菱刈町「やまびこ荘」。しかし、叫んでも「やまびこ」は返ってきません。だって、ご主人
留守だから… 場所は国道268号線沿い、北側に「山田温泉」が見える交差点を曲がってすぐ
のところにあります。
「犬、猫、ペットちゃんたちの湯」
→我が家では「流し台」と呼ばれているモノです。
「鹿児島温泉大図鑑(斯文堂)」によれば、「宿泊客のいない昼間などが穴場の時間帯。狙
って行ってみては。」とも「主人が不在の時もあるので事前連絡を忘れずに」とも書いてあ
ります。この2つの文章から言えることは「宿泊客のいない昼間などは主人不在時が多い」
という結論に達することは容易です。でも、来ちゃったよ、昼間に。
まず、施設の前には「足湯」(約1畳)と「ペット湯」(ふつーのシンク)があります。それ
ぞれ50円と100円。そして、施設内…誰もいません。ウロウロしていると、隣の畑で作業して
いる「おじちゃん」と目が合い軽く会釈&軽く事情聴取。やはりご主人は留守でした。が。「温泉
入りに来たの? お金置いて入っていけば?」と意外な一言。誰に渡せばいいのでしょうか?
すると、そのおじちゃん、「オレが預かっておくよ」…いいの? と思いつつ。200円を
おじちゃんに掴ませて、無人の施設へ。
「やまびこ荘」内風呂
→外の景色は…失念したしました。
前出「大図鑑」によれば、日帰りの営業時間帯は9:00〜17:00とありますが、店先にあ
る看板の営業時間帯は、目張りで隠していましたので「ニントモカントモ」な状態です。泉質は
「炭酸水素塩泉」。泉温については不明ですが、沸かしているものと思われ、若干炭酸の味がしま
す。臭い及び肌触りに関しては、特にクセはありません。浴室は約2畳半ほどの浴槽のみ。浴槽が
狭いこともあり、かけ流し式です。多分。
ご主人は留守でしたが、泉温は適温に保たれていていました(訪問時は)。他に入浴客がいなけ
れば、快適に浸かることが出来ます。前出おじちゃんによると、「しばらくは(ご主人は)戻って
こない」とのことでした。他人事ながら気になります。大丈夫なのか? それと、他人事ではあり
ませんが、私が渡した200円も気になります。いやいや、おじちゃん、貴方を信じています
よ。ホントに。
(入浴日:2005年1月8日)