福岡県大刀洗町と久留米市田主丸町の市町境に、片の瀬温泉郷があります。…スイマ
セン、いかにも「知ったか」ぶりな書き方ですが、道路にある標識を見て初めて知
りました。九州はまだまだ広いです(ワタクシの見識が狭いだけ)。場所は久留米
市田主丸町の筑後川に沿った県道81号線(久留米浮羽線)沿いにあります。国道21
0号線からは、牧交差点から北上します。国道沿いには看板がたくさん出ているので、
迷子になることはあまりないと思います。その片の瀬温泉を歩いていると「日帰り入浴
可」と書かれた温泉宿を発見。今回はその温泉宿「柳栄館(りゅうえいかん)」に入
ってみました。

柳栄館・正面看板 → 上に「鮎」と「鯉」。
ほぼ正午に訪問したのですが、団体客の会席を準備していためか、修羅場…ではな
く、宿全体の慌ただしさを感じます。そういえば、表の看板には鮎・鯉の文字があり
ました(源泉名も「鯉の湯」となっています)。しかし、立寄り入浴をしたい旨を申し
出ますと、快く応じて下さり、わざわざ浴室まで案内していただきました。「接客業な
んだから当たり前じゃん!」と言われればそれまでなのですが、当たり前のことを
当たり前にするのが難しいのです、と自分自身に言い聞かせていざ入浴。

柳栄館・正面玄関前
→ 和風…ですよね?
なお、前述のとおり「修羅場(じゃないって)」であったため、温泉の詳細は聞くこ
とは出来ませんでしたが、立寄り入浴時間は10:00〜(終了時刻聞きそびれまし
た)、入浴料は500円です。泉質はナトリウム−炭酸水素塩泉、泉温は36.6℃と
分析表(?)には書いてあります。…ん? この分析表、表そのものは新しいのですが、
検査日が昭和35年とあるので、意外と(失礼)歴史ある旅館のようです。

柳栄館・内風呂
→ 酷暑には、いい具合の「ぬるさ」です。
浴槽は内風呂がひとつ(約3×1.5m、かけ流し式)。分析表にはお湯について
「無色無臭 ほのかな塩味」とあります。飲んでみると、「ほのかな塩味」と頭にイ
ンプットされているため、「そう書いてあると、塩味のような気」がします。お湯
は「ぬるめ」で、猛暑厳しい訪問時には、もってこいです。また、茶色い「湯の華」が
浮かんでいます。

柳栄館・入湯証明
→ 突風の音は、やはり「空耳」…?
貸切状態で湯船に浸かりながら、ぼーっとしていると、時折「ゴーッ」と突風らしき
風音が聞こえてきます。もしくは、リラックスしすぎたための空耳かもしれません。調
理場と客室の間では、音だけで忙しさが伝わってきます。「忙しさ」や「修羅場」が
人間を育てるのかもしれないけど、極力平穏無事な生活を送りたいなぁ〜と思って
いるワタクシ…ダメですか?
(入浴日:2010年8月28日)