ひとり親家庭は年々増加の傾向にあり、令和3年には全国で約134万世帯もあり、このうち母子家庭は約120万世帯となっています。厚生労働省の調査によると母子家庭の平均年収は272万円と低い結果が出ており、子どもの7人に1人が貧困といわれるなか、母子家庭では2人に1人の子どもが貧困といわれています。
さらに、母子家庭の母は非正規雇用が多いため、新型コロナウィルス感染拡大の影響による勤務先の休廃業や勤務時間の短縮を受けて、もともと少なかった収入がさらに減少して、食費を切り詰めて生活するなどますます厳しい状況に置かれています。
宮崎県ひとり親福祉連合会では、宮崎県内のひとり親家庭15,312世帯のうち、経済的に苦しい現状に置かれている母子家庭等への支援事業として、母子家庭等の子ども達を応援することを目的に、小学校に入学する子どもへのランドセルプレゼントと小・中学生を対象に図書カードのプレゼントを実施しています。
この事業をたくさんのみなさまに支援していただき、大きな輸を創っていくことができれば、自分の夢を実現するために頑張っている子ども達が、生まれ育った環境に左右されることなく成長していける力強い支えとなるものと確信しております。
是非とも本事業の趣旨をご理解いただき、母子家庭などひとり親家庭の子ども達への支援のための資金について、格別のご援助をいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
一般財団法人宮崎県ひとり親福祉連合会
理事長 福山陽子