Page5 心 模 様 2006年3月17日 峰響子
赤青黄錦の綾に織り成して あとは無色透明になあれ
色んな縁があるものですね。赤い糸の縁・・・運命の人・・・
・・・親子の縁夫婦の縁恋人の縁友人知人の縁、えにしの糸を絡ませながら人生と言う錦を
織り成しますが、美しい模様であって欲しいものです。
錦織を見届けた後はすべて無かったかのように、いえ、それよりもすべての色を写す無色に
なれば良いと思ったのです。
町中のコンクリートの割れ目から うつむきながらひらいたスミレ
良い天気、春爛漫!!こんな日はじっとしていられません。
大きな事務バックを提げて銀行を回りましょう。
「あ〜ほかほかの春〜しあわせ〜♪」なんて町中を歩いていると、歩道脇のコンクリートの
割れ目に可愛い小さなスミレが、薄紫の花束をそっと置いたたように咲いていました。
上向きの薄紫のまなざしが 可愛くてつい小指で触れた
薄紫の可愛いスミレ。小指の先ほどの花びらはまるで澄んだ瞳のようで、
上向き加減に見られているようなきがします。
思わずかがみ込んで、その眼差しをすくい取るように、小指を伸ばしてみたのです。
轟きのなりやまぬ海抱きしめて 心許なき夜を見送る
胸の奥に豊かな海が広がり穏やかな光につつまれて、そこは魂の眠る場所。
海がしけると海鳴りが轟き、まるで魂の叫びのよう。
こんな夜は頼りなく、両手で胸を抱え静かに明日を迎えよう。
長い夜もいつかは明けて、明日が希望をつれてくる。
心の頼りは明日という日。
外は雨 でもスキップをして帰ろかな たかが仕事と言うけど仕事
冷たい春の雨、でも今日は本当に嬉しい1日。
あーもう傘なんか、さして歩くのもじれったい。
スキップを踏んで帰ろう〜
「うまくいったよ」・・・仕事が進んで本当に嬉しい!!
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