話し方教室
那珂 12.11
那珂地区公民館の「話し方教室」8回が終了した。今回は20代の女性の参加が多くて《笑い声のよく起きる》楽しい教室だった。登壇して話すときにメモをチラチラ見ることを許したので、最後までそれに甘えてしまった人もいた。やはり「ラクな道」を選ぶのは人の常。勉強の場では結果的によくなかった…と反省した。ただし60歳を超えると記憶力も薄れるのが現実、次からは「還暦を過ぎた人はメモ持参可」という部分規制が必要かな、と思った。「修了記念懇親会」を若手が企画して18日に市内の店で実施した。写真がモノクロなのはデジカメの色設定に失敗したので色素を抜き見やすくした。なんか昔の写真のようだがそういう事情による。
上は講座修了記念の「寄せ書き」。
懇親会を企画したのが若い女性たちだったので、その特徴が表われている。たいていは学級長など年配者が企画する例があるが、今回は若者たちが「気配り」をみせた。「話し方」という名称だから「話すテクニック」と短絡されるかもしれないが、言葉は頭脳(心)のあらわれであり、考え方を変えることで言葉も変わる。だからその人のかなり根源的な部分に迫る「お勉強」なのだ。よく「思ってもみない言葉をつい吐いてしまった」と弁解する人がいるが、それは興奮のあまり制御の垣根を越えて、つい「ホンネ」が言葉で表われたにすぎない。その意味で「言葉」というのは恐ろしくもある。言葉がきつい人は性格もきつく、言葉がやさしい人は性格もやさしい。ただし興奮すると制御を超えるのはどちらも同じ。
8回の言葉による心のふれあいが特に印象に残るのかもしれない。会者定離というが、8回の教室での出会いが各人の今後の人生の歩みになんらかのエネルギーになれば…と祈っている。
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