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宮崎のFP(ファイナンシャルプランナー)・マンション管理士事務所
家計のホームアドバイザー
管理組合のためのマンション管理コンサルタント

サイタ FP・マンション管理士事務所

ローンの返済方法

ローンの返済方法は元利金等返済元金均等返済の2通りです。

元利金等返済は毎月の返済額が同じ。
毎月返済するローンの返済額には、最初に借りた元金分に利息分が含まれています。これをどういう配分で返済するかによって『元利金等返済』と『元金均等返済』という2つの方法があります。
元利金等返済は、毎月返済額の元金分と利息分の割合を調整して、毎月の返済額を一定にする方法。
多くの金融機関で一般的に採用されています。

元金均等返済は返済額がしだいに減る。
元金均等返済は、毎月返済額のうち元金分を一定にして、そのときの借入残高にかかる利息分を上乗せして返済する方法です。
元利金等返済に比べると当初の返済額は多くなるが、元金が早く減るためそれに伴う利息も少なくなり、返済が進むにつれて毎月の返済額は軽くなります。総返済額も元利金等返済よりも少なくて済みます。

元利金等返済の方が、毎月の返済額が一定であるため返済計画が立てやすく、元金均等返済に比べて当初の返済額が少ないため収入基準をクリアしやすいなどの理由から多く利用されています。
しかし借入金を早く減らすには、元金均等返済の方が有利になります。

元利金等返済の方が多く借りやすい。
住宅ローンでは収入基準があり、フラット35なら毎月返済額の4倍以上の収入が必要です。元利金等返済と元金均等返済の収入基準を同じ条件で比べると、当初の返済額が少ない元利金等返済の方が多く借りられることになります。

返済期間を長くすると利息がかさみ総返済額はふくらむ。
長期で借りれば毎月返済額は軽くなりますが、返済総額でみると短期返済の方が得です。
同じ金額を借りるなら、返済期間を長期にしたほうが毎月の返済額は少なくなります。フラット35などの収入基準を満たしやすくなり、借り入れられる金額も多くなります。このため、住宅ローンを借りる人は月々の負担をできるだけ軽くして多くの金額を借りようと、長期返済にする傾向があるようです。
しかし返済期間を長くすると、その分金利の負担が増えることになり返済額は多くなります。