このHP「試験に絶対でない温泉レポート」を立ち上げる前に、有志に「温泉レポート」
のメールマガジンを(当方より勝手に)送信していました。その栄えある(?)第1回目
が「大野温泉センター」でした。その「メルマガ」の一部を引用してみます。前回訪問時は
ちょうど「ソルトレイクオリンピック」の頃ようです。『・・・名前の由来は、ショート
トラックのアポロ・オーノからではないことは確かです。』 うわー!すいません、ち
ょっと「ハラキリ」をしたいので、誰か介錯をお願いできますか? 今読むと、スン
ゴク恥ずかしいんですけど。とりあえず気をとりなおして。場所は熊本県芦北町、といっ
ても球磨村側の県道27号線(芦北球磨線)沿いにあります。建物全体が「和風」な造りに
なっており、浴室の床や洗い場の桶・椅子も木製で「レトロ」感を醸し出しています。周り
は田んぼと山と小川。「レトロ」感に拍車をかけています。
「大野温泉センター」全景
泉質は「アルカリ性単純温泉」、源泉は31.5℃。入浴料は500円、営業時間は土・
日・祝日は10:00〜21:00(平日は11:00〜20:00)。浴槽の種類は「桧
の大浴場」「露天風呂」「ドライサウナ」「水風呂」。「桧の大浴場」は約7m×4m、温
度計は45℃前後を指していたのでお湯は熱めでしょうか。「露天風呂」は約3畳で、岩造
り(こんな日本語あるのか?)。ボタン式の打たせ湯が2本設置されています。
露天風呂(打たせ湯稼働中)
温度は39℃前後、外観は木塀に覆われてあまり楽しむことは出来ません。お湯そのもの
はほんのわずか青みがかっているような気がします。味・肌触りなどについては特にクセは
ありません。源泉は約1q離れたところから、地下900mからボーリングで汲み上げてい
るとのこと。それと、実は従業員の話では「かけ流し式」だったりします。パンフレットや
施設内にはそのことは全く触れていません(私の見た限りでは)。かなり贅沢です。なんと
なく優雅な気分が味わえます。普段、優雅ではない生活に慣れているだけなので、一層そう
感じるのかもしれません。
なお、家族風呂は五右衛門風呂・桧風呂・岩風呂(1時間1,000円)があるとのこと
ですが、私の知ったことではありません。冒頭の「カミングアウト」が最後まで精神的ダ
メージを引きずっているようです。多分、またしばらくして、この「レポート」を読み
直したときに、「ハラキリ」をしたくなるでしょう。はぁ。
(入浴日:2004年7月5日)