<ありがとうシンフォニー>

あるセミナー会社の提唱する「ありがとうシンフォニー」という企画が、ちょっといいなと思いました。
1日3回、1回4分、全国の仲間がいっせいに「ありがとうございます」と唱えるのだそうです。

ややスピリチュアルな話になりますが、1人でやると1倍のパワー、2人でやると2×2で4倍、3人でやると3の二乗、10人だと100倍、100人だと1万倍…と共鳴現象が起きるといいます。
いっしょにやることで、波動の高い意識場が生じ、良い瞑想にもなるらしい。

この企画では、「毎日午後1時、6時、11時の前後2分間の計4分間、3回の中の何回でも、4分の中の1・2分でも、どこでも、どんな姿勢でも」と勧めています。
「心のネットワークができる」「誰にでもできる、最高のボランティア活動」だと。

仮にこの実践が世界中に広がれば、戦争をはじめとするさまざまな争いごとは、かなり減るような気がします。
私自身、「感謝する」「与える」「許す」「祈る」などをほんの少し意識した生活に変えただけで、あまり心が揺れないようになりました。
違う場所にいる恋人同士が、同じ時刻に空や月や星を見上げて心のつながりを感じるように、全国の仲間も今こうしているんだ、という安心感にもつながるでしょう。

映画「ペイ・フォワード」を見たことがありますか?。
学校で「世界を変えるには」という宿題が出て、ある少年が考えます。
「1人の人が、3人に良いことをする。それを受けた3人も、それぞれ別の3人に良いことをしていく。そうすれば、すばらしい世界になるんじゃないか」

私は「小さな親切運動」の支持者です。
世界中の人が、今隣にいる人に1つだけいいことをすれば、一瞬にして世界平和が実現されるのではないでしょうか。
「それは理想だよ」と言われるかもしれませんが、理想は追い求めるものでしょう。

人々が本当に幸せになるには、政治や宗教などの大きな活動に限らず、日々の「小さな実践」も有効だと思います。
そして、個人が幸せを追求するのは、権利ではなくて「義務」です。
それによって、今日の世界全体の幸せ度数が、0.000...1%だけでも増えるのだから。

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中元の主な支援活動:

あしなが育英会
日本フォスタープラン協会
小さな親切運動
ファーザーズ・ウェブサイト

(2004/1/14)

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