湯の児温泉・平野屋。外観はけっこう「でかい」建物です。玄関には「(徳富)蘇峰
・蘆花ゆかりの宿」と玄関に掲げられていますので、歴史のあるお宿かもしれません。日
帰り入浴料は500円、入浴時間帯は12:00〜20:00、となっていますが、宿の
方によると、不定休であるため「要相談」といったほうが正確なのかもしれません。
今回は珍しく宿泊(素泊まり)しているため、大浴場・貸切風呂ともに「ふやける」ま
で入浴します。なお宿泊される場合は近くにコンビニがありませんので、あしからず。
「平野屋」・正面玄関
泉質は「炭酸水素塩泉」、泉温は48.7℃。大浴場は内風呂(約2×1.5m)、露
天風呂(直径約1.7m)があります。なお男湯は「庄助風呂」、女湯は「小町風呂」と
名づけられています。加温・加水なしのかけ流し式です。お湯は少し「とろっ」としてい
て、ほんのわずかな塩味、そして…熱い!
「庄助風呂(男湯)」・露天風呂
内風呂、露天風呂ともに水道水の蛇口が付いています。「先に露天風呂に入浴し、そ
の後内風呂に入浴したほうが、グゥ〜」(意訳)といった貼り紙があります。露天風
呂からは海、防波堤、ア〜ンド防波堤を散歩する人々が見えます。つまり防波堤を散歩
している人からは…みなまで言わせるでないぞ(何時代?)。
「庄助風呂(男湯)」・内風呂
→熱いです。飲用可(たぶん)
前述のとおりお湯は熱いですが、長く浸かると「さっぱり」した感じになります。「さ
っぱり」した後には、貸切風呂「籠の湯」(もう少し「さっぱり」感堪能しようよ、オ
レ)。約1.5四方の露天岩風呂に巨大な「かご」がかぶさっています。かごの「目」が
意外と細かく、なかなか景色は拝めませんが、外からも拝められる心配はありません。湯
の児温泉全般に言えることですが、露天風呂もしくは「籠の湯」には夕方入浴することを
オススメします。夕陽と海が、まっちんグゥ〜…いや、なんでもないです。数年後、
このレポートをみて「え〜っと、誰のネタだったっけ?」とならないよう、お祈り申
し上げます。エドさん。
「籠の湯」・内部 → ほんとうの「籠」です。
湯の児温泉では初めて、夕陽と海を眺めながら温泉に浸かっています。なかなか「いと
をかし」です。四畳半一間での生活では、西日が室温を必要以上にあげていたことを
思い出しました。「夕陽」と「西日」。同じ自然現象なんですけどね。日本語って…
コワイ。
(入浴日:2008年4月26日)