<「始める&続ける」秘伝 その3>
アタマやカラダにいいとわかってはいるんだけど、ちょっと始めるのがおっくう。
続ける自信もない。
そんなあなたに必要なのは、強い意志でも根性でもなかった。
大きな目標も、決心もいらない。
ただ、一歩足を踏み入れるコツ「だけ」。
こんな体験ありません?
部屋の隅に、ホコリがたまっていた。
ちょっとここだけ、掃除機をかけとこうかな。
よし、キレイになったぞ。
ついでだから、こっちもかけとくか…。
1時間後。
すっかりハマッたあなたは、結局部屋中を掃除してしまった。
おまけに、整理整頓までカンペキに(笑)。
心理学的には、最初の4分間で、人間は1つの行動にハマッてしまうそうだ。
そういえば、私にも思い当たるフシがある。
このようにパソコンに向かって、原稿を書くとき。
テストの採点をするとき。
始めるまではおっくうだが、実際に手をつけてみると、別人のように勤勉になる(笑)。
1階から、風呂や食事の準備ができたと声がかかる。
「すぐ行く」と答える。
そのまま30分、1時間…。
やがてそれは怒声に変わり、やがて2階の部屋のドアが激しく開く(笑)。
さて、始めるコツは、目標を設定しないこと。
間違っても、最終目標を公言したり、紙に書いたりしないように。
サルやイヌでもできることを目標に、一瞬で達成できるようにする。
「毎晩5km走る」?
その瞬間、あなたは挫折しています(笑)。
正しくは、「毎晩ジャージを着る」だけ。
「毎日1時間勉強する」?
無理無理(笑)。
せいぜい、「毎日机に座る」か「テキストを開く」だけ。
で、次。
ある程度の期間、継続(うわ〜この言葉だけで挫折しそう)するコツ。
ちょっとだけ心がけたほうがいいこと。
「誘惑物を遠ざけ、激励物を近づける」
目の前でみんながケーキを食べていて、ダイエットが楽しめる人。
目の前でみんながタバコをふかしていて、禁煙が楽しめる人。
異常です(笑)。
でも、そんなことはみんなわかっている。
英語学習を例に取ろう。
(…以下続く)
(2007/5/26)