接ぎ木の方法(玩鶏庵さんに画像付きで教えていただきました。)
*バラの接ぎ木は1〜2月におこないますが、
柿や梅等の果樹は3月に行います。
穂木は芽が動き始める前に採穂し、 ビニール袋等に密封、冷蔵庫に保存しておきます。
台木は、柿は実生の渋柿、バラは野いばら、
ブルーベリーはホームベルが良いそうです。
継ぎ木用ナイフ 接ぎ木用テープ

良く切れるナイフを用意します。
色々なものが市販されていますが、
研いでおきます。
切り接ぎには従来のテープ(右)、
芽接ぎにはニュー・メデール(左)を愛用し
芽接ぎの活着率が向上しました。
*切り継ぎ*
写真のように太さの異なる時には、
片方の形成層を密着させます
*張り芽継ぎ*
@ 穂木準備 A 台木
1〜2月に剪定枝を頂き、 用意した台木の接ぎたい部分を同様に切り取ります。
張り芽にする部分をそぎ落とします。
一般的には、接ぎ木した方が花数も多く
乾燥させないように口に含みますが、 大きい花を咲かせることが出来ます。
私は水と布巾を準備し、
台木の持つ生命力、吸水、吸肥力、耐病性等を
そいだ芽は直ぐに水に浸けます。 拝借しようと言うものです。
B 蜜着 C テープで固定

先にそぎ取った芽と 密着させた部分をニュー・メデールでぐるぐる巻きにします。
台木の切り取った部分を密着させます。 活着すれば2〜3週間後には芽が動き始めます。
テープを突き破って新芽が伸びて来ます。
切り接ぎの場合は、先端に1〜2本ですが、
張り芽接ぎは何カ所にも出来ます。
また切り接ぎ用穂木をとった残りの芽も活用出来ます。
頂いた穂木に使える芽が沢山ある場合には、
無駄にすることなく何カ所にも接いでおけば、
失敗のリスクが小さくなります。

写真のものは、先端に切り接ぎ、その下に張り芽接ぎがしてあります。
芽接ぎは、下の台木から出た芽は見つけ次第掻き取り、
上の芽は、接いだ芽の活着を確認してから切り取ります。
この時期の張り芽接ぎは、切り接ぎや芽接ぎ(T字法)より簡単で、
未経験者でも良く活着します。
後は実践有るのみです。是非お試しを!
*腹継ぎ*
@ 穂木 A 穂木の処理

穂木は直径5mm前後のものが扱いやすいです。 葉柄だけ残し、葉は切り取ります。
私は2mmのものを接ぐこともあります。
前年枝の充実したものを切り取ります。
B 穂木の先端の処理 C 穂木先端の反対側処理

接ぐ予定の芽の下約2cmの所を
反対側を形成層が少し出る程度にそぎ落とします。
斜めに切り取ります。
D 横から見たところ E 穂木上部の処理

横から見るとこうなります。 芽の上2cm位のところから切り取ります。
乾燥しないように、口に含むか水に浸けて置きます。
F 台木の処理(1) G 台木の処理(2)

台木の接ぎたい部分に、ナイフを入れます。 剥いだ皮の半分を切り取ります。
少し木質部にかかる程度に4〜5cm剥ぎます。
H 穂木と台木の密着 I テープで固定

穂木を台木に差し込み密着させてみます。
下から、接ぎ木テープで巻き上げます。
密着しない時には微調整します。 数カ所に接いでおけます。
2〜3週間し、活着すれば葉柄がぽろりと落ちます。
不活着の場合には再度挑戦してみましょう!
侘助さんに教えていただきました。(UP了承済み)
台木の大きさは、穂木より大きく1.5cm以上の台木をつかうのが接ぎやすいです。
接ぎ木で気をつけることは、ぬれタオルを置いておいて、接ぎ木が終わるたびに
ナイフを拭く事です。活着がすごく良くなります。
栗や、ヤマモモなど切るとナイフが紫色になり、樹液が付き、
乾燥してからも、次の切り口に付きます。
そして、次の切り口では、これが幕となり、活着が悪くなります。
時期は、植物の活動が始まる少し前に接ぎ木すと良いです。
植物は、春の気温によって微妙に違ってきますから、カレンダーでなく
ソメイヨシノの開花予定を基準にすれば、どこの土地でも通用します。
例として やまももは、ソメイヨシノの8分咲き(満開)の頃がよいです。
落葉樹は、早く接ぎ木します。常緑樹は、芽がほんの少し大きくなり始めた頃を基準にします。
*無花果は、接木はしなくて良いそうです。
バラのスタンダード用の接木の仕方
とげなしのバラに丈夫なシュートが出ていますので、スタンダード仕立てを教わりました。
野バラの徒長枝を切り、芽の所をのけて、スタンダード用の接ぎ木・さし木を同時にする方法です。
枝の芽を全て取るか、又は、1〜2コ上の方に残します。木の部分の所まで取ります。
残した芽はすぐに芽が出ますので発根が早いですが、長く置くと芽を全て取るのが
難しくなりますので根が出るとすぐに取り除きます。
バラの接ぎ木は穂木より下に芽を残しておくと、台木よシュートを出しやすいので、
接ぎ穂は大きくなりません。
バラの接ぎ木は挿し木した物に接ぐと台木に芽が残りやすいので実生苗を利用し
芽のない部分(根に近い所)に接ぎ木します。
台木より芽が出だすと取り除くのに大変な手間がかかります。

この様にして、水苔の部分をしっかりとしばり根がとれないようにしておきます。
水苔の部分を水に浸けて置いて良いです。