「割烹旅館 みどり屋」です。場所は上之湯公衆浴場の近く、城後川に平行した道
路沿いにあります。上之湯公衆浴場入浴後、毛穴も3分咲きとなったところで(?)、
みどり屋に向かいますが、駐車場が見当たらず、旅館に駐車場の場所を電話で確認する
と、「旅館前の黄色い車のある敷地ですよ」とのこと。黄色い車…イエローキャブ…
野田社長の後任って誰だ? と、毒にも薬にもならないことを考えつつ、旅館前に
向かうと、歴史ある看板が野田社長…もとい、客人を迎えてくれます。扉の貼り紙
には、与謝野晶子が宿泊した宿とのことです。建物は、若干のリフォームを除いて、昭
和4年に建設された当時のままだそうです。
「みどり屋」全景
→ 駐車場は(写っていませんが)左手。
玄関で声をかけると、元気のいい女将さんがTシャツ姿で奥から出てきました。浴室
は地階にあり、急な階段を降りていきます。泉質、泉温については、成分表が見つから
なったので確認できませんでした。日帰り入浴は、時間帯は10:00〜21:00、
料金は300円です。女将さんからのメッセージでは、日帰り入浴の際も事前に電話を
してもらったほうがありがたいとのことです。
「みどり屋」 玄関
→ 中央近くに「大きな古時計」
(今はもう動かない)
浴室は「みどり」と「さくら」の2つあります。今回、入浴したのは「みどり」の内
風呂(約2×2m)です。お湯は若干熱めで、肌さわりは「ぬるぬる」しています。
「みどり」・内風呂
→ 窓から城後川が見えます。
建物全体がレトロ…というより歴史があります。ワタクシ個人としては好きな雰囲気
です。入浴後に女将さんと少々雑談。女将さんによれば、以前はこの「みどり屋」、温
泉を源泉から直接引いていたのですが、現在はホテルも新たにできたので「分湯方式」
でお湯を配分することになったこと、また、玄関に置いている大きな時計は、「修理で
きる人が鹿児島市内にいるが、運搬や修理に費用がかかって動かないままになっている」
ことなどを話していただきました。
倉庫の中から見事カムバックした看板。
なお、前出の「歴史ある看板」については、「以前は倉庫においていたが、宿泊客か
ら雰囲気があるから、看板として使ったほうがいいと言われて、飾るようになった」と
のことでしたが…ワタクシには気の利いたアドバイスは持ち合わせていません。
アドバイスも持ち合わせていないワタクシへ女将さんから、ペットボトルに入った温泉
水をいただきました。
このお礼は…野田社長がしてくれると思います(なんで?)
(入浴日:2011年7月2日)