<スコットの「一織」> mixiより
3年間英会話授業の相棒だったスコットが、
オーストラリアに帰国しました。
サーファーでアーティストだった彼は、
私たち家族にと、
1枚の絵を残していきました。
一瞬、
「何だこの変わった絵?」
しかしよく見ると、
その意味がわかってきて、
思わず感謝感激感動。
「一織(いおり)」
息子の名前です。
私が人生のどん底だった頃、
岡山の山奥で偶然出合って、
独りで長い時間を過ごした、
小川のほとりの「庵(いおり)」。
この10年間、
ボロボロだった心を慰めてくれたイメージが、
私にとっての「庵」だったのです。
それでパソコンのメールアドレスまで、
bunbuan(文武庵)に。
でも息子の名前が「中元庵」では、
和菓子屋か蕎麦屋みたいで(笑)、
宮本武蔵の養子の名前が「伊織」、
それなら「一織」にと。
人生を運命だけにお任せするような、
消極的な生き方では、
動植物と変わらない。
意志を与えられた人間ならば、
自分の力で切り開くことも、
生まれてきた大事な意味。
運命=他力という「横糸」と、
意志=自力という「縦糸」で、
人生という「一枚の布」を織り成してほしい。
ほんの小さなひと織でも、
もしなくなってしまったら、
やがてその布はほつれてしまう。
だから日常の、
一見ささいな出来事や、
ちょっとした言葉や表情を、
ないがしろにしないでほしい。
人脈なんて小賢しいものより、
お年寄りや子どものような弱い人、
障害のある人や困っている人に、
優しく温かく接してほしい。
そんな願いを込めて、
「一織」と名づけたんだ。
そんな話を、
ほんの短い時間で、
スコットに話したことがありました。
それを覚えていてくれたんですね〜。
この細かくて複雑な絵、
描くのに10時間以上もかかったらしい…。
しかも!
この絵、
ちょっと離れて見ると、
白い「織」の文字が浮かび上がってきます。
その中央に横切る、
赤い「一」の文字。
「紅白」の「一織」、
スコットのお祝いの気持ちでした(感涙)。
オーストラリアのスコットに、
何かお礼を送りたいね。
そうだ、
スコットの好きだった「地鶏」を、
真空パックで送ろう!
ところが調べてみると、
海外に食品を送るのは禁止(^^;
何かいいアイディアないかな〜(>_<)
サンキュー、スコット!
おれにとっては、
最高のアーティストだったよ(涙)。
あ、英会話講師か(笑)。
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スコット・サステナンスさんのホームページ
(2009/10/5)
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