今回は、桜島にある「古里(ふるさと)観光ホテル」です(行政区は鹿児島市)。場所は
桜島の南側、国道224号線沿いにあります。入浴料は1,050円とやや高め。泉質は
「ナトリウム−塩化物温泉」、風呂の種類は露天風呂(打たせ湯・寝湯含む)と内風呂の2
つです。まず、受付に行くと浴衣(?)を渡されました。露天風呂は混浴ですが、浴衣着用
で入浴とのこと。露天風呂へ向かうには、(斜め下に移動する)エレベータを利用します。
海辺の龍神露天風呂(海側より撮影)
露天風呂は海に面しており、海水プールが併設されています。露天の湯船はかなり広く、
泉温はぬるめです(源泉温度約45℃)。また、「海辺の龍神露天風呂」と名乗っているせ
いか(日本語としてはおかしい)、仏像や鳥居、神木らしきものが多く見受けられます。仏
像と鳥居が並立しているのはちと変な気がしますが(神仏習合?)。
いずれにせよ、ロケーション的には最高です。ただ、浴衣着用の入浴は慣れないと気持
ちが悪いです。おまけに水(温泉)を含んだ浴衣は重い・・・ 移動が大変です。
打たせ湯については水圧がすくなく、寝湯は水深が浅すぎます。
次に内湯。露天風呂の派手さとはうって変わって、えらく地味です。きちんと清掃等はゆ
き届いているんですが、施設そのもの古さは否めません。広さは6畳くらいでしょうか。特
にこれといったオプションもありません。あと、露天風呂及び内風呂は循環式ではないよう
ですが、内風呂は飲用不可となっていますし、露天も杓子や飲用場などはありません(1階
ロビーには飲用場あり)。
海辺の龍神露天風呂(島影は薩摩半島)
再度書きますが、露天風呂のロケーションは最高です。入浴客(宿泊客)も結構いました。
泉質も悪くないと思います。
ただし、桜島降灰時には臨時の清掃が入る(とパンフレットに記載している)ので要注意で
す。桜島爆発時は入浴不可と思われます。
(入浴日:2003年3月8日)