<子どもの側から>

娘の誕生日に、インターネットで知り合った東京の方からメールをいただきました。
とても考えさせられる内容でした。
子どもの側からの意見はめったに聞けないので、ご本人の許可を得て、娘の名前以外はそのまま掲載させていただきます。

ご意見をぜひ、掲示版のほうへお願いします。
必ず返答させていただきます。

Hさん、どうもありがとうございました。

*****

私も両親存命の片親家庭で育ちました。
父親が出て行った後、僕、妹、お袋、お袋のパートナーとペット13匹で一緒に暮らしました。
一緒に住めば情もわきますし、僕は、ペットも血縁関係ありませんけど「家族」ですし、お袋のパートナーの事も大変好きで「家族」だと思っております。

ただ、「親」という事になりますと、別問題です。
この2人を好きか嫌いかは別といたしまして、月並みな表現ですが、両親は実の両親以外にはいません、お袋のパートナーも僕の親父でも何でもありません。

なので、娘さんの父親も、中元康夫先生以外には絶対にいないわけで、それ以外はあくまでもin law (義理)の関係に過ぎないですよね。

また、片親家庭で育った自分としては、片親家庭には致命的な欠点があることを痛感しております。
確かに母親は、僕と妹を本当に一生懸命育ててくれました。
周りにも、そういう母子家庭で育った方が何人かいらっしゃいます。
なので、例えば、「片親だからしつけが出来ない」とかそういうことは無いと感じております。

しかし、片親で育った子供の立場から考えると、どんなに良い親であっても片親家庭は1人の人の価値観で育てる訳ですから良くも悪くも「独裁国家」なんですよね。。。

離婚したからと言って、一度は愛しあって子供まで作った訳ですから完全に合わなかった訳ではなく、「合わない点が致命的だった」ということだと結婚&離婚未経験の私ですが、両親が離婚した子供の立場として感じております。
ちなみに私の父と母はどちらも「浪費家」な点で似ています、父は「稼がないで使う」、母は「稼いで使う」、この類似点の中の相違点が離婚の原因の1つみたいです。

話を元に戻しますが、この「相違点」こそが、実は子供サイドにとっては重要な訳で、「相違点」から来る様々な両サイドからのアドバイスを受けることでより成長出来ると思う訳です。

僕の場合は、父親とも自由に会えますし、母親も全く反対しておりません。
(仮に反対されてもそんなものは僕の自由なので全く聞き入れませんが)
母と父も今では定期的に連絡とっております。
そのへんが東京のオープンな所なのかもしれません。

当事は、父親が悪者に感じておりましたが、この年になって経営者としての父親、男としての父親の葛藤なども感じ、また父親だけが悪かった訳では無い、と感じております、当事は完璧に見えた母親にも沢山の欠点があることが分かりましたし。

父親とたまに話すと、母親には無い「気付き」をもらえます、(平和であることが大前提ですが)両親揃った家庭がうらやましく思います、別居でも良いから、せめて両親からいつでも等しくアドバイスをもらいたかった、と痛感しております。

(長い話になりましたが、ここでやっと結論に達します)
なので、娘さんにも絶対、絶対、中元先生が必要なはずです。
僕が父親と定期的に再会するようになったのは26〜27の頃だったと記憶しています、それまでは10年以上、忙しさにかまけて会っていませんでした。
このこのブランクの大きさを痛感しております。

一日も早い、中元先生と娘さんの「親子の自由意志による再会」を心より願っております。

中元先生にサインして頂いた御言葉を今日はそのまま中元先生にプレゼントさせて頂きます
「想いは実現する」

娘さんが自由意志で決断出来る成人にまた1つ近付いたお誕生日に乾杯♪
お誕生日、本当におめでとうございます(^^)v

(2007/6/15)

もどる