地図で見る限りでは「すんごい所」にありそうです。出水市の「湯川内温泉『かじか荘』」。
場所は国道328号線を出水市から宮之城町へ向かう途中に「出水市民の森」の案内板が出てき
ます。その途中に「湯川内温泉」の看板が出てきますので、その看板に従っていくと見えてきま
す。地図上では「すんごい所」にありそうですが、狭い道ではあるものの、整備されています。
この「湯川内温泉」は1754年に発見され、島津家御用達の温泉として利用されてきたとのこ
と。パンフレットでは「1754年」とは、「暴れん坊将軍で有名な吉宗没後2年」。…吉宗自
身、まさか約250年後に「暴れん坊将軍」とサプライズなニックネームを付けられるとは
思ってなかったでしょうに。
湯川内温泉「かじか荘」宿泊棟
→近くには「落石注意」の看板が…
温泉に着くと、歴史を感じさせる宿泊棟が見えてきます(部屋からは天草諸島が見えるらし
い)。泉質は「単純硫黄泉」、泉温は約38℃(よって、冬期は沸かすそうです)。入浴料は3
00円で日帰り入浴の営業時間帯は7:00〜21:00です。温泉は内風呂2ヶ所。宿泊棟近
くにひとつ(以下「下湯」)、その宿泊棟から少し登ったところの「離れ」にひとつ(以下「上
湯」)。途中に現在使われているかどうか分からないプールや、本殿が見あたらない「温泉神社」
と書かれた鳥居がありますが、気の利いた「ツッコミ」ができそうにないので、ノーコメント。
下湯は約2×3.5mの広さで、縁が木枠で、底に石と砂利が詰めてあります(ほか1m四方の
水風呂あり)。上湯は約2.5×1.5mの広さで、造りは上湯とほぼ一緒です。また、上湯・下
湯とも水深が約1mとやや深めです。下湯は入浴客が多かったので、上湯から入浴することにしま
した。味・臭いについては「硫黄臭(味)」、色は無色、肌ざわりにクセはありません。個人的な
感想。…キター!!「ストライク!!」です。泉質といい、泉温といい、ピンポイントです。
上湯の底も座石と砂利が敷いているのですが、その砂利が足裏を刺激し、「気持ちイイ〜!!
フォー!!」。
湯川内温泉「かじか荘」(上湯)
→「下湯」は入浴客ロットオブのため撮影できませんでした。
ただし、入浴(宿泊)客は多いです。建物に貼られていた「鹿児島県の温泉番付」では、この
「湯川内温泉」は「東の横綱」にランクされていました。個人的には「マイナー」な温泉と思って
いたのですが、かなり「メジャー」だったのですね。失礼しました。
ただ、お湯はやはり「メジャー」級です。
(入浴日:2005年8月26日)