴れて嬉しい。
思い通りにならなくて当たり前。
すると、願いが叶って嬉しい。
喜びを上乗せするだけの365日。

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「大法則」

宇宙の大法則。
「投げかけたものが返ってくる」。
投げかけなければ返らない。
愛すれば愛される。
愛さなければ愛されない。
嫌えば嫌われる。
嫌わなければ嫌われない。

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「50%」

皆が好意的なら
うぬぼれてダメになる。
皆が批判的なら
萎縮してダメになる。
自分を最も向上させてくれる、
好意50%、
批判50%。

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「奇蹟」

こうでなければならない、ああでなければいやだ、
と思って始まる苦悩。
こうなったら嬉しい、こうなったら楽しい、
と思って実現する不思議、訪れる奇蹟。

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つぶやき:

「う・た・し(嬉しい・楽しい・幸せ)ごよみ」より。

正観さんを知ったのは、2003年の大収穫の1つだった。
「うたし会」の「著作物」にある本は、どれを読んでも目からウロコの連続だ。
「き・く・あ(競わない・比べない・争わない)の思想」を実践して、どれだけ肩の荷が降りたことか。

唯物論であると言いながら、かなり精神世界のことを語るが、宗教色がないところがいい。
その気になれば教祖になれるほどのカリスマ性を持ちながら、まったくお金を取ろうとしない。
ちなみに、神は命も自然もすべて無料で提供してくれている存在なのだから、「お金のかかる宗教は偽物」といっていいだろう。

もともと短気で怒りっぽく、競争社会に身を置いていた人だから、かえって説得力を感じる。
宇宙構造や自然の法則を語ることのできる、優秀なメッセンジャーなのだと思う。
アメリカ流の成功哲学にハマっている人は、正観さんの本や講演でバランスを取るといいだろう。

(2004/1/10)

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