「ガニ湯」。前回訪問時は、台風増水の為、湯船と芹川の区別が付かずに断念しました
(普通訪問する前に気づくと思うが… 若いオレに乾杯)。
「ガニ湯」入口看板
→降りて、橋の下を潜ります。
場所は竹田市(旧:直入町)の芹川沿い、「ガニ湯」近くには「ガニ湯本舗・天風庵」
があります。橋の下には、案内板と脱衣置き場と思われる棚(というより板)が備え付
けられています。案内板によると「…いまは人工の岩風呂となっていますが、昔は自然の
軽石の中から炭酸泉が湧出していました。炭酸泉はアワの多さが特徴で、アワを噴く甲羅
のような軽石は、かに以外のなにものでもありませんでした。…」とのこと。
「ガニ湯」と芹川とその周辺
人工で造られた湯船も「カニ型」に似せてあるようです。以前は「打たせ湯」があった
ような気がしたのですが、訪問時には発見できませんでした。入浴料は無料、営業時間帯
は「コンビニ時間(=24時間)」です。
「ガニ湯」と芹川と私(の足)
よく旅行雑誌などではこの「ガニ湯」は「昼間は人目につくので、入浴するには勇気が
いるかも」と書かれています。いや、勇気が必要なのではありません。羞恥心が不要
なだけです。と、ゆーわけで、いざ入湯!!
って、さみー!!(訪問時は2月の朝9時)。冬の入湯は、勇気は不要ですが、寒
さに耐えうるだけの体力は必要です。
湯船は約1畳、お湯は「かなりぬるめ」です。お湯は「気の抜けた炭酸味」で、泡立っ
ているわけではありません。色・臭い・肌触りについては特にクセはありません。湯船の
近くには「小石を埋め込んだ床(?)」があります。「足つぼ」を刺激するエリア…なの
かどうかは不明です。
「ガニ湯本舗・天風庵」
周りに「隔てるもの」が何もない露天風呂は快適です。プチ・ロング・タイム・アゴ
ー。岐阜県・下呂温泉共同露天風呂に入浴した際は、不特定多数の皆様からフラッシュ
を炊かれて、「撮られる、ってこんな感じなんだなぁ」と思ったものです(今思う
と、違うような気がする)。しかし、この開放感を味わえるところは意外と少ない皆さ
んも「不要な羞恥心」を捨てて、入湯してみてはどうでしょうか?
ただし「必要な羞恥心」まで捨ててしまうと、それは、犯罪でんがな、にいさん。
(入浴日:2006年2月3日)