1km先からも見える(?)看板









 今回紹介するのは、鹿児島県財部町にある「たからべ温泉」です。場所は財部駅から車で約10分。

県道2号線から北上すると、
1kmほど手前から大きな看板が目に入ります。
周りが田んぼばかりなの

で、看板がいっそう目立ちます。

 泉質は「炭酸水素塩泉」となっていますが、循環式のためかあまり泉質の特長は感じません。また、

泉源の温度が
30℃を超えないのにやけにお湯が熱い。沸かし湯ですな、これは(誰でも判るって)。

 温泉の種類は、気泡浴・渦流浴・打たせ湯・超音波浴・サウナなどです。露天風呂はありません。

これだけ種類があれば、さぞや広い・・・と思いきや、全然広くありません。なんか、普通の湯船

無理矢理、ジャグジーや電気風呂をつけた感じです。そのため、普通の(何のオプションもない)湯船

のスペースが殆どありません。普通の湯船でも「深浴槽」になっており水深が1m近くあります。また、

浴場の中央に円筒が立っているスペースが打たせ湯になっており、すごい不自然です。ちなみに「渦

流浴」とは、洗濯機のような水流になっている風呂です。私はこれまで一度しか見たことがありませ

(福岡・船小屋温泉の「温泉共和国」)。珍しいと言えば珍しいかも・・・ サウナは遠赤外線で

スペースは3畳くらいで、いたって普通です。 また、飲用で温泉を販売しています。1リットル10

円。

 全体の印象としては「財部町の公衆浴場」といった感じで、他地区からは入りづらいかもしれませ

ん。保健師の健康相談も週1回あるようです
(だから何だといわれても困りますが)。大広間にはカ

ラオケが設置しており、訪問日にはおっちゃんが「みゆき」を熱唱していました。「中島」ではあり

ません。「川中」のほうです
(「井森」だったら怖かった・・・)。 

 少し南に行けば、泣く子もだまる(?)霧島温泉郷があるので、ここに寄ることは殆どないかもし

れません。ただ、「公衆浴場」的な雰囲気はなかなか霧島では味わえないので、マニアックな人には

いい・・・のかなぁ?

 余談ですが、ひなびた感じが好きな人には、塩浸温泉・安楽温泉(牧園町)、日当山温泉(隼人町)

どがあります。この辺りは、後日調査のうえ、報告いたします。


                                           (入浴日:2003年1月12日)