ヒッタイト事件簿EPOSODE.1

ヒッタイト事件簿EPOSODE.1

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by・Ema特派員

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by・Ema特派員

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ヒッタイト事件簿創刊第一段としまして

  私ディル編集長自ら取材に参りました

今日昼過ぎ突然ヒッタイトの首都ハットゥサの泉に

一人の少女が現れたと言う事です

この少女は見なれない服装をしており

皇妃の私兵に追われまもなく捕まり皇妃のもとへ連れていかれた模様です

ではこの少女の出現を目撃した主婦の方に話を聞いてみましょう

「もう水くみしていたら突然泉の中から女の子が出てきたの」

「黒髪の異国の少女みたいだったわ」

「びっくりしたもんだから水がめ1つおとして駄目にしたわ」

「弁償してくれないかしら、追ってきた兵隊も乱暴で・・・」

あ〜今新しい情報が入りました

この少女は明日ナキア皇妃の命によりテシュプへの生贄となるようです

いったいなぜこの少女が現れたのか

そして何者なのか

まだまだわからない事だらけですが

なにか事件のにおいが感じられてなりません

このまま取材を続けていきたいと思います

泉前へよりディルがお伝えしました


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エ〜こちらディル編集長です

ただいまEma特派員から情報が送られてきました

では早速呼んでみましょう!Ema特派員!

きゃあっ!!こちら新米特派員のEmaです!!

只今目の前に我がヒッタイト帝国第3皇子カイル殿下がいらっしゃいます!!

混乱を避けるため、詳しい場所は言えませんが、どうかお許しを。

どうやら誰かを待っていらっしゃるご様子。

このままこっそり見ていたいと思います。

おや?見慣れぬ服を着た黒髪の少女が走ってきました。

彼女を待っていらしたのでしょうか??

・・・どうやら違うようですね・・・どうしたんでしょう?

彼女はかなり怯えています。なんだかよく分かりませんが

皇妃の私兵たちに追われているようです!!

あぁっ!!そうこうしている間にカイル殿下!!

少女を押し倒してしまいましたっ!!

私も〜♪・・・失礼しました。

私兵たちは去っていった模様です。

あ、少女も走り去ってしまいました。一体何なんでしょう??

とにかく、私はこのままカイル殿下を追ってみまーす!!

ハイEma特派員からほやほやの情報でした




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こちらのぞみ特派員です

ただいまEma特派員の後を受けカイル殿下の後を追っています

いったいどの姫君にすっぽかされたのか、調査中です

変わりの相手を求めカイル殿下に動きがありました

アー今どなたかの屋敷に入っていきました

どうもここはアイギル議長の屋敷の様です

今日のお相手はどうもこちらのギュゼル姫の模様です

このまま屋敷に潜入を試みたいと思います

わ〜門番に見つかってしまいました

心残りではありますが

どうやらこの場を離れなければならないようです

ここで金特派員から情報が入りました

カイル殿下をすぽかしたお相手は

どうやら、セルト姫の模様です

カイル殿下が待ち合わせの場所を去った後

召使を連れセルト姫が現場に現れたとのことです

今度はセルト姫が待ちぼうけをくわされているとのことです

以上門番から逃げ回るのぞみ特派員から

緊急報告でした




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ただいまカイル殿下の宮に潜入成功中のEma特派員とつながっています

のぞみ特派員!!大丈夫??

さて、私は今、カイル殿下の宮への侵入しています!!

殿下は今外出中です。きっと、のぞみ特派員の報告の通り

、 ギュゼル姫様のところで、あーんなコトやこーんなコトでもしてるんでしょう。ちっ!!

あら?どうしたことでしょう??カイル殿下、お帰りになったようです。

そういえば、なんだか宮はドタバタしていますよ?!

何があったというのでしょう?!

フフ、こんなこともあろうかと、私、ここの下働きになってあります

ちょっと調べてみましょう!!

おや、あちらからカイル殿下の側近キックリさんが走ってきます

ちょうどいい、インタビューしてみましょう!!

=一体何があったんですか?!=

「皇妃が街に御触れを出したんだ。何でも最高神テシュプへの祭事を行うらしい。

だが、あの皇妃のことだ。きっと何か裏があるにちがいない

だから、殿下が調査を始められたんだ。」

> =その祭事はいつどこで行われるんですか?!=

「明日の昼に第一神殿でだよ。じゃ、忙しいからこれで・・・」

あっ、行ってしまいました。

とにかく、そういうコトらしいです。

私はこのまま、宮で仕事と調査を続けてみます!!




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ハイ!こちら金です

ここは最高神テシュプへの祭事が行われた神殿です

あの突然泉から現れた少女を生贄として祭事が行われました

と言っても、なぜかカイル殿下が祭事を中止させ突然

自分の宮殿に連れ去ってしまいました

ただいま緊急情報が入りました

この少女の名前と年齢がねね特派員調べにより判明しました

日本出身の名前は「鈴木ユーリ、鈴木源五郎の2女15歳」ということです

またカイル殿下の側室としてでカイル殿下の宮へ入ったとのことです

カイル殿下はナキア皇妃の陰謀を阻止したかっただけなのか

それとも、やはり昨日樹の陰でカイル殿下がユーリを押し倒したとき

キスだけで終わってしまったのが

カイル殿下には心残りだったのでしょうか?

プレーボーイとして名をはせるカイル殿下としては物足りなかったのかもしれません

ナキア皇妃は歯ぎしりをして悔しそうに

宮殿に帰って行ったとのことです

ただいまの報告は金特派員でした