<過去は変えられる>
最近、おもしろい話を聞きました。
「過去は変えられるが、未来は変えられない」
読み違いでも、タイプミスでもありません。
変えられるのが過去で、変えられないのは未来だというのです。
普通、逆ですよね。
人をなぐさめるときに、「過ぎたことは今さらどうしようもないけど、これから先はあなた次第でどうにでもなるんだから」なんて。
「昔、あんな嫌なことや辛いことがあったから、今の自分は不幸なんだ」
いつまでもそんなことを言っている人は、今後もずっと不幸なままです。
未来は、決して変えられません。
「過去にはいろいろあったけど、そのおかげで今の幸せがあるんだ」
このように解釈できる人は、一見マイナスだらけの過去が、一瞬でいい思い出に変わります。
過去は、自分の考え方次第でいくらでも変えられるというわけです。
過去の積み重ねの結果が今の自分なのだから、そのひとつひとつの出来事がいいとか悪いとか、大きいとか小さいとか評価することはできません。
反省はしても、後悔はしない。
どうせなら、今までのことはプラスに解釈したいですね。
「人生は一度きりではない」
これはどうでしょう。
「人生が二度あれば…」
よくそんなことを言う人がいますが、たぶんその人は、仮に人生が二度あっても同じような生き方をすると思います。
なぜなら、ないものは二度目の人生ではなくて、「人生を変える勇気」なのだから。
本当に今の人生が嫌なら、思い切ってそれを捨てて、新しい道を歩く選択もありです。
勇気があれば、二度どころか人生は何度でもやり直しがきく。
たとえ人生が一度でも、いく通りもの生き方はできるものなのです。
でも、人生は一度きりのほうがいいですね。
一度きりしかないからこそ、真剣に生きようとするのだから。
(2004/8/13)