ヒッタイト事件簿EPOSODE.11
ヒッタイト事件簿EPOSODE.11
ファイル1
by・ねね特派員
ファイル1
こちらディル編集長です
エジプトの ねね特派員より中継が入っています。
「 エジプトのメンフィスにいるねねさん中継をお願いします。」
「はい、こちらエジプトの首都メンフィスにいるねねです。只今
エジプトの将軍 ウセル・ラムセスさんの屋敷に来ています。
えーこちらのお屋敷は 壁紙は薔薇、絨毯も薔薇、
そして屋敷中には薔薇の匂いがたちこめています。
これからラムセスさんのお部屋に行って見ようと
思っているのですが・・・あっ、こちらがラムセスさんのお部屋ですね。
さっそく入ってみましょう。ラムセスさんは机に向かってなにか
悩んでいるようです。一体何を悩んでいるのでしょう?
ちょっと覗いて見ますね。」
ねねは ラムセスの背後から抜き足差し足忍び足で歩みよった。
「おお、ビックリした!なんだお前は?何の用だ?」
「ちょっと中継を・・・一体ラムセスさんは何をしているのですか?」
「ああ、ちょっとユーリへのプロポーズの言葉を考えていてな。
いまいち、これだ!というのが考えつかないんだよ。」
「ちょっと見せていただいてもいいですか?」
「ああ、いいぞ。」
ラムセスは何の躊躇いもなく 見せてくれた。
≪ユーリへのプロポーズの言葉≫
1.オレと一緒にピラミッドへ入ってくれ!
2.時間(とき)を超えて 薔薇の世話を一緒にやってくれ!
3.夜明けのローズティーを 毎朝飲もう!
4.エジプト王妃の椅子はおまえのものだ!
5.黒い瞳と金色の瞳のオッドアイの皇太子を生んでくれ!
6.お前を世界で2番目に幸せにしてやる!
「・・・・・あの...この6番のお前を世界で2番目に
幸せにしてやるって・・・どうして1番目じゃないんですか?」
「フフフ、よくぞ聞いてくれた。きっとこの台詞を言ったとき
ユーリも同じことを言うだろう。そうしたらこう答えるのさっ。
『世界で一番幸せなのは お前を妻にできるこのオレさっ!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
以上エジプトからでした。CM行って下さい。」
CM!CM!
ラムセスには薔薇が一番!薔薇ドリンクもよろしく!
購読者「・・・・・」