アマルガム法案は誤解を招く
(ADA News,june3,2002) BY CRAIG PALME  [ワシントン発]


 アフリカ系アメリカ人の口腔健康専門家組織である国際歯科学会(NDA)の下院議員、ダイアン・ワトソン(カリフォルニア代表)によるアマルガムの段階的廃止法案は、人を惑わせ、アメリカ国民の迷惑になる可能性があり、NDAは法案に反対するだろうと述べている。 『この問題に関して、互いに意見の相違を認め、争わないようにする必要がある』と、カリフォルニア第32回地区議会の第1期代表への5月9日付けの書簡で、NDA会長Dr.グレゴリー・A・スタウトは、ワトソン下院議員が提案しているHR4163法案は、歯科充填に使用を意図する水銀の州際通商への2006年以降の導入を禁ずるだろうと述べている。『”歯科充填における水銀の内容開示と禁止条例”は、科学的に異議を唱える条例に含まれるとして、この条例を引用した』とNDAは述べている。

『理論的科学に基づく決定と政策を基本とする団体として、政策にある多くのことばは、法案の誤解を招くということを我々は感じ取った。我々はこの法案をアメリカー般社会に対して害になるのではないかと懸念している』 NDA役員は、ワトソン下院議員およびそのスタッフと反アマルガム法律制定について議論するために15分間の会合を予定していたが、実際には5月7日の会合は1時間半にわたった。

その団体は『HR4163法案は我々の返答に対しその準備をするために丹念に再検討した』、そしてその団体の社会教育活動の知識のある下院議員を続けさせるとNDAは後報書簡で述べている。ワトソン下院議員の代弁者は『我々は、その書簡で述べてあるように、意見の相違があることを認めます。それが我々の答えです』

Dr.スタウトが署名したNDA書簡には、『我々は、あなた方が教育された消費者支持者である国民が、知識に基づく選択権を持つのと同様に、その考えに深く社会的意識を持ちました』と書かれており『我々は、口腔保健および全身の健康における安全性、予防、品質および公正を推進している。リーダーシップの継承とサービスの慣例は適切に制定されている。どんなにこの国民の健康に影響を与える政策を進めるあなたの熱意を知り、尊重したとしても、我々はHR4163法案を支持することはできない』と述べている。

Dr.スタウトはADA会長Dr.グレゴリー・チャドウイックと両歯科学会の専務理事に加わり"junk science"に基づき法律を制定しようとする法案に対する全国会議員に対して個別に書簡を送った。HR4163法案は、5人の共同提案者とともにエネルギー評議員会および商業委員会に委託した。その他の立法初期の共同提案者は、その後の支持を取り消した。聴聞会は現在のところ予定されていない。