鹿児島県鶴田町にある「紫尾温泉」。いろいろな温泉本を見ていると、泉質がいいこ
とで結構有名みたいです。つい出来心で、紫尾温泉に寄ってしまいました。紫尾温泉へ
は宮之城町の中心街に行くと、「紫尾温泉」の看板が出ているのでその看板に沿ってい
けばたどり着くと思います(えらくアバウトな説明)。
紫尾温泉「しび荘」入口
紫尾温泉には3軒ほどの温泉宿と、大衆浴場があります。大衆浴場は入浴料100円
とのことですが、今回は奮発して温泉宿のひとつ「しび荘」に入ることにしました。
入浴料は・・・200円。まぁ、価格にすると2倍ですから。泉質は単純硫黄泉。浴
槽の種類は、内湯が2つと露天風呂(混浴)です。露天風呂は温浴ですが、使用する場
合は風呂入口にある「入浴中」の看板を立てて、他人に知らせるシステム(?)になっ
ています。露天風呂の広さは2畳くらい。お湯は硫黄の臭いと若干ユデタマゴの味がし
ます。で、もって・・・イイッスよ。入浴しているとぼーっとして眠くなります。
「しび荘」露天風呂より
一方、内湯は前述のとおり2つあります。地元のおっちゃんが3人入浴していました。
内湯のひとつに入ろうとすると、おっちゃんの1人が、もうひとつの内湯を勧めてくれ
ました。勧めてくれたほうがややぬるく、初めに入ろうとした内湯は・・・「熱っづ」。
あまりにも高温で、膝までしか浸かれませんでした。
おっちゃんたちの話を総合すると、内湯の2つは、それぞれ別の泉源からひいており、
熱い内湯は(温泉の近くにある)紫尾神社の境内を源泉としており、さほど熱くない源
泉は、別にどこぞからひいているみたいです。なんと贅沢な! 源泉一本ください。
紫尾温泉の周辺には、宮之城温泉・鶴田温泉など温泉地があります。今回、宮之城な
どは廻っていませんが、次回宮之城・鶴田付近に行ったら、もう一度紫尾温泉にも行き
たいと思ってしまいました。ちと鄙びた感じが好きな方はオススメです。今時の温泉
(どんなんだ?)が好きな方はどうか分かりませんが・・・
(入浴日:2003年7月26日)