ヒッタイト事件簿EPOSODE.番外編

ヒッタイト事件簿EPOSODE.番外編

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Byこみ作

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Byこみ作

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こちらごん特派員です

  ただいまザナンザ追っかけやりすぎて

  黄泉の国まで迷い込んでしまいました 

  けして私が死んだわけではありませんので念のため

  私の愛する皇子様は何処でしょう?????

  おーーーーあの井戸を覗きこんでいる後姿は

  間違いなくザナンザ皇子ではありませんか

  ん・・・その横に並んで座ってるのはウルスラです

  その間に割り込んで取材したいと思います

  「ザナンザ皇子様何をしてらっしゃるんですか?」

  「この井戸から下の世界が見えるのさ私の心配は兄上よりユーリのことでね

  私に出来る事は見守る事だけだから・・・・・」

  「今度生まれ変わる時は絶対ユーリを物にしようとチェックしてるのさ」

  「あの言いにくいのですが、ユーリ生まれ変わってもヒッタイトに来ますから

  それはむりかと・・・」

  「大丈夫だそのために私はここを離れないのだから・・・」

もしかしてザナンザ皇子の生まれ代わりが氷室だったりしたら・・・

 「何かいったか?」

  「いえこちらの話で」笑ってごんちゃんごまかします

 「ザナンザ皇子がいなくなって泣いて作者を恨んだものも多いんですが?」

 「本当に死んでしまったのか?実は生きていてユーリの危機に現れるのでは?

  そんな思いもあったのに本当になくなってしまっていたのですね」

  でも私はここでザナンザ皇子にあえて大変感激してます

  ごんちゃん特派員はこのまま純粋にストーカのごとく

  ザナンザ皇子の周辺を取材していきたいと思います  




 

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こちらザナンザ皇子おっかけのごん特派員です

  ザナンザ皇子がこちらにやってきます

  オーーーー  足はちゃんとついていますね 

  お亡くなりになる前のお姿と寸分たがわぬりりしいお姿

  ここでインタビューを

  「こちらでザナンザ皇子とウルスラのご関係は?みんな気にしてるんですけど」

  「今こっちで気が合うのはウルスラなんだよ」

  「母上にも会えたしユーリと兄上の子どもがこっちに来てからウルスラは

  その世話が忙しくて私のことなど目にいらないようだ」

  少し寂しげなお姿が気になりますがそんな事気にしません

  それでは私ごんちゃんが手取り足取りお世話させていただきます

  「そのユーリの子どもは男の子女の子?」

 「男の子だよ、女の子だったら私が手元で光源氏よろしく紫の上みたいに手塩にかけて・・・」

  「ザナンザ皇子目がマジなんですけど・・・」

  なんでザナンザ皇子が源氏物語の愛読者なんだ

  そんな疑問はひとまず置いといて

  「皇子の好きなものはナンですか?私が料理いたしますので・・・」

私の作った料理でザナンザ皇子を虜にして、あーしてこうしてキャーはずかしい

 「スマン、盛り上がってるとこ悪いが私は何も食べないよ」

  「お腹も空かないし、眠気もこない、ここでは時間が止まってるんだ

 おかげで歳もとらないんだが・・・・」

 「そんなんですか・・・ごんちゃん残念」

  ごんちゃんそれでもめげずに天上界で取材を続けていきたいと思います     




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こみどぇーす。

ユーリが行方知れずになって三年ほど・・・

あの鈴木家はどうなっているのか!?

ワタクシ、こみはカイルに手伝ってもらい、こっそり泉を掘って

現代の日本に取材にやって来ましたー。

「わぁ、カイル、つ、ついてきたの?」

「私はユーリの無事をあれの家族に伝えておきたいのだ」

「さぞ心配していることだろう」

「まぁ、カイル、おやさしいのね」

ぽっ。こみ、惚れ直しちゃおっかな。

でわでわ参りましょ。

ピンポーン♪

「あのぉーすみません。こちらユーリさんのご自宅ですよね?」

「え!?ユーリが見つかったの?」「お姉ちゃん?」

「あの子が居なくなってからというもの・・・ヨヨヨ」

そうですよね、急に行方がわからなくなってしまったんですもの。うんうん。

「ケーサツももう手の打ちようがないって・・・」

うんうん。お察しします。

でも!!ご安心下さい。

「紹介しましょう!この方は・・」

「私はカイル・ムルシリ。ヒッタイト帝国の皇帝である。ユーリは我が妃。

私はあれがいないと夜も眠れぬ。しかし、あいつときたら・・・ブツブツ」

「カ、カイル、話がそれてますけど。」

「とにかくですね、ユーリさんはこのカイルさんにそれは大切にされてて 無事なんですよぉ。」

「へ、そうなんですかぁ・・・?それなら安心なんですけど」「???」

どうやら、ひとまず安心してくれた様子です。

取材というか、報告になってしまいましたが、ま、これも一日一善。

めでたし、めでたし。

「ところでさぁ、」

「ねえ、カイル。私たちどうやってヒッタイトへカイルのぉ?」

さぶっ。

以上、こみ特派員がお伝え致しましたー。 




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「こみどぇーっす」 (ちゃっかりVサイン)

「私はカイル・ムルシリ」 (ずずいっと前に出ながら)

「カ、カイル、まだ現代にいたの?」

「ヒッタイトへの還り方がわからないのだ」

どよよぉぉぉぉーん。

「そんな悠長な。私も知りませんよ。一体どーすんのよ?」

「カレが心配するわー」

するとカイル、ニヤッとニヒルに笑って、

「今はそんなことどーでもいいのだ。それよりも私はもっとユーリの家族のことを知りたい。

あれがどのように成長してきたのか、私自身の家族として知りたいのだ」

ははーん。なるほど。

その気持ちもナットクです。

わっかりました。還り方のことはひとまず置いといて。(こらこら)

カイルのつよーい要望にお応えして、引き続き鈴木家の取材を致しましょう。

てくてくてくてく・・・

おや、鈴木家へ入っていくあの姿は氷室君ではあーりませんか!

ま、まさか彼はあの家の常連?

こみ、これはスクープと直感し、氷室君へ向かって猛ダッシュぅ。

「(ぜえぜえ)あのぉ、すみません。ちょっとお尋ねしますが、

あなた、もしや氷室君?(ぜえぜえ)」

「・・・運動不足じゃない?なんでボクを知っているのですか?」

「ほっといて。そりゃぁもう、とある筋では超有名人ですもの、あなた。」

「で、なんか当たり前のように鈴木家へ入っていこうとされましたが・・・。 どーゆーご関係で・・・?」

「ああ、ボクと夕梨の仲は既に公認なんですよ。

やっと誤解が解けましてね。夕梨誘拐の・・・。

夕梨がいようといまいとボクはあの子を想い、夕梨もボクのことを 想っていてくれていると信じていますから」

おお!良いことを言うではないか。

すばらしき哉、人生っと。こみ、涙なしでは語れませぬぅー。

「それで、たまにこうして夕梨の家を訪れては

思い出に浸っているわけなんです。夕梨が帰ってくるのを信じてね」

まぁ、氷室君なんて切ないのでしょう。

オヨヨヨヨヨヨ・・・・(注:こみ もらい泣き)

こみは是非、氷室君のことを応援させていただきます!

ずばり、氷室君とユーリは結ばれるでしょう!

めらめらめら・・・

「熱っ!だ、誰よーこんなとこで冬でもないのに薪燃やしてるヤツはぁ!?」

「ああ!?あれは・・・」←こみ&氷室同時に叫ぶ

「お前がヒムロかーーーーー」

気がつけば嫉妬の炎に包まれたカイルの姿がありました・・・とさ。

氷室の運命は神のみぞ知るです。

以上、こみがお伝えいたしましたぁー・・・・→後ずさりっ