<2012年8月(3歳)>
●息子の3回目の誕生日。
3年前の今日、私がその1年前に左腕に大けがをしたのと同じ日。
妻が長い時間かかって、命がけといってもいい頑張りで出産した記念日。(8/2)
●腕を回しながら「フーッ!」と、最近流行りの「ロングブレスダイエット」。
私たちがするのを見ていたらしく、真似をする姿がかわいらしい。
●今さら「おっぱっぴー」とか、「うめー(おいしい)」などのオヤジ言葉がよく出る。
保育園の友だちの影響だろう。
●一応英語教師なので、子どもの言語習得のプロセスを意識して見ていた。
が、保育園に通い始めて急に言葉をしゃべり出した、としか説明のしようがない。
●自宅で水遊び。
ビニールプールが小さくなってきた…。(8/5)
●花火大会、「わおー!」と言って大喜び。
立ち止まるなと言われるので、大淀川の橘橋をゆ〜っくりと歩いて往復。
毎年同じイベントに来ると、前年からずいぶん成長していることがわかる。(8/6)
●息子と2人で夕方の散歩。
大好きな電車に手を振り、軒下の子猫に声をかけていた。
三輪車を押しながら見る息子の後姿、マインドフルな瞬間のひとつ。(8/9)
●パジャマのボタンを、一人でつけられるようになった。
こんな小さな驚きがうれしくて、思わず夫婦で拍手。
まんざらでもない得意顔をした。(8/10)
●霧島温泉(ホテル霧島キャッスル)の露天風呂で。
息子が生まれる何年か前、小さな男の子が父親に連れられ入ってきた。
お湯に濡れてキラキラ光る背中を見ながら、父親をうらやましく思った。
そのときに描いた夢が、ありがたいことに、今夜こうして現実となった。
この写真を撮っているとき、露天風呂から、独りの男性がこちらを見ていた。
もしかしたら、あの日の自分と同じような人だったのかもしれない。(8/10)
●去年までは薄暗い温泉を怖がっていたのに、今年は私の背中を流してくれた。
父が、幼い私を霧島温泉に連れてきてくれたように、私も毎年、息子にそうしている。
いつかそのことを、今の私のように、ふと思い出してくれたらいいな、と思いながら。
霧島温泉に宿泊するのが好きな理由のひとつは、家族のありがたさを感じるから。
さまざまな親子関係があるだろうが、ほとんどが家族という単位で行動している。
結局、家族なんだよなあ、そう思うのだ。(8/10)
●温泉の更衣室で体重をはかったら、15.4キロあった。(8/10)
●温泉ホテルのイベントでもちつきを楽しんだあと、自ら望んでスイカ割りにも挑戦。
人見知りで、こういうときは絶対に出なかった私と違って、意外と積極的だ。
しかし目隠しをすると、「スイカが見えないからできないよ」と、筋の通った?抗議。
来年こそは練習させて、再チャレンジだ。(8/10)
●温泉泊の帰りの車中で、「なんか、気分が悪い。ホテルでちょっと食べ過ぎたかな〜」。
どこでこんな言葉を覚えたのやら。(8/11)
●母親と高城の実家に2泊させたあと、お盆の食事会で私が2日ぶりに会いに行く。
息子は微妙に喜びながら、「なんだかテレますね〜」。(8/13)
●3年前に息子が生まれた頃、入院中の妻につきっきりで風呂に入れず、病院のある都城市のサウナへ。
水風呂で体を冷やしたあと、露天風呂のチェアに座って流れる雲を見ていた。
そのときの気持ちが懐かしくて、毎年この時期は同じ場所に来て、この空を見上げている。(8/13)
●高城の観音池公園の子どもプール。
今年は浮き輪につかまって、一人で泳げるようになった。(8/13)
●お墓の掃除を兼ねて、お盆の墓参り。
いつか私がこの中に入ったら、たまには来てくれよ〜。(8/14)
●宮崎空港の展望デッキに展示されている、航空大学の練習機に乗せてもらう。
コックピットに座っていろいろいじって、「なんで(飛行機が)動かないの?」と、やや不満げ。(8/14)
●お気に入りの提灯つきの納涼バスに乗って、フローランテ宮崎の「グルメとランタンナイト」へ。(8/14)
●「ランタンナイト」で、焼きそば・アイス・餃子・肉巻きおにぎり・かき氷・カッサンド・ポテトを平らげる!(8/14)
●勤務先でカバンの中から出てきた飛行機と、「はい、おまもり」と言って私にくれた、緑色のミッキーマウス。(8/17)
●初めて一日中、父と息子だけで遊びまわった。
途中下車して、そこで遊んでいた小学生たちと、公園の小川の魚にエサをやる。
出会いや別れにこだわらず、その瞬間を楽しむ子どもたちに、私も教えられるものがあった。
入道雲の下、フェニックス自然動物園で動物を見て、遊園地で遊んで、流れるプールで泳いだ。
動物たちにエサをやり、3歳から乗れる乗り物を楽しみ、小学生に交じって1人でプールのすべり台にチャレンジ。
「いおりはパパの息子だから」と得意気な様子に、ちょっとウルウル。
大混雑のレストランでおとなしく待って、出るときには「おいしかった」とバイトの女の子に声をかけていた。
空腹で待たされイライラの大人たちだったが、ごはんを「オーライ、オーライ」と口に運ぶ息子のおかげで、場が和んだ。
汗だくの駐車場係のおじさんたちも、「ありがとう、バイバーイ」と手を振られて、大喜びしていた。
帰りに、イオンのファンタジーキッズガーデンで遊んだ。
ここでも他の子どもたちとはしゃいで追いかけっこ、人見知りが、保育園通いのおかげでずいぶん成長した。
屋上の駐車場で、夕焼けにかかった虹を、息子と眺めていた。
妻が迎えに来て家に帰り、美味しい冷やしうどんで、日焼けした体と心をクールダウン。
妻と息子の顔を見ながら、いつまでたってもダメな父親だけど、日々反省しながら少しでもマシになっていこうと思った。