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宮崎のFP(ファイナンシャルプランナー)・マンション管理士事務所
家計のホームアドバイザー
管理組合のためのマンション管理コンサルタント

サイタ FP・マンション管理士事務所

投信の運用方法

@アクティブ運用(積極運用)
ファンドは運用を開始するにあたり、目標を設定します。この目標は「ベンチマーク」と呼ばれ、目論見書に載ることもあれば、社外秘のこともあります。
ファンドマネージャー(運用担当者)は目標達成のために、「運用基本計画書」や「月間計画書」などを作成します。
アクティブ運用の場合、目標を達成するために期中で資産配分比率の変更や、組入れ銘柄の変更なども機動的に行うため、運用に伴うコストはインデックス運用と比べると高くなります。したがって、手数料を多く支払っていて実績がそれに伴わないファンドは運用効率が悪いといえます。
積極運用が必ずしも成功するとは限りません。株式相場の動きが運用成績を左右するからです。長期的に右肩上がりの相場展開では積極運用が有効でしたが、バブル崩壊以降、積極運用が逆にコスト高となり、他の運用方法より劣るケースが見受けられました。
株価が上昇・下落を繰り返す相場展開では、ファンドマネージャの実力の差が生じます。

Aシステム運用
アクティブ運用とインデックス運用の中間に位置する運用方法が「システム運用」で、この手法で運用されるファンドは「システム運用ファンド(オープン)」または「TAAファンド」と呼ばれています。
ファンドマネージャーの主観的判断の代わりに、運用モデルによる客観的な判断でポートフォリオを組み替えます。通常は株式、債券、短期資金運用の3グループの資産を市場の状態を示す指標(配当利回り、PERなど)と比較して割安・割高を判断し、より割安な資産を増やすことを目指します。

Bインデックス運用
日経平均株価をインデックスとして運用するファンドは、インデックスの投資収益率と同じ収益率をあげることを目標に運用します。日経平均株価が10%上昇した場合は、同様に上昇するような運用の仕組みとなっています。
ファンドマネージャーがベンチマークを超える努力を払うアクティブ運用と対照的な運用方法なので、インデックス運用を「パッシブ(受動的)運用」ともいいます
代表的な株価指数としては日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)があります。

最新の投資理論では、アクティブファンドよりもインデックスファンドの方が優れているとされていますが、この投資理論も絶対的ではないようです。ただし、長期間の運用ではインデックスファンドのほうが良さそうです。