国道268号線の宮崎・鹿児島県境(吉松町鶴丸)に「原口温泉」というデカデカとし
た文字が、イヤでも目に入ります。営業時間は午前7時〜午後10時、泉質は「単純泉」
らしいです。ただ、入口の看板には「鉄と硫黄を多く含み茶褐色『原口のコーヒー湯』
とよばれる程」で、特に皮膚病にはよく効くらしいです。
原口温泉外観(バス停については本文を)
入浴料は250円、なお温泉水は10リットルで1,000円。とすると…やっぱり。
入口には「浴槽内の『お湯』の持ち出しはできません注意ください」の張り紙が。た
だ、浴槽内のお湯は「飲用不可」なんですが…なぜ?
浴槽は内風呂ひとつ。広さは約3×2m・中は仕切が設けられていますが、泉質にはと
くに変化はありません(強いて上げれば泉温が若干違うような…)。泉温は結構熱めです。
ちなみに地温は70℃とのこと。お湯は前述のとおり「コーヒー色」、お湯の味は前述の
とおり「飲用不可」ですが、舐めてみると「得も言われぬ味」がします。それと若干の
硫黄臭。お湯の熱さに慣れるとゆったり浸かれます。お湯の色・臭いの割にはクセがあま
りありませんし。
ただ「コーヒー色」というより、何かに似ているんですよね… う〜ん? ! アレで
す。「イソジン」、うがい薬の。そう考えると「イソジン」から頭から離れません。
「♪ ジンジンジン、コーラとジンでアメリカ人」…このCMは森高千里にとっては
「なかったこと」になっているのでしょう。菊池桃子でいうと「ラ・ムー」みたいな
ものです(本人に確認したわけではありません、あしからず)。
原口温泉内風呂(イソジン色ではなく…)
帰りに受付のおばちゃんにお礼をいって帰ろうとすると、「兄ちゃんは、歩いてきたの
?」とのお尋ね。「いや自家用車ですけど…」と答えて外に出ます。バス停「原口温泉」
があります。おばちゃんはこれで来たと思ったのでしょう、と時刻表を見てみると… 吉
松方面が1本、小林方面が1本。おまけに到着予定時刻がいずれも午後2時。バスで
「原口温泉」で来て、バスで「原口温泉」で帰る。これは「ミッション・インポッシ
ブル」ではないでしょうか? しかし、これを見て「バスが走っているだけまだマシ」
と思ってしまうのは、ワタシだけ?(だいたひかる風)
(入浴日:2004年8月27日)