自  閉  症  と  水  銀
− T B S 報 道 特 集 を 斬 る −



 宮 崎 県  矢 崎 史 郎


はじめに
 インターネットで様々な自閉症関連のHPを検索していると時折、水銀と自閉症との関連を不安視している書き込みを掲示板などで見かけます。2004年4月に私共AFDでは『AFD水銀と自閉症に関する調査委員会』名で水銀と自閉症に関する提言を致しましたが、ここではもう少しそこに踏み込んでみます。



自閉症の水銀原因説
 自閉症の水銀原因説は簡単に言うと、自閉症児・者の場合、毛髪や爪の水銀値に異常の見られることが多く、体内にたまった水銀による中毒症状の一つとして自閉症の症状が引き起こされるという考えです。その原因経路として具体的には予防接種ワクチンの中に防腐剤として極微量含まれている水銀化合物のチメロサールや歯科用金属の一部であるアマルガムなどがそのやり玉として特に挙げられ、アメリカやイギリスなどでは訴訟も起きています。


そもそも自閉症の水銀原因説が広まるきっかけとなったのはLANCETという権威のある医学誌に1998年に掲載された『MMRワクチンが腸炎や自閉症とに関係がある』と発表したウェークフィールドらの論文(LANCET Volume 351, Number 9103, 1998)です。そしてこれをマスコミが大々的に取り上げたため、イギリスではMMR訴訟がおこり世界に飛び火しました。特に医学界においてLANCETに掲載される論文はほぼ間違いがないと言われるほど権威のある医学誌なのでその影響はかなりのものでした。


ところがその後、同じように水銀と自閉症との関連を調べた様々な医学論文において、出てくる結果は両者の間に関係は何もないというものがほとんどでした。さらにこのウェークフィールドらの論文はデータの対象となった子どもの数も12人とごくわずかであるばかりか、(ワクチン被害)裁判中の『ワクチン被害者』の親から受けた助成金付きの裏のある研究で、研究結果に意図的操作が入った可能性などが英国では指摘されました。そしてそんなことから2004年3月にLANCETの編集者は『この論文は載せるべきではなかった』と公式にウェークフィールドらの論文を否定したのです。


追 記
上記のような理由などから2010年2月2日、この論文をLancet誌の掲載記録から完全に抹消するとの声明をLancetは発表しました。


このように仮説を立てるのは大いに結構です。しかしそれが正しいかどうかはきちんと学術的に証明しなければいけません。そうでなければただ単に当事者達の不安を煽るだけです。では私たちはこうした場合、今後何を信じればいいのでしょうか?
それはWHOをはじめとする世界でも権威のある保健医療機関の判断を参考にするのがベストです。なぜならこうした専門機関ではシステマティックレビューに基づき科学的な検証がされているからです。


システマティックレビューとは世界中の科学的論文を隈無く収集し、それらについて科学的に適正な方法で調査研究が行われているかどうかを批判的に吟味、評価して調査対象の集め方や解析手法が科学的に正しいと評価された論文だけをもとにして統計学的手法を用いて1つの結論を導き出すというEBM ( Evidence-Based Medicine:科学的証拠に基づいた医療 ) に基づいた最も信頼性の高い医療・予防法の総説です。


つまり同じ問題を扱う二つ以上の試験から得られる定量的な証拠について形式に則って行う評価で、もちろんこの時、実験方法などに問題があるような論文は削除して検証しているので極めて信頼性の高い科学的検証法と言えます。


よく水銀と自閉症との関係はまだ論争があると捉えている方がいますが、それはもう過去の話で、WHOやFDA、CDCといった世界の名だたる保健医療機関はこのシステマティックレビューに基づいた調査の結果、こぞって水銀と自閉症との関係を否定しています。つまり『水銀と自閉症は関係ない』というのが現在における世界の専門家の科学的常識で、この問題は既に学術的に結論がついています。


ところが2004年3月、そんな世界常識をご存じない無責任なマスコミが、『自閉症の原因は水銀で、キレート剤によってそれは治る!』と誰もが勘違いするような報道をしたものですから大変です。自閉症児を抱える親達の中には予防接種をさせたことが原因だ、自分の口の中にあるアマルガムが原因だ、挙げ句の果てには昔、水銀体温計を割ってしまいその時水銀に触れてしまったからだとすっかり自虐的になってしまった人も数多く出るなど大変な混乱を招きました。


その科学的思考のできない無責任なマスコミとはTBSの報道特集です。




TBSの功罪
 日本民間放送連盟放送基準を見ると 第6章 報道の責任 (34) に『取材・編集にあたっては、一方に偏るなど、視聴者に誤解を与えないように注意する。』という条項があります。しかしTBSの放送内容は明らかにこれに反するものでした。


報道特集で実際放送された約24分の中、自閉症の説明などについてが約5分間で、残りのほとんどの時間(放送時間の約80%)はキレート療法の紹介並びに効果にさき、副作用について述べたのはわずか約30秒(放送時間の約2%)ほどにとどまるだけでした。これだけでも一方に偏っているのは明らかなのですが、さらにサブリミナル的に『水銀が自閉症の原因である』というような言葉をCMの直前直後に繰り返し使ったり、また『キレート治療によって改善した』というような言葉も数回にわたり使い、キレート剤を推奨し、視聴者に誤解を与える放送であったことは否定できません。


そのためこの放送を視た人の中には、『キレート「治療」によって症状が改善した例があったではないか?』という意見を持つ人も出てきました。しかし程度の差はあれ自閉症児も発達はします。自分の子どもを考えてみると分かります。2〜3年前にはできなかったことができるようになったということはあるはずです。ましてや通園施設に通ったり、何かしらの療育を受けていればなおさらです。


番組で紹介された事例で2年前は測定不能であったIQがキレート治療後は上がったとありましたが、自閉症児の場合は幼児期、ましてや2年前の3歳時くらいでは正確にIQを測定することなどは極めて困難であるのが通常です。また多動が落ち着いた、箸が使えるようになった、トンネルを怖がらなくなったとかありましたが、これらはいずれもキレート治療の効果などではなく、幼児期〜学童期という個々の最も成長する同時期にキレート剤を使っていただけに過ぎません。本当にキレート剤を使って症状が改善するというのであれば、自閉症の重さや年齢を問わず、例えば強度行動障害を伴うような成人の重度自閉症者においても、他に何の療育や支援も行わずにキレート剤の使用のみで客観的にみて明らかに症状が改善したというような症例が多数あるはずですが、現在私の知る限りそのような報告は1例もありません。


またこのキレート治療?放送の元ネタとなったHPではよく見ると『キレート治療を行なうたびに自閉症児の症状が良くなると言っている親は沢山います』とか、他にも『自閉傾向の子どもたちが鉛のキレート治療で劇的に良くなった例がある』と表現されています。ここで両者について言えるのはいずれも主観的評価しかされていないことです。さらに見落としがちですがここでは『自閉症』ではなく『自閉傾向』と曖昧に表現することでかなりの予防線が張られています。(この自閉傾向とは恐らくアスペやAD/HDの子ども達をさすのでしょう)前述しましたように、もし強度行動障害を伴うような成人の重度自閉症者においても明らかに症状が改善したというのであれば興味深いですが、幼児期〜学童期前半のアスペやAD/HD(と思われる)の子ども達をはじめとする自閉症スペクトラムの子ども達における行動障害などの一部に改善が見られたとしても、年齢や自閉症の重さを考えるとキレート治療などを行わなくても個々の成長や療育・支援環境などにより十分伸びます。


報道特集で紹介された子どもの中にはABAを受けている子どももいたようですがそれを知ってか知らぬか、放送の中では実際に受けていた療育などについては一言も触れず、発達クリニックでの検査場面やインタビューを部分的に組み込み、専門家の視点からみてもキレート療法の結果のみで伸びたと思わせる巧妙な番組編集がされていました。


そしてこのTBSの放送では自閉症児は発達しないという誤った前提の下、あのように情報操作にも等しい番組制作者の偏った意図が入り込んでいたため、『テレビが言っているのだから』と多くの視聴者がキレート治療によって症状が改善するもんだと簡単に影響されてしまったのです。


こうしたことから私は放送終了後すぐにTBSに抗議のメールを送りました。しかし数日後、担当女性ディレクターから届いた返信には番組に取り上げた理由として『良くなったと言う人がこんなにいる、という療法を選択肢の一つとして提示できたらと思ったことがあります』と説明し、最後には『これからも自閉症について真摯に取材を続け、少しでも多くの朗報をお伝えできるように努力して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。』と結んでいました。私はこれを読んで、彼女の反省するどころか自分は良いことをしたんだ、これは朗報なんだととらえている姿勢に呆れてしまいました。このように体験者の主観的評価を鵜呑みにし、科学的思考ができないばかりか、その裏付けも十分にとらずただ単に良いことだからしたんだというのは無責任な善良主義者というもので、レベル的には雑誌の通販広告にある幸運のペンダントで奇跡の健康回復をしたという購入者の体験談を元に『良くなったと言う人がこんなにいる』という理由から幸運のペンダントを『朗報』として報道特集で取り上げるのと同じです。


科学の世界においてキレート剤も幸運のペンダントもこれらの効果を証明するのであれば、その理論を説明した後、似通った症状を持ったグループ間において、それを投与したグループとしなかった群での比較検討などをしなければなりません。そして投与したグループのみで効果があったとなれば本当にそれらによって効果があったと言えるのですが、こうした体験談のみで比較検討などがなされていないないこれらのものはインチキだ、宗教だと言われても仕方ありません。


自閉症の水銀原因説を唱えるならば、他にも水銀を扱うことの多い職場環境にある従事者やその家族、また水銀汚染地域の住民の間において自閉症児の発症率が高いと証明するなどの疫学的検証も必要です。話はそれますが、マグロなどの魚介類に含まれる水銀を自閉症の原因とする意見もあります。厚生労働省が妊娠している方等のみを対象に作成した『水銀を含有する魚介類等の摂取に関する注意事項』を見ても、バンドウイルカ、ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ、サメ(筋肉)メカジキ、キンメダイなどと一般家庭では食卓に上がることなどほとんどない物ばかりす。またマグロはその絶対量からこの中に含まれていませんでしたが平成17年8月に妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しがされマグロも注意事項の対象に加えられました。

しかし日本は世界で水揚げされるマグロの約3分の1を、しかもその大部分を刺身用として消費しています。もしマグロなどの魚介類が自閉症の原因であればマグロ消費量の多い日本で人口比率に対する自閉症児者の数が諸外国と比べて突出するはずですが、そうしたデータはやはりありません。むしろ最近では『自閉性障害は民族、階層に関係なく、世界中で同じような発生率である』とも言われています。
 しかし誤解のないように述べておきますが、私は魚介類などに含まれる水銀を無視してよいと言っている訳ではありません。水銀による健康被害を考えると、もちろん厳重な検討並びに厚生労働省の指針に沿った規制は当然必要であると思います。


この報道特集のおかげで、それを真に受けた自閉症児を抱える家族達は大変な混乱をしました。そして一方でそれ以外の人達も巻き込み、『予防接種をすると自閉症になる』という極めて大きな誤解も与え、予防接種ワクチンを受けさせないという親もたくさん出てきました。こちらも報道特集の与えた影響としては少なくありません。


予防接種ワクチンに含まれる水銀化合物(チメロサール)についてWHOは次のように述べています。
1.ワクチン中のチメロサールと子どもの神経発達障害の因果関係を示す決定的な証拠はない。
2.ワクチンを接種せず感染症への罹患・死亡・合併症のリスク、チメロサール未添加による細菌感染のリスクは、ワクチン中のチメロサールによる副作用の可能性のリスクよりはるかに大きい。
3.世界的規模で進行中の予防接種戦略において、現在のチメロサール添加ワクチンの使用を即刻中止することなく、継続しながら、チメロサールをできるだけ添加しないワクチンの使用を早急に進めていくべきである。
(WER75,12,2000)


つまりWHOはチメロサールをできるだけ添加しないように勧告しながらも、自閉症発症の原因であるなど、その有害性については認めていません。そもそもワクチンの開発というのは 1.上水道の塩素処理による消毒 2.牛乳の低温殺菌処理 3.ワクチンの開発 4.水道水のフッ素濃度適正化 といった近代における4大公衆衛生施策の1つです。日本という国はどちらかと言うと公衆衛生の概念の低い国ですが、インフルエンザの予防接種による副作用で死者が出たという1件の裁判に負けた(被害者救済のために国が責任をとるのは当然ですが)旧厚生省は平成六年、予防接種法の改正で学校での集団接種を中止とする策に出ました。これにより我が国は先進国の中でただ一つ公費でインフルエンザワクチンの接種ができない国になってしまい、その結果インフルエンザの流行時における学級閉鎖の数がワクチン摂取時の5〜10倍になったという報道もありました。もちろん死者も増えており、抵抗力の弱い高齢者を中心に毎年数百人〜千人規模という多くの犠牲があります。しかし、インフルエンザの公衆衛生的予防をやめた結果増えたこれらの被害者に対して、国や官僚、またそれに荷担したマスコミは何の責任も取っていません。


ワクチンに反対する人は効果がない(接種しても発病する)とか副作用があるなどと被害を必要以上に強調していますが、その副作用の発生は厚生労働省の調査によると2003年1465万本のインフルエンザワクチンが使われ(出荷量1481万本に対して16万本未使用)、それによる副作用と見られる症状は192人に発生し、死亡はうち8名でいずれも70歳以上の高齢者でした(表1)。なおインフルエンザワクチンは1本で2名分なので、インフルエンザワクチンによる死亡率はのべ約8/2900万ということになります。また65歳以上を対象としたインフルエンザの予防接種を受けていない人が受けていた場合との死亡者・発病者数の比較では、受けていない人の死亡者1000人に対して受けた人の死亡者は180人、受けていない人の発病者1000人に対して受けた人の発病者は200人というデータもあります(表2)。他にも1999〜2000年シーズンにおいて109名のインフルエンザ脳症の症例がありましたが、中106名(97%)はインフルエンザワクチンを接種していませんでした(表3)。このようにインフルエンザワクチンを接種すれば死亡・発病リスクを8割も軽減でき、その結果重症化のリスクも軽減できます。


表1:2003年インフルエンザワクチンの使用量(1481万本)に対する副作用発症数
副作用発症(人) 副作用による死亡(人)
192 8 
いずれも70歳以上
注:ワクチンは1本で2名分なので実際は2962万に対する数になる



表2:インフルエンザワクチン接種接種状況別 死亡者・発病者・脳症発症者の比較
  死亡者(人) 発病者(人)
ワクチンを受けていない人 1000 1000
ワクチンを受けた人 180 200



表3:インフルエンザワクチン接種接種状況別 脳症発症者の比較(1999〜2000年シーズン)
  脳症発症者(人)
ワクチンを受けていない人 106
ワクチンを受けた人




しかしワクチンと言えども副作用の出る人はいます。現にMMRワクチンは無菌性髄膜炎などの副作用が多発し1993年に日本では中止されました(自閉症との因果関係の疑いで中止された訳ではありません)。またインフルエンザワクチンはインフルエンザ脳症を完全に予防できる訳でもありません。完全でないとダメだという人もいますが、世の中100%の安全というものはありません。車などでは交通事故により毎年1万人近くの人が死んでおり、他にも交通外傷による後遺障害で苦しんでいる人はもっと多くいます。しかし車を世の中から排除しようという運動は聞いたことがありません。これは車による事故の危険性(リスク)よりも利便性(ベネフィット)の方が上回っていると認識しているからです。またタバコはそれが原因で毎年10万人以上の喫煙者が、受動喫煙者も含めるともっと多くの人が死んでいます。日本の喫煙人口は約3000万人強ですからタバコの死亡率は約『10万/3000万』以上ということになります。もしワクチンにより年間10万人以上の人が死んだといったら大変な騒ぎが起き、発売禁止や訴訟になるでしょうが、タバコに関しては世間もマスコミもおとなしいもんです。インフルエンザワクチンによる死亡率約『8/2900万』これを危険とみるかどうか、リスクとベネフィットの選択はあくまでもその人次第ですが....。ちなみに、私は今年も自分の子どもにインフルエンザの予防接種を当然受けさせますし、また今後もキレート剤を使うつもりなど全くありません。


公衆衛生的な立場からみるとワクチンの効果は明らかであり、このワクチンの効果や恩恵とワクチンがましてや自閉症の原因であるという科学的に否定されている理由はリスクとベネフィットという天秤にかけるまでもありません。しかし世界の多くの臨床家や、免疫学者などが数多くのインフルエンザワクチンの有効性の研究を行ってそれを報告しているにもかかわらず、日本では十分な検討が行われずにほんのわずかなデータを基にワクチンの有効性に疑問を投げかけているのが現状です。さらに追い打ちをかけるように『ワクチン接種により自閉症になる』などと不安を煽るような報道特集の放送を視たおかげでこの冬インフルエンザワクチンを受けずに、そのためインフルエンザ患者が急増し、それによる後遺障害者や死者が出たとしたらTBSは責任を取れるのでしょうか?少なくとも、ここで述べた程度の裏付けは取った後、世間に与える影響を考え、偏りのない報道をするのが本来あるべきマスコミの責務と言えます。



最後に
 自閉症の水銀原因説やキレート療法といったマスコミの情報はまず疑ってみるべきです。本当にそうであれば自閉症とは言わず本来『小児水銀中毒症』とでも言うべきで、またキレート剤も効果があれば世界中の医師達が自閉症の治療薬として使い、その効果が多数報告され、WHOによって推奨されるなどしそれは私共医療関係者の間にすぐに医療情報として入り広まります。しかしそうした情報が私共の間に一向に伝わってこなかったのは効果がないことの表われです。また、キレート剤の製造メーカーも効果があれば自閉症治療の新薬として必ず保険適用薬の承認をとるはずです。メーカーとしてもその方が幅広く販売でき大きな利益があがります。医薬品として認可されないばかりか、通信販売という効率の悪い形でしか販売できないのはやはりメーカーもキレート剤が自閉症の治療薬なんかではないと分かっているからに他ならないです。科学的思考のできないマスコミや怪しげな民間療法・サプリメントそして口コミの情報などを信じるよりWHOをはじめとする保健医療機関や医師など専門家の意見を信じるのが賢明です。


今後も一見もっともらしい理論を唱え『自閉症が治る!』などと言い、藁にもすがるような親の弱みにつけ込んだマルチまがいの悪質な物が出てくると思います。ですがこうした物やマスコミのいい加減な情報には決して振り回されないことです。
テンプル・グランディンは著書の中で次のように述べています。最後にその言葉を紹介しておきます。


『自閉症を完治できる魔法のような治療法は存在しないのだから、親達は、自分のセラピー方法を広げたいばかりに、途方もない成果を喧伝する人達の口車に乗らないように注意すべきである。(自閉症の才能開発:テンプル・グランディン著 より)』





《 参 考 元 》


じゃじゃ丸トンネル迷路
河合医院
厚生労働省
日本小児科学会
英国自閉症協会
WHO
LANCET
CDC
medline