<立ち止まる・手放す>

■立ち止まる

立ち止まる ―

そうすると 目的を思い出す

そもそも 何のためにやっているのか
何をやって 何をやらないか
はっきり 見えてくる

立ち止まる ―

そうすると 優先順位がつく

たとえ緊急でなくても
じっくり 時間をかけてやりたい
重要なことが 見えてくる

立ち止まる ―

そうすると 道ばたの草花に気づく

高速道路を走っていたときに
見過ごしていた
小さな幸せが 見えてくる

立ち止まる ―

そうすると 困っている人を助けられる

人を喜ばせることで
自分がいちばん 喜ばせてもらう
人生の逆説が 見えてくる

立ち止まる ―

ある日 ある時 ふと

立ち止まってみる ―

今まで見えなかったものが
見えてくる

*****

■手放す

手放す ―

そうすると 荷物が少なくなる

あってもなくてもいいものは
なくてもいい
何も困らないことに 気づく

手放す ―

そうすると 生活が簡素になる

日が昇ったら 起きて働き
日が暮れて暗くなったら 寝る
そんな単調な安定感に 気づく

手放す ―

そうすると 不平不満がなくなる

晴れたら 畑を耕し
雨が降れば 書を読む
天気にいい悪いはないと 気づく

手放す ―

そうすると 人をゆるせるようになる

自分のほうが正しいと 言い張るより
上機嫌でいることを 選ぶ
そのほうが自由なのだと 気づく

手放す ―

こだわらず 執着を捨てて

手放してみる ―

今まで受け入れなかった 安心に
気づいてくる

(2007/7/8)

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