勝手に解説! テキスト「ちはやふる」

この、テキスト「ちはやふる」は、宮崎県協ようじゅさんが
競技かるたに触れる機会の少ない宮崎県の高校生の初心者のために、
「ちはやふる」を通じてかるたを知ってもらおうと作ったものです。

 競技かるた初心者の方は、
         かるたへの理解をより深めるために、
 競技かるたを全く知らない方は、
         「ちはやふる」の物語をより楽しむために、
 競技かるたをよく知っている方は、
         「そうそう!!」と共感するために(?)

活用していただけたら幸いです。

主として個人の感想によるものですので、ご意見の違いもあると思います。
そこはどうかご容赦下さいませ。

なお、このコーナーは未完成です。
追加、訂正を加えながら、随時更新していくかもしれません。

最終更新日 2010年10月16日

目次
勝手に解説! ちはやふる1巻
勝手に解説! ちはやふる2巻
勝手に解説! ちはやふる3巻
勝手に解説! ちはやふる4巻
勝手に解説! ちはやふる5巻
勝手に解説! ちはやふる6巻
勝手に解説! ちはやふる7巻
勝手に解説! ちはやふる8巻
勝手に解説! ちはやふる9巻
勝手に解説! ちはやふる10巻
 
勝手に解説! ちはやふる1巻
4ページ
『クィーン戦』

かるた会の最高のタイトル戦です。
実は同時に、名人戦もありますが、メディア的にはクィーン戦の方が露出度が高いです。
クィーン位を持つ選手に挑戦者が対戦します。
挑戦者は、東日本予選と西日本予選の勝者どおしが対戦して決めます。
クィーン戦では先に2勝した方が勝ちです。
ちなみに名人戦は先に3勝した人が勝ちです。


5ページ
『お願い誰も息をしないで』

はい、言葉のとおり、選手は読み手の息を感じてます。
だから、次の札の初音の直前(間)は音を立ててはいけません。


24ページ
『ガッ』
(ふすまに札が刺さってます。)

大げさでなく、よくあります。
あまり、可能性がないと思っている人は払いの練習が足りません。
ちなみにうちのかるた会では事前に座布団、机でふすまや障子の前に防護壁を作ります。


48ページ
『かるたの目』

下の句しか書いてない札を上の句の『ちは』としか読めない目です。
『字を確認して上の句を思い出す』一連の作業を繰り返すことで『からくれなゐと書いてある札をデザインで捉えてをちはと認識』します。
まだ、かるたの目になってない人は取り札を見て、上の句を言う練習を反復してください。


56ページ
『なにやっているの、女の子に負けるなんて』

これはよくあります。かるたは男女を区別しない競技です。
男女を分けるのは『名人戦』『クィーン戦』です。
もう一つ、女流選手権がありますが、男流選手権はありません。


80ページ
『白波かるた会』

東京に実在するかるた会がモデルです。
たまたまですが、宮崎県かるた協会出身者所属してます。


100ページ
『大山札』

意味はテキストのとおりです。
でも、山をかけて、決まり字が読まれる前に払ったらいけません。?


『きれいな囲い手』
大山札のように決まり字が長い札をとる場合に、相手に取られないように囲んでしまう方法です。
相手陣右の内側のきれいな囲いです。


123ページ
『百人友達ができたと思って仲良くなりなさい』

百人の友達
みんなと仲良くしないと大変です。
だから、試合中は場の札みんなと遊んで(確認)いきます。友達の札はあなたを助けてくれます。
でも、遊んであげてないと相手の取り札になっていきます。


171ページ
『大親友』

いつも、あなたを助けてくれる大切な札です。「得意札」と表現されることがあります。


174ージ
『「し」の次の音まで聞いている。聞いてても速いんだ。』

音を捉える速さです。千早はこの能力に優れていたというエピソードです。
この時は「し」の次の音を聞いてとってますが、彼女はやがて「し」の次の音を聞いてもお手つきするようになります。聞いて判断する前に札に行ってしまうんですね。
払いは最初は速さが求められますが、次は、決まり字に合わせてスピードをコントロールすることが必要になります。
千早の「大親友」は「ちは」と「しら」「しの」で「thi」「shi」で表記されます。同じ音に聞こえてしまう場合がありますので要注意です。

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 勝手に解説! ちはやふる2巻
 25ページ
『読みには、4ー3―1―5方式というのがあって』

読み方を統一するために決められた読みの長さです。
下の句4秒台
余韻(下の句の最後の伸ばし)3秒
間(ま:の句の余韻と次の上の句の間)1秒
上の句5秒台
で読みます。初心者は難しいですね。
読みの肝(きも:大事なところ)は、余韻と間です。間を1秒に。ここが読みのポイントです。


31ページ
『同時の時は札置いている陣の勝ち』

そのとおりです。ちなみかるた用語で「セーム」と言います。


41ページ
『無駄美人』

もちろんかるた用語ではありません。


43ページ
『競技かるた部 一緒に作りましょう』

かるた部は全国的にはまだまだ少なく宮崎県は多い方です


48ページ
『お母さん あたしD級で優勝したんだよ』
『あら― (それ つよいの』

D級で優勝すると初段を取る資格が与えられるので 当然強いです。


107ページ
『私、福井に行ってくる』

新君の住んでいるところですが、とってもかるたのレベルが高いところです


136ページ
『新君の祖父がかるたしているシーン』

よく見てください。畳を縦に使ってます。畳を縦に使う大会や会場があります。


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勝手に解説! ちはやふる3巻
5ページ
『あっちが残り3枚、こっちが6枚、空札はあと2枚』

「空札」は、最初の50枚にない札です。空札が2枚と肉まん君は言ってます。つまり、これから読まれる札があと11枚と肉まん君は数えているわけです。
こんなことできる人はめったにいませんから、みなさんも心配しないでください。


7ページ
『「感じって なんですか?」
「 かるた用語で読みへの反応速度で いちばん大事な才能って言われてるんだ」』

本当に大事な才能は『かるたが好きで練習する才能』です。


19ページ
『札動かします』

札を裏返してやっていますね。かるたは札を動かすときは相手に何の札を動かすを告げなくてはならないので、太一君はいじわるです。


36ページ
『それより部費3000円しか出ないって、札買ったら残りませんよ』

ネットで検索してみると大石天狗堂の取り札の場合 1組2625円なので、1組しか買えません。
かなえちゃんは、まだ知らないようです。
(2010年8月1日より、値上げされました。しかし、昭和57年からの28年間ずっと同じ価格だったことの方が驚きですね。
 なお、県協会員がご購入の際は事務局にご相談下さい。)


39ページ
『夏休みには5人で 団体戦で全国大会に行くの』

このセリフの背景は近江神宮です。
「秋の田の」天智天皇がまつってあります。ここで毎年、全国高等学校百人一首かるた選手権大会が開催されます。


40ページ
かるたのやり方が書いてあるのでよく読んで


68ページ
『出場できるのは基本的に都道府県の代表1校』

前年の予選に10高校以上参加したところは2校出場できます。宮崎県の他、いくつかの県などから2高校出場しています。基礎となる高校数から考えると宮崎県は高校のかるた部が多い方のようです。


72ページ
『わが北央高校は』

この学校のモデルは東京に実在するかるたの強豪校だと思われます。その学校も中高一貫教育の高校です。


154ページ
『チームの一枚を取りに行く』
その1枚のためにチームが負けたり、勝ったりすることがよくあります。その1枚のために2年間何百試合も練習します。


160ページ
『あの読み手のクセも もうきみの耳は捕まえるだろう?』『おお 「ドッ」えやま』

おおの札は、おおえ、おおけ、おおこの3枚です。千早は読み手のクセを捕らえ「おお」の読み方で「おおえ」の札と判断していると言う話です。


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勝手に解説! ちはやふる4巻
12ページ
『100枚中「や」の札は4枚……〜……よく聞けひっかかるな』

太一君の心の声です。次の札が読まれるまでの間、頭の中で札を整理、確認しています。


13ページ
『あっれ〜、お手つき?、「なげき」ってまだ読まれてなかったけ〜』

ひょろ君の心の声です。ひょろ君も当然、太一君と同様に頭の中で札の整理をしていたと思いますが、決勝まで何試合かを重ねていますのでそれまでの試合の記憶と重なって、まだ読まれていない「なげき」の札をすでに読まれていると間違ってしまったところです。


16ページ
20ページ
『ここで自陣を取られたくない。』
『みんなを全国大会に連れて行きたい。

中学生からの6年間の想いなので、ずっしり須藤君にプレッシャーがかかっています。攻めがるたの須藤君はいつもなら相手陣から手が出ていくのに、ちはやの攻めにほんの少しだけ心が守りに入って思わず手が守ってしまって、ちはやに自陣を守られます。


49ページ
『まつげくんは……〜……決まり字までちゃんと聞きなさい。』

原田先生が太一君とちはやに説教(アドバイスf^_^;)しています。とても大切な事が書いてありますのでもう一度よく読んでください。


67ページ
『でも 知りませんでしたよ。かるたに全国大会があるなんて』
実態どおりです。まだまだ、マイナー競技です。(;_;)


78ページ
競技かるたって、実際に見てもらわないとわかってもらえないかも知れません。


100ページ
『出雲大社は例外ですけど』

2礼4拍手1礼


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勝手に解説! ちはやふる5巻
13ページ
『羽二重餅』

やわらかくて美味しいです。
そして、値段が手ごろ。
さらに、個数が多い。(部員やかるた会・職場へのお土産の場合は「数」は重要な選考要素です)
3要素を備えたお土産強力アイテムです。


19ページ
『みんなバラバラの場所での試合になるけど』

高校選手権の個人戦は参加者が多いこともあって、試合会場が近江神宮の広い境内の中でバラバラです。参加することになったら、自分の試合会場をしっかり確認することが大切です。


21ページ
『史上最年少クィーンだ』

現在のクィーンは史上最年少でクィーンになり、高校生の時、高校選手権に出たことがあります。


25ページ
『早く勝ちたいなんて甘いよ。ここにいるのは、みんなA級の子なんだよ』

段位の取得は相対的なものなので、A級だから強い、B級(自分より段位が下)だから勝てると思ってると大変危険です。


25ページ
『丁寧に確認して一枚ずつだ』

相手が何級でも大切です。


36ページ
『音のしないかるた』

クィーンのことになるとこちらでは解説できません。m(_ _)m


49ページ
『ああホラ!狙い札決めすぎるから』
「なにわえ」「なにわが」の2枚が相手陣にあるので千早はその札をクィーンより速くとってやろうと狙ってますが、狙いすぎて、他の札をどんどん取られるって話です。


50ページ
『「な」「に」』

で、結局クィーンに守られたって話です。これはきついです。


63ページ
『千早が札を押さえるより早く、クィーンの手がわずかな隙間から』

囲い手、「うまく囲えた(o^∀^o)」とか、囲んだだけで安心してると 隙間などから手を入れられて 札を取られることがあります。かと言って、囲んだだから、取られちゃダメだとか思ってると「決まり字をきちんと聞いてからお手つき(*_*)」したりします。

72ページ
『(会場の電灯が消えます)』

近江神宮の会場は壁の寄りかかる位置にちょうどスイッチがあって、試合中に誰かの背中でスイッチが押されて、ブラインドが動いたりすることがありました。
(はい! 私、高校の時にやってしまいました。 by管理人)


92ページ
『F音』

「ふ」になるまえに「ふ」の音の最初の音(?)。意識して練習するとあなたも取れるかも。


116ページ
『千早が20枚も差をつけられて負けるなんて、そんなに上がいるなんて』

何ごとも上には上がいます。


147ページ
『なんでかるたやんのに、陸トレなんか』

かるたにかぎらず、健康のために運動しましょう!


155ページ
『僕を福井南雲会に入れてください。』

「僕(私)を宮崎ゆふなぎ会に入れてください」(-.-)zzZ夢?
会員いつでも募集中です。


156ページ
『ありあけ』

中央の箱みたいなのは自動読み上げ機械です。毎回、ランダムで読みをしてくれます。便利グッズです。


188ページ
『速くとるのをやめなさい』

速くとれないうちに速くとるのをやめてはいけません。念のため(^_^;


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勝手に解説! ちはやふる6巻
6ページ
『速く取るのをやめなさい。』

強いかるたと速いかるたが必ずしも同じではないかもって話です。でも、初心者のみなさんは今は速いかるたを目指しましょう。


8ページ
『ものすごく速く取れる札があっても、残り全部取られたらかるたは負ける。速さへの執着を捨てなさい。』

初心者のみなさんがだんだん速くなって級も上がっていって、いつか壁にあたった時に考えてみるといい大切な言葉です。


12ページ
『強い相手とやらんと伸びんのじゃ』

まさしく、そのとおりですが、逆に弱い相手としてくださる人は伸びないので、感謝して早く強くなりましょう。


38ページ
『3字の呼吸』

全ての札を同じスピードで取りにいっていた千早が、3字決まりを取るスピードを悟ったシーンです。


91ページ
『「こぬ」と「この」の聞き分け苦手』

「KONU」と「KONO」。ローマ字にすると4文字中3文字目まで同じです。聞き分けしずらいですね。


98ページ
『お手つき。無条件で相手との差が2枚つく。』
お手つきすると相手から1枚送られてきます。相手が1枚減って、自分の陣が1枚増えるので、2枚差がつきます。


123ページ
『運命戦なんて ホントに運なんだ。自陣を守るのが絶対のセオリー』

ここは、出ると思っている札を取りに行くのがセオリーです。


138ページ
『千早、おまえだったらわかるのかな。「あ」になる前の音。「せ」になる前の音。』

わかる人いるみたいです。あなたもわかるようになるといいですね。


144ページ
『1・1になるまえに勝てなかったのが悪いんだよ』

そのとおりf^_^;


167ページ
『いいが おまえが がんばれば。おれはちょっと疲れたわ』

村尾さんの気持ちわかる(;_;)


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勝手に解説! ちはやふる7巻
17ページ
19ページ
『こぬひとを』
『めぐりあひて』

問1「新との再会にこの2首を選んだ作者の意図を述べよ」


23ページ
『新くんが「ひさ」をとっているシーン』

きれいにまっすぐ札から入ってます。なかなかできません。


53ページ
『やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ』

机くんの大人の発言です。勉強はともかく、かるたは思いっきりやってみませんか?


61ページ
『きみはこの夏B級準優勝を2回したね。規定ではA級になれる立派な成績だ』
…『先生おれはA級になるより、逃げないやつになりたい。』

全日本かるた協会の規定では、B級優勝か、B級準優勝2回でA級になる資格を得られますが、会によってはB級優勝でないと昇級させないという方針のところもあるようです。
B級準優勝2回でA級に上がることが、一概に逃げだとは言えません。しかし、太一君の目標は、「A級昇級」でなく「B級優勝」だととらえていただくと太一君の「逃げない」の意味がわかるかも。
この気持ちは大切。


テキスト第7巻
74ページ

『札を見ずにランダムに読んでたってことです。頭の中だけで』
太一君は天才です。真似しなくていいです。っていうより普通の人は真似できません。


75ページ
『目で絵として』

太一君はデータ整理みたいに正確に札を整理しますが、肉まん君は、もっと札を見ろと言っています。
「目で絵として」「札を文字ではなくてデザインとしてとらえろ。」と言っているわけです。


87ページ
『本日はまさしくかるた日和となり』

かるた日和? さて、どんな日でしょう。
私にとっては、遊びに行けない雨の日です。あきらめついて集中できるし。
テキスト80ページ、83ページからこの日は秋晴れのようです。秋晴れの爽やかな日って山とか海に出かけたくなりませんか。


92ページ
『小6のスピードスターだ』

相手が天才とは限りませんが、小学生と対戦することがあります。
やりにくいかも知れませんが、相手もかなり練習している場合が多いです。
小学生を意識せず普通に試合しましょう。


96ページ
『小学生には負けませんよね』

ほら、観客もつい思っちゃうんですよ。相手も同じA級なのに。


100ページ
『なんだっていい。かるただって、なんだって』

親御さんの気持ちはそうでしょう。でもかるたにしてください。m(_ _)m


103ページ
『「速く」じゃなくて「ちょうどよく取る。」できる人には簡単なことなのかもしれないけど』

なかなか、難しいですね。「速く、速く」と練習してきたのを決まり字に合わせてコントロール(遅くする)わけですから。


103ページ
『取ってるけど遅いじゃん』

速く取っても1枚、遅く取っても1枚


104ページ
『うまく拾ってるな』

「札を拾う」かるた用語です。
一般的には相手が取り損ねた札、遅く反応した札を遅めに取ることをいいます。


136ページ
『試合前に固形物食べて、眠くなったら、困るので』

普通の競技会では、昼食時間はありません。選手は栄養補給にいろいろな工夫をしているようです。
千早の場合はチョコレートですね。原田先生がどうしているか知りたいところですが残念ながら、7巻までにはそのシーンはありません。食べ過ぎると眠くなって、頭がぼ―っとなることを原田先生は警戒しています。


175ページ
『どうして笑うの』

クィーンになれないと思っているのにクィーン予選に座っている自分を笑ってます。(たぶん)


176ページ
『どうして冷えていくの?』

どうしてでしょうね。
卒業、年齢、環境、才能、そして選手として乗り越えられない壁、いろんなことが要因でたくさんの人がかるた界を去っていきます。

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勝手に解説! ちはやふる8巻
9ページ
『一枚もとられたくない。あきらめてしまった人に』

「全部とりたい」と思うことと「一枚もとられたくない」と思うことは隔たりがあります。
「一枚もとられたくない」と思うとお手つきしがちです。


9ページ
『え?』

このシーン千早は自分でなく相手に対して怒りに似た感情をもっていて熱くなりすぎ。
丁寧にとるには冷静さが必要です。


10ページ
『空札なのに、なにその飛び出し』

相手陣を速くとるためにめちゃくちゃ飛び出しているシーンです。
対戦しているユーミンは前クィーンだけあってしっかり聞き分けしているようです。


13ページ
『ここの皆さんだれ一人として「歌」は聞いてないです』

「音」を捉えるのに集中していて、「歌」を聞いてません。
読み手が下の句を間違えても誰も気づかないことが……f^_^;


16ページ
『読手さんてすごいよね。階級があって、試験があって』

専任読手、A級公認読手、B級公認読手です。読手講習会とかあります。


16ページ
『専任読手は10人もいないんだって』

今日(平成22年8月末日)たぶん8人


16ページ
『それ(専任読手になるのは)はどのくらい難しいんでしょうか』

「かなり」


18ページ
『ダメでしょそんなに熱くなったら』

お手つきしがちです。


19ページ
『ぎりおきし』

ほら、お手つきf^_^;


20ページ
『ダブった』

テキストの欄外にも書いてありますが、敵陣をお手つき、自陣を相手にとられて相手から2枚送られてくる状態です。
 ○類似用語
   「セミダブ」
    詠まれた札が相手にある状態で、自陣をお手つき、相手陣を守られて、1枚送られる状態
   「空ダブ」
    相手陣にも自陣にも詠まれた札がないのに、両方の陣を払って、2枚送られてしまう状態


21ページ
『7枚差から4枚差』

ダブると3枚の差がつきます。この場合、7枚差でリードしていたものが、一首で4枚リードになりました。
ユーミンにとってはすでに射程圏内です。


28ページ
『「ちはや」をまちがうなんてどうして』

試合中です。やっちゃったことは仕方ありません。お手つきしたことなんか忘れて、札への集中が必要です。


29ページ
『今のは私の取りだと思いますけど』

自分の取りだと思ったら、はっきり主張することも必要です。


33ページ
『畳のふち』

イラストの畳の縁が線で描かれています。
実はモデルとなっている「かるた記念大塚会館」の畳も実際に畳縁がありません。


78ページ
『緊張感のある試合を練習で毎回やるしかない』

高校生のみなさん! 卒業まであと何試合できるかご存知ですか?  意外と少ないんですよ。


109ページ
『じゃあ24日はかるたは休みということで…』

甘い。
クリスマスイブ、九州では太宰府大会(有段者の部1月3日)まであと10日。


120ページ
『名人・クィーン戦をBS放送にて』

実際にも放送されています。


143ページ
『かるたが気に入ったなら近くのかるた会に行きますか?』

まだまだ「近くのかるた会」がない地域が多いです。(T_T)


13ページ
『ユーミンに比べたらおまえの囲い手はザルだ』

ザルでも相手より速く札にさわればザルでもOKです。
ちなみに私の囲い手は、ザル以下です。m(_ _)m


148ページ
『ごめん取ってあげられんで』

若宮クィーンには全ての札が大親友!?


182ページ
『なぜ.クィーン戦の残り時間でしか(名人戦)の放送がない』

コメントできません。(-_-#)


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勝手に解説! ちはやふる9巻
6ページ
『一字目で判別できる札が21枚あると言ってるんです。』

この説明はテキスト中に詳しく記述してあります。
この時点での専任読手は7名ですから、少なくとも7名の読み手のほんの微かなクセを聞き分けしていることになります。
天才です。
でも、普通人の初心者の方々は、今は普通の決まり字をきちんと聞いて取る練習をしましょう。


18ページ
『「す」と「せ」はS音勝負になる』

「SU」「SA」「SE」
それぞれを声にしてみると「す」「さ」「せ」の音になる前にほんの一瞬「Su」の音がありませんか?
それをS音と言います。
S音で捉えるのは楽しいですが、「S音」でお手つきもしやすいので要注意!(-_-#)


33ページ
『さっ、やろっさ』

一緒にがんばれる仲間が大事です。


47ページ
48ページ
『専任読手はA級選手じゃないとなれないなんだよ』

そのとおり。かなちゃんは読みもかるたも練習が必要のようです。


51ページ
『かるたで大事なのは、相手より速くとるだけやって』

簡単に書いてありますが、意味の重い言葉です。
名人だった始じっちゃんの新への宝物の言葉です。


55ページ
『札読みのリズムは5秒かけて下の句を読み、1秒の間隔のあと4秒かけて上の句の5文字を読む』

かなちゃん、間違ってます。
下の句は、4秒台。
上の句は、最初の5文字を4秒ではなくて、上の句全てを5秒台で読みます。
ついでに、下の句の余韻は3秒です。
下の句(4秒台)余韻(3秒)間(1秒)上の句(5秒台)。で、4―3−1―5方式と言ってます。
(かなちゃんらしい勘違いかも)


56ページ
『あっ、声がふるえた。声の大きさがそろってない』

読み手の人が、いろいろ考えながら迷って読んでるとかえって、読みが不安定になりがちです。
始めのうちは、恥ずかしがらず、間違ったらどうしようとか思わず、堂々と詠んで詠むことを楽しんでください。


58ページ
『かるたなんか』

「…なんか」(-_-#)


60ページ
『かるた部は宮内先生に大事にされてますのう』

先生方、どうかかるた部を大事にしてください。m(_ _)m


60ページ
『5人…』

3学年合わせても「5人」にならない学校も。
ちなみに高校の団体戦は5人です。


62ページ
『部費3万円』

かるた部での部費の使いみち
一般的には札です。
その他、救急箱(ゴールドスプレー、絆創膏など)、記録ノート、読みのテープなどが考えられます。
瑞沢高校には自動読み上げ機がまだないですが、3万円では買えないようです


71ページ
『「かるた部?なにそれ」「マイナーすぎる」』

部員勧誘の際に乗り越えなければならない壁です


77ページ
『私たちの創ったかるた部がずっと続くといいな』

想いを伝えていく。やがて伝統と呼ばれます。私の母校のかるた部は今年1年生が入部したので創部40年を迎えることができる見込みです。(全員やめなければf^_^;)
かるたが好きでかるたがやりたいと言う創部当時の方々の想いはきっと今でも引き継がれていると思います。


84ページ
『左右の幅は78センチ』

千早は、かるたは強いですが、数字には弱いかもしれません。
「左右の幅は87センチ」です。


88ページ
『ぼうずめくりでいいんですけど』

絵札(読み札)を使うゲームです。
ローカルルールがたくさんあるようですので一例を紹介します。
ゲーム参加者数名が輪になって座ります。
その真ん中くらいに読み札(絵札)を百枚、裏にして置いて、参加者が順番に1枚ずつ引いていきます。
引いた札が殿(男性)の人の絵だったら、引いた人の取り札になります。
坊主の方の絵を引いたら、手元の取り札は全て没収されます。
姫(女性)の絵柄の札を引いたら、前述の没収されていた札を全て獲得できます。
百枚を全て引き終わった時点でゲーム終了。獲得した札の一番多い人の勝ちです。
歌を覚える必要はありませんが、全国大会もありません。m(_ _)m


166ページ
『「はなのいろは」「あっ」「これはわかる」』

すみれさんの最初の一枚です。この一枚から百枚に広がっていきます。


166ページ
『すみれちゃん、爪切ろう!』

はい、爪はきちんと切ってください。相手の方に傷をつけます。
それでも、爪で怪我をする場合がありますので絆創膏を用意しておきます。
(ようじゅさんは手がぶつかって骨折したことがありましたねえ・・・by 管理人)


180ページ
『まつげ3本しかないので』

かなちゃん・・・・・・・・・・・・・・(T_T)


9巻の資料編
下の句かるたです。

画像からわかるとおり、競技かるたの札と大きさはほぼ同じです。
書き方は、独特です。
次の札はぞれぞれ何と読むでしょう?
(答はありませんよ。)


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勝手に解説! ちはやふる10巻
第10巻は団体戦が中心で、心理的な駆け引きや、試合中の心の描写が多く、特に、団体戦で集中できない太一君の複雑な心の動きが、見事に表現されていて解説は困難です。
団体戦はそれぞれの会や学校、それぞれの選手でいろいろな想いがあると思います。
この解説はもともと、かるた環境に恵まれていない宮崎の子供たちのために作成しました。
もし、他の県のみなさんがはこれを読まれて「こうじゃないよね」って、盛り上がっていただけたら、それはそれで幸いです。
では、稚拙ながら第10巻

13ページ
『今年は東京から2校全国大会に出れる?』

「今年は宮崎から2校出場しました。」


16ページ
『万年B級』

A級に上がりたいのにB級に長いこといる人のことです。
相手を傷つけてしまう恐れがあるので、あまり使わない方がいい言葉です。
使うとすればよほど親しい人に対してぐらいでしょうか。


16ページ
『こいつ、広島と京都の大会にもこっそり出場してて』

こっそりでいいから宮崎の大会にも、出てほしいm(_ _)m


53ページ
『大丈夫だ(の下の絵)』

下の句かるたの様子ですが、畳にしては小さく描いてあるように見えますね。
実は、下の句かるたは、線が引いてある専用のシートを使うようです。


20ページ
『トロフィー返還』

昔からの宮崎県かるた関係者は、このシーンをじっくり見てみましょう。
(正直「内輪向け」ですので、関係ない人、最近の入会者は気にしないでください。)


41ページ
『「1枚先取」「縄野先輩ナイス」「次もいくよ」』

団体戦だとこういう声かけが見かけられます。
つくば君に精神的ダメージを与えてますが、自分たちの集中力も肝心の目の前の試合から分散させるので両刃の剣です。


64ページ
『「駒野×一○須田(2枚差」「筑波×―○縄野(13枚差)』

対西高戦。千早が25枚差で勝ち、真島、西田も危なげなく勝っているようなので、瑞沢が問題なく勝っているような印象ですが、実際のスコアは3勝2敗です。
西高のオーダー、仮に縄野さんの位置が違って真島(B級)―縄野(A級)になっていたとしたら。
瑞沢高校、結構、危ない橋を渡ってます。


82ページ
『すみません。明鳴の予選のオーダー表を見せてください。』

団体戦では、1番から5番までの並び順を任意に決めることができます。
各チームの戦力事情とかで基本的な考え方は、いろいろありますが、太一君はそれまでの並び方から、その朋鳴高校チームのオーダーの考え方をつかもうとしています。


82ページ
83ページ
『「読みにくい」「どういうオーダーでくる?」「確実に3勝するためのうちのオーダーは!?」』

相手チームのオーダーを予想したら、最低3勝はできる対戦を考えるのが普通です。
今回、坪口さんは、予想しにくいできないオーダーで予選を通過したようです。
逆に相手が予想しやすいオーダーで予選リーグを通過して太一君の予想を故意に誘導する方法もあります。


83ページ
『勝つつもりに決まってる。どういうオーダーでくる?』

【演習問題1】
『朋明高校の坪口監督が対瑞沢高校のオーダーをどのようにきめたかを想像して800字以内で述べよ』
【回答例】
@「朋明は瑞沢のA級2人には、まず勝てないから、西田、綾瀬には、4将と5将をあてたい。」
A駒野、大江にはうちのメンバーでもなんとか勝てる(2勝)かも知れない。
B3勝目は、太一からあげるしかない。
この試合は太一が鍵だ。
太一に勝てる可能性は佐々さんが一番高い。
C瑞沢は当然、朋明のオーダーを読もうとする。でも、予選のデータから朋明のオーダーは読めないはず。
D朋明のオーダーが読めないので、瑞沢は瑞沢の得意な(慣れた)オーダーにする可能性が高い。
E今までの瑞沢のデータを見ると太一は1番が圧倒的に多い。1番に佐々さんで。

(参考)瑞沢の過去のオーダー
前年、東京予選
1回戦
「@真島、A西田、B綾瀬、C駒野、D大江」
2回戦
「@真島?、A西田?、B綾瀬、C駒野、D大江」
3回戦
「@真島、A西田、B綾瀬、C大江、D×」
決勝
「@西田、A大江、B真島、C駒野、D綾瀬」

全国高校選手権
1回戦
「@真島、A綾瀬、B駒野、C大江、D西田」(たぶん)

今年の予選
1回「@真島、A西田、B大江、C綾瀬、D花野」
2回
「@真島、A駒野、B西田、C綾瀬、D筑波」

○参考
【適当でない適当な回答例】
@サイコロまたはジャンケンで決める
Aヒョロットカードを借りてくる


84ページ
『ポイントは大江さんと駒野か?』

君だよ。


85ページ
『個人戦は団体戦、団体戦は個人戦』

かるたの団体戦は、個人戦5組で3勝以上の勝ち星を獲得したチームが勝ちです。
各個人が全員がチームみんなを信じて(団体戦)目の前の対戦に集中する(個人戦)。
そして対戦相手が格下だったり、格上だったりしても、手を抜いたり、あきらめたりせずにチームみんなのためにも全力を尽くすことだと思います。(ONE FOR ALL)。


87ページ
『強豪校になるには顧問がしっかりしてないと』

生徒もしっかりしてないと


88ページ
『試合終わったらケータイ教えてよ』

もちろん、教えてはいけません。
じゃなく、
もちろんこういう方法で相手を揺さぶってはいけません。


89ページ
『きみは周りが見えすぎる。』

団体戦は個人戦。
まずは、チームのことより、自分の目の前の相手に集中です。


90ページ
『去年の教訓を受けて、今年は全試合、読手さんを変えてるんです』

去年の教訓?
全試合が同じ読手で千早に読手の癖を掴まれた件ですね。
千早対策で読み手を5人揃えたとなると運営事務局(?)の立場を利用して自校に有利な環境をつくろうとしているのでしょうか。
そうだとすると持田先生、熱心なあまりの「小細工」かも。


95ページ
『千早と西田は大丈夫だ。駒野は?連取されてる?「駒野、次攻めてくぞ」』

太一君、周り見え過ぎって言うか、気にしすぎ。


102ページ
『一生懸命は楽しいぞ』

経験してみませんか?


107〜109ページ
『千早は〜、ああダメだ、集中しろ』

太一君、完全に意識がバラバラです。


112ページ
『部長面した彼なら、押し切れるかもしれない』

太一が部長としてチーム全体、チーム一人一人を気にしてれば、佐々にチャンスがあるかもと考えてます。
逆に太一が一選手として自分の試合に集中したら、佐々が勝つ可能性は薄いと思っています。
太一が団体戦の事を考えると団体戦は負け、太一が団体戦の事を忘れて自分の個人戦に集中すると、
団体戦は勝利します。
原田先生の言いたいことはそのあたりかも。


126ページ
『声だけで、札から目を離さない』

「団体戦は個人戦」で大切なことです。


127ページ
『仲間を信じて一人になれ』

あなたはできますか?
そしてあなた達のチームはできますか?
一緒に積み上げたものがある仲間でないと難しいですよ。


130ージ
『@わび〜あさぼらけあ』

最初から出札の順に再現できる人ってそうそういません。
太一君は天才。このシーン、読まれていない札を確認すればいいだけです。
不必要かつ至難の技とも言える読み順の再現をしているところが太一君の「万年B級」…(失礼)。
太一君がB級優勝できない要因の一つかもしれません。


137ページ
『ヒョロットカード』

謎のアイテムです。


157ページ
『今日は持田先生に頼まれて、決勝の読手を(ありなの)』

ルール違反とは言えないかも。
しかし、千早対策で5人読み手を変えて、最後の対瑞沢戦は、北央の選手が慣れた須藤君を持って来ていること。
しかも、味方のテンションが上がること(最終兵器)も計算しているとなると
これは試合の流れを左右する「大細工?」なので持田先生の行き過ぎ!f^_^;
瑞沢高校の監督がかるたに詳しい先生方だったら、試合前に抗議しても、おかしくないくらいです。


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