会員の庭見学会  
       2015年5月8日 (参加者35名)
西都市鹿野田の押川邸のバラの庭と
茶臼原台地の石川邸の庭を見学しました。
 
押川邸 
94歳の御高齢でバラづくりを楽しんでいらしゃる本会員の濵砂さんのご実家は
のどかな田園風景の中、大きなバラのアーチに迎えられ、広い庭にはバラの花園が・・・
見事に手入れされたバラに、会員はバラの香りに包まれて、華やいだ歓声が上がりました。
美味しい蒸しパンの振る舞いに舌鼓を打ちながらも美しいバラを心行くまで鑑賞しました。
濵砂さん・お父様に感謝!
 
バラを本格的にはじめて10年、94歳の父は100歳を目標に100本のバラを育てています。
バラをはじめたきっかけは、旅行が趣味でいろんなところに出かけていましたが、
母が動けなくなり、これからの父の生きがいとしてなにがいいかを考えた時に、
私と共通の楽しみ方をすれば母も喜び、話題もできると考え、84歳から同時進行で
本格的にバラを育て始めるようになりました。
「ローズコンシェルジュ」の資格を親子で取得。母が亡くなった後も、バラのおかげで
日常の生活に一層のメリハリや生きがいができ、バラから元気をもらっているようです。
一年中で、この季節が一番元気のいい父です。
 (コメントは押川さんの娘さんからいただきました)


石川邸  
午後からは木城町の石川邸を訪問しました。グレードアップされた庭は
「風のとおりみち」の名のように、色とりどりのナチュラルな花が里山の風景の中、
やさしく風に揺らぎ、生き生きと咲き競っていました。
カントリー風の庭と苔を配した和の庭が調和したゆとりある癒しの庭に・・・
また、オーナーの笑顔と美味しい新茶のおもてなしもあり、楽しい時間を過ごしました。
 

風のとおりみち (石川さんの庭)
石川さんの花とのかかわりあいは、友人から届いた草花から始まりました。
長年勤めた仕事を退職し、これから何を生きがいに暮らしたらいいものかと思い悩んでいました。
そんなとき、友人姉妹が「これ植えてみらんね?」と、何度も届けてくれては花の話をするうちに、
いつしかすっかり花の魅力に取りつかれ、以前のような元気を取り戻していました。
7年前からオープンガーデンにも参加し、今では遠路はるばる訪ねて来られる人も増え、
花談義で時の過ぎるのを忘れることも・・・
彼女の目標は、「少しでも長く庭にとどまっていただけるような庭にしたい」 と・・・。
いつまでも少女のように純粋な彼女は、まるでターシャ・チューダのようでした。
                                 
(コメント:古くからの友人AS ) 
 


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