<留学しないで英語が使えるようになった私の7つの習慣>

ある英会話学校で講演させていただいたとき、参考までに配布した資料です。
当時はポジティブ・シンキングの典型で、今読み返すと気恥ずかしい部分もあるのですが、実際に試して効果があったことばかりです。

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その1 「目標を紙に書け!」

目標を決めることの大切さは、誰でも知っている。
しかし、その目標を紙に書いて持ち歩いている人は全体の3%、その目標に向けて実際に行動している人は、わずか1%だという。
この1%、つまり100人に1人が、英語を使えるようになる。
いつの日かその紙を見て、そこに書かれた目標を達成している自分に気がついて、驚くことだろう。

その2 「理想のモデルをコピーしろ!」

「あの人のようなEnglish Speakerになりたい!」
そんな憧れの人を見つけて、徹底的に真似をしてなりきる。
ネイティブでも、達人レベルの日本人でもかまわない。
声の高さ、口調、使っている英語表現はもちろん、ファッションや表情、しぐさまでチェックしよう。
本当に、その人のレベルに追いつくから。

その3 「テープを聞いて聞いて聞きまくれ!」

車は、あなたの「走る大学」。
エンジンをかけるのと同時に、テープが回り始めるようにしておく。
自分の好きな英語のテープを、くり返しくり返し、徹底的に、潜在意識にインプットできるまで聞き込むことだ。
毎回必ず、新しい「気づき」「学び」が得られる。

その4 「4色ボールペンを大活用せよ!」

文具店や100円ショップで買える、カチカチと色を変えて使える4色ボールペンを、自宅用・職場用・外出用と、何本か用意しておく。
新聞や雑誌などの英文は、気にいったイディオム(熟語)は赤、コロケーション(連語)は青、洒落た会話表現は緑の、アンダーラインを引きながら読んでいく(黒は書き込み)。
そして…(その5へ)

その5 「オリジナルノートを最高の辞書に!」

自分だけの英語コレクションを、生活の中で出会った順番に、どんどん1冊のノートに記録していく。
整理・分類はせず、Native Speakerとの会話、映画、歌、新聞、雑誌、インターネットなどで、「これは」と思った英語を、どんどん追加するだけでいい。
書くときのコツを1つ。
ページを真ん中で折って、左に英語、右に日本語にしておけば、あとでどちらか半分を隠して、暗記チェックができる。

その6 「目に見える記録をつけろ!」

○月○日○曜日
Listening ○
Reading ×
Speaking ○
Writing ×
今日1日で、ちょっとだけでもいい、「やったか、やらなかったか」。
この記録を毎日つけるだけで、1年後のあなたは別人だ。

その7 「自分だけの成功哲学を持て!」

英語学習に限らず、ある目標を達成するまでのプロセスには、すべてに共通して流れる「原理原則」が存在します。
いわゆる「成功哲学」というものです。
夢を実現させるための成功哲学と具体的な方法論は、どの分野においても、成功者と呼ばれる人たちは必ず持っているものです。
そしてそれは例外なく、ごくシンプルな「習慣」なのです。
私自身も、その成功哲学を「国内での英語独習」に応用しただけにすぎません。
あなたには、燃えるようなモチベーションを与えてくれる、人生の「マスター」がいますか?
くり返し読んで気づきを得られる、「バイブル」を持っていますか?

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補足しておきたいのは、この「7つの習慣」は、レストランの「メニュー」みたいなものだということです。
私も、このすべてを同時進行で完璧にこなしたわけではありません。
自分に合っているものや興味のあるものを、1つだけでも選んで、「実行」することが大切だと言いたいのです。

(2004/1/17)

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