<細木数子さんの言葉>
「ファーザーズ・ウェブサイト」の仲間が、細木和子さんの番組に出演しました。
彼は、DV(ドメスティック・バイオレンス=家庭内暴力)をでっちあげられ、不本意にも調停離婚。
元妻とその母親は、一人息子を父親に会わせようとしません。
(無料の会員登録をしていただければ、このビデオを見ることができます)
彼女たちは「父親を子どもに会わせない」つもりでしょうが、実は「子どもを父親に会わせていない」のです。
父親の権利を奪っているというよりも、子どもの権利を奪っているのです。
それがどんな結果につながるか、すべての大人は「深く」考える必要があるでしょう。
ここで改めて、創設者としての意見を確認しておきます。
「ファーザーズ・ウェブサイト」は、父親のための活動ではありません。
子どものための、真剣な市民運動です。
実は私は、タレントとしての細木数子さんには、あまりいい印象を持っていませんでした。
しかし、以下の発言を映像で見て、見る目が変わりました。
発言の内容ではなく、女性男性に関係なくフェアな思考であり、子ども最優先で考えているからです。
*****
こういう女房族を懲らしめるために、徹底的に裁判で訴えなさい!
男女平等です。
バランスが男女平等の法案があります。
子どもが、地獄絵巻の人生を歩きます。
だから、徹底して戦いなさい!
そして、よしんば負けても、この女房を追い込みなさい!
男の威信にかけてやることです!
そして子どもを取り返しなさい!
先祖がこの妻に必ず天罰を与えます!
万に一つもいい人生はない!
5年かかろうが10年かかろうが、あなた戦いなさい!
もしそれで負けるようなとき、私のところへいらっしゃい。
無料鑑定で救ってあげます。
このバカ女が父親や夫の悪口を言うのは、
「このやろう、こんちくしょう、おまえの魂はこうだぞ、おまえの種馬はこうだぞ、地獄へ行け!」
と育てたのといっしょじゃない。
間違っても、離婚した夫の悪口を言ってはいけない!
(司会者:子どもはお父さんの血もついでるということですからね)
お父さんの魂の種がなきゃ、生まれないでしょう?
女は畑ですよ。
魂のルーツを潰した時、人生なんかあるわけない!
だからこんないびつな、おかしなことを平気でできるんですよ。
この子は「根なし草」といいますよ。
先祖を消したから、何もないでしょ。
根なし草に芽は出ない。
いくら努力しても花は咲かないのよ。
その怖さを知らないんですよ、みんな。
(司会者:細木さんが常にテレビを通して言っておりますことはですね、やっぱり子孫ですよ。子どもを大切にするっていうこと。これをずっと力説されてるわけですからね)
離婚した奥さんたち、絶対あなたの夫、子どもの父親の悪口を言っちゃいけない!
立派な人だったよ、あたしにも欠点があったからこういう結果になって、あんたに寂しい思いをさせたね。
そういう、離婚の理由を言ってください。
(司会者:そうすると、子どもは健全に、まっすぐ育つわけですよね)
健全ですよ。
お母さんも辛かったんだな、だけど親父も辛いんだろうな、よし、ここはひとつ自分ががんばって、勉強して、立派
な大人になったとき、お父さんお母さんいっしょになってくれればいいなと。
嫌な苦しい時があったのは、お試し(試練)と思って、ありのまま受け入れなさいって私は言うの。
それをクリアしたとき、パワーアップして、次のいい人生が来るのよ。
それをみんな逃げちゃうのよ。
辛抱するんです、辛抱。
目的があるから、辛抱ができる。
辛い人生、辛い望みを乗り越える。
「辛抱」の先は、「希望」ですよ。
半永久に、先祖の魂っていうのは不滅なんですよ。
先祖の生まれ変わりがあたなですよ。
だからおじいちゃんに似てる、おばあちゃんに似てる。
個の人間が存在するには、ある日突然、木の股から生まれたんじゃない。
ちゃんと二人の、畑と種があって生まれた。
その上には、悠久不滅、連綿と何千何百億の祖先の霊を経由して、お腹に刻印されてるんです、先祖とのつながりは。
だから子どもが十月十日、お母さんのお腹の中からオギャーと生まれたとき、ヘソの緒を切った瞬間に、お尻をピシャッと叩いて、赤子はこの世の地獄の世界の意識を入れられて、ギャッと泣くんですよ。
これが神秘の世界の、個の人格の始まりでしょう。
(司会:つまり自分が今、生あることに感謝ってことですか)
そうですよ。
それを考えたときにね、感謝の心、人間が個の人格として生まれて、これが悪い、あれが悪いと言う前に、原点にもう一度帰ったほうがいい。
*****
今まで、常に訴え続けてきました。
「別れた相手の悪口を言うべきではない」と。
私自身も、このルールだけは厳しく守ってきました。
理由は、3つあります。
(1)子どもの体の中に流れる血の半分、つまりその子の存在の半分を否定する行為だから。
(2)自分は人を見る目がない未熟者だと宣伝して回り、聞く人に嫌な思いをさせるから。
(3)辛い過去を心の中でくり返し体験しようとする、愚かな行為だから。
細木さんの発言の中で、1つだけ気にかかることがあります。
正義感による憤りから出た言葉だと思いますが、「戦う」「取り返す」といったことです。
子どもは親のどちらかが所有するモノでも、戦利品でもないので。
戦いはさらなる戦いを生み、その報復はさらなる報復を引き起こすだけです。
私は、裁判で戦って勝とうとは思っていません。
それで子どもが本当に喜ぶなら、死ぬまで戦い続けてもかまいませんが。
私の目的は表面的に相手に勝つことではなく、娘が幸せになってくれることです。
そのためなら、喜んでどんどん負けてみせましょう。
娘への愛情は死ぬまで、そして死んでも揺らぐことはありません。
私は、自分との「闘い」を選択しました。
(2006/3/21)