「ジャングル温泉(風呂)」というものは、「なさそうで、意外とあるもの」です。九
州でも、「原鶴温泉 泰泉閣」などがあります。その他、え~と、「ひとつ」しか思い出
せませんでした… 前言撤回。「なさそうで、やっぱりありません」。
松山市の「ホテル奥道後」は「ジャングル温泉」です。松山市中心部から今治市方面へ国
道317号沿いを車で走らせていると、やけに細長いホテルが見えてきます。ただし、温泉
施設は別棟にあり、駐車場からしばらく歩く(というより下る)ことになります。
奥道後温泉・ジャングル風呂
→結構広いです。少々ビックリ。
入浴料は500円、営業時間は7:00~22:00。泉質は「アルカリ性単純硫黄泉」
で、源泉温度は38.4℃です。ジャングル風呂の浴槽は「ノーマル浴槽」(勝手に命名)
が3つ(大・中・小、中は「打たせ湯」併設)、「冷泉風呂」「汐風呂」「どくだみ風呂」
「ドライサウナ(フィンランド式)」。広さなど個々の詳細については割愛します。「ノー
マル風呂」の大及び中以外は、定員1~2名ほどの広さです。また、「汐風呂」の近くには
塩の入った洗面器が置いてあります。その塩を体にすり込んで洗い流し、冷泉に浸かるシス
テム(?)になっているようです。基本的にはお湯は「ぬるめ」で、硫黄の臭いと味がしま
す。人生も温泉も「ぬるま湯」好きの私にとっては適温で、快適に浸かることが出来ました。
奥道後温泉・露天風呂より石手川
そのほか「露天風呂」と「大理石風呂(内風呂)」があります。「露天風呂」は岩風呂に
なっており、実質(?)3畳ほどの広さです。石手川の流れが一望できます。「大理石風呂」
は約12×3mの広さです。両方とも泉質は「ジャングル風呂」と同じかと思われます。
ただし、「かけ流し式」らしいのですが、「飲用不適」の掲示があります。「これだけの
湯量をかけ流しだけで確保できるの?」という「邪推」が頭をよぎりますが。確認でき
ずじまいでした。「豊富な湯量」とは書いてありましたが。
訪問時はほぼ「貸切状態」。ジャングルの中をデジカメもって右往左往していました。傍
目からみれば「かなりクレイジー」な行動であったことは間違いありません。でも、い
いんです。「ジャングル」なんだから。こんな「習性」を持った動物がいてもおかしく
ありませんよね?「ジャングル」なんだから(しつこい)。
(入浴日:2004年11月4日)