<ツイてる&ありがとう応用編>
「ツイてると言うと、ツイてることが起きる」
「ありがとうと言うと、ありがたいことが起きる」
最近流行っている成功法則の中でも、「究極の口ぐせベスト2」といえるでしょう。
実際にやってみるとわかりますが、たしかにラッキーな出来事が続いて驚かされます。
口にした言葉通りの現象が起きるというのは、量子物理学でも説明できる事実だそうです。
ということは、ツイてない人は、ツイてないと「言う」からそうなるのかもしれません。
「人生は思い通りにはならない」と言う人は、たしかに「言う通り」になっているわけですから。
「言葉に気をつけろ」とは、まさにこのことでしょう。
正直、最初にこの話を聞いたときには「そんなバカな」と思っていました。
もし本当なら、科学的に証明してみせろと。
そもそも、落ち込んているときに「ツイてる」「ありがとう」などと言う気にはなれません。
ただ、ここで大切なポイントは、「そう思っていなくてもいい」ということです。
ちょっとくらいひどい目にあっても、言葉だけは「ツイてる」「ありがとう」と言ってみる。
するとツイてるありがたいことが起きてきますが、それは次の3つの理由によるようです。
(1)味方が増える
肯定的な言葉を使うと、気分が変わってきます。
どんな状況でも笑顔で前向きな人は、周りの人から好かれます。
みんなが味方をしてくれる人が、ツイてない人であるはずがありません。
(2)脳の仕組み
「ツイてる」「ありがとう」と言うと、脳は「どうしてツイてる?」「なぜありがとう?」と考え始めます。
質問を与えられると、脳はどうにかして答えを出そうと働くからです。
どんな出来事でもプラス面が強調されて見える人が、ツイてない人であることは不可能です。
(3)共鳴現象
ギターの弦を鳴らすと、同じ振動数を持つ別のギターの弦が共鳴して響きます。
友人同士でも、波長の合う人と合わない人がいます。
言葉もある一定の響きとして伝わるので、口にした言葉と同じレベルの出来事が引き寄せられてきます。
「ツイてるツイてるツイてる…」「ありがとうありがとうありがとう…」
毎日数百回から千回、呪文のように唱えるという人もいるようです。
誰でも簡単にできるし、たしかに効果があるので、いい方法だと思います。
しかしそれだけでは、「自分に」ツイてることが起きますように、という自我が顔を出しそうです。
「人からありがとうと言われる」ような生き方も、心がけたいと思います。
「他人の幸せを祈る」言葉も、考えてみてはいかがでしょうか。
(2005/10/2)