Page2              心 模 様     2006年2月25日   峰響子


ヤッホーと戻ってきたよこの峰に 姿無き声胸でこだます


ここから「ヤッホー」と放った想いはあの峰にこだまし、
あの峰から「ヤッホー」と帰ってきました。爽やかな声温かい声、
姿は見えなくても胸で響いています。


リビングのガラス戸ごしに顔向けて 命のあかり尽きたモモちゃん


病気で深刻な状態のモモちゃんは、小屋から何度もか細く呼びました。

「よしよし モモちゃん」撫でながら呼べば目を向けて、
静かに寝息を立てました。朝方、どうやって歩けたのでしょうか?

家族の集まるリビングの外で、こちらに顔を向けて動かぬ姿に変わっていました。


こんにちはお疲れ様とやってきた 花や音楽ネットの便り


仕事中にメールを覗けば、美しい花や音楽ががPCの向こうからやってきました。

ほっとして気持ちが和みます。思わずほころぶ嬉しい便りです!! 
有難う〜 さ〜もう一息、頑張ろう!


一仕事終えて安堵の吐息つく 背中の西日もうすこし居て


仕事を終えた後の達成感と安堵感は格別です。

「今日ももうこの時間」一日があっという間に過ぎていきますが、
東向きの事務所には朝日が眩しく、
夕方には背中で西日が最後の輝きを残してくれました。

「もう少し居てね」寂しくないように・・・帰り際にいつも思うこと。


幼子を抱いてベッドの寒い夜 ああしあわせとつくづく思う


赤いほっぺで赤い唇、スースー寝息を立てている幼子は柔らかくて良いにおい。

寒い冬もお布団の中はホカホカと温かく・・・「なんて幸せ!!」 
これこそ「至福の一時」。
幼い子供を抱いて眠れる「しあわせ」をつくづく感じる寒い冬の夜。

世界中の女性にこの「しあわせ」を持って欲しいと願います。

青空と日当の似合うあの人と オープンカフェでお茶したい


早春の空気はぴりっと冷たいけれど、並木通りにはパンジーが咲き始め、
明るい日差しが射しています。「春が来てる」と実感するこのごろに、
青い空の下で「熱いコーヒーを飲みたい」
・・・ぬくぬくと春の陽だまりを感じさせるあの人と。


消えそうに細く灯る火ゆれながら 赤く光って煙となった

心の中に「こうしたいああしたい」そんな想いは、誰にもあることでしょう。

日々に忙殺され「いつか」がずっと先送り・・・小さな灯火となって残り、
一瞬輝いたかと思うとついに消えてしまって、煙となってしまったこと。
諦めた「夢」・・・一つ二つではないのです。

これって、思春期の恋にも似ていますね。

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